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AIとの戯れ。 してその先は?「やって見なきゃ、わかんないんだろう」

狼煙のろし

狼に煙と書いて「のろし」
狼の糞を乾燥させ燃え盛る藁などにそれを混ぜると真っ直ぐに煙が立ち昇るという。

「見ろ! 大きな狼煙をげておる。
どこぞの誰かは知らなんだが立派な狼煙じゃ」
ムラのおさは遠くに立ち昇るその消えゆく様をしばらく眺めていた。
「どれだけの糞を集めりゃよかじゃろうの~」


僕は自宅の庭でするBBQの後の残り火で暖を取っていた。
父さんは釜の底に散らばる炭火を中央にかき集めて 爺さんの爺さん、そのまた爺さんがたきぎの火を見ながらいつも口を継いでこんな事を話してくれたんだと僕に教えた。
小さく灯る種炭の炎は今も紅く揺れている。

父さんが僕に聞いた。
「なぁ、AIったぁ 何でも出来るんだな。 手相占いまでやってくれるんだと。 結構当たってるんだとよ」

「えー? 手相まで? ……でも出来ないはずはないよね、人生相談何かも出来るのかもね」
僕は適当に返した。


「なぁ、AIで手早く作れる世界はどんな世界になるんだ? 映画のエキストラさえも作れたり、音楽もシナリオまで主題歌まで作れて、間違ってヒットなんてしたら誰が歌うんだ?」

「アバターも綺麗な人になってCMなんかにも露出し出すんだから、そのアバターが歌うんだよ」


ヒットするとか、誰が歌うんだ? とかそんな事聞いちゃいないんだよ! みたいな不機嫌な顔をして父さんは僕を睨みつけた。

「どんな世界か?」だ!
日本中、いや世界中でこんなん出来ました!
様々な主張の狼煙がお前には見えないのか?
どの分野とか関係なく乱立状態だ。

世界中のAI信奉者が狼煙を上げる。
その煙が地球を包む。

煙の中から真の輝きが大きな光となって世界を救う!
そんな事じゃないんだよ!
そんな綺麗ごとじゃないんだ!

父さんの一方的な話を聞いてたんだけど心の中がモヤモヤしてきたんだ。

父さん! 何を言ってるの?
何が言いたいの?
全然わかんないよ! なんて思ってたらさ~


「いいか、狼煙は狼の食べた糞を原料に乾燥させたものだ。 その狼は今、何処にいる? 絶滅だ!
誰がそうさせた? 俺たち人間だ! 時代が違う?
狼煙とは関係ない? 凶暴な狼を子供から守るため、家畜の動物から守るため狼を狩ってきたんだ。
まことしやかに反論する者たちの言い分はいつもそうだ。 その時は未来を見通したかのようにお父さんたちは納得させられた」

父さんが熱を帯びた話を始めたら終わらない。
一瞬の言葉のキレを突いて僕は口を挟んだ。

「そうだね。 原子力発電所の設置も地中の断層のデータをベースに議論して結局それも曖昧なデータだった。当時の最高水準の研究データだ!とか言われてね。 津波の高さを計算して擁壁で囲った!とかなんかそんな事あったよね。
で、それとAIとなんの関係があるのさ? AIが狼と同じように絶滅するの? えー⤴!?」

狼煙の立ち昇る煙を見てみろ。あれは過去に生きた者らの魂が天上に登っているんだ。
AIのデータは過去の蓄積された魂で構成されたものだろう? その魂で皆思い思いに情報発信をしているんだろう?
狼は何を食ったんだ? 子供か? 家畜か?
それは何のために狼は食ったんだ?
人間を困らせるためだったか? 人間の視点では恐れられる対象物かもしれないが、地球規模でみたら食物連鎖の頂点だ。 絶滅させられる筋合いはないし人間にその絶滅させても良いと許可をだす神様も存在しない。 単なる人間のエゴだ!

ほら! 父さんのマシンガントークは止まらない。
僕の口挟んだ事で火に油を差してしまった。

でも、興味が無い事もない。 そろそろ結論が出そうなのでもう少し付き合ってやろう。
(ただ、雰囲気でそう感じるんだ)
ふうん、そして…僕は(  °-°  )こんな顔して大きく息を吸い込んで続きを待った。

狼が食物連鎖の頂点だという事はわかった。
いいか、 AIの蓄積は正しいのかそうじゃないのか、狼の食べたものは害するものなのか自然を守るためなのか、それは問題が起きてからでないと分からない。

「お前、そうだと思わないか?」
父さんからのいきなりのファイナルアンサー?
が僕に向けられた。

だったら父さんもAIを使いこなせば?
って思って 皮肉ぽく言ったんだ
「でも、やって見なきゃ、わかんないんだろう」
って。

大人って、だから嫌いなんだ。
流行りものには打算的に物事みて
金になりそうなら褒めちぎって落ち目になると手のひら返す。
父さんの事だ、「そうだな」と言って何かし出すはずだよ。(*´︶`)

「やって見なきゃ、わかんないんだろう」か。
確かにそうだな。

ほらね。(*^^*)

だがな「それは何のために狼は食ったんだ?」
と「AIの蓄積された過去の魂のデータ」
そしてAIそのものが個々人と対応していく中でそのデータさえも雲の中で集約されて過去のデータに蓄積されて進化するらしい。
いい事ばかり聞こえるみたいだけど
言わば統計の不備による間違った回答も起こりうる。ってこともあるって事さ。

「うん、それで」

「爺さんが言ってたんだと、
どれだけの糞を集めりゃよかじゃろうの」
って。

「フーン、そうなの!」

父さんがニヤけて僕を見た。

イヤイヤ、💦 そんな親父ギャグ言ってるつもり
僕はないから~😭



AIとの戯れ
それは、時代を切り裂く、ナイフを秘めた出来事。
魅力的なその後ろ姿に惹き付けられる何かを私たちは見ているのかもしれない。


(*ˊ˘ˋ*)。♪:*° 無糖 缶  2025.0616
AI 古代の狼煙に通じる ロマンを感じた。

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