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介護で「おしゃれの仕方」を忘れてしまった

フルタイムで働きながら、
父の介護をしていた時期がありました。

この時に失ったもの。

それは、
「おしゃれをすること」

おしゃれが好きだったのに、
「おしゃれの仕方を忘れた」
んです。

介護は、
常に時間との戦い。

自分にかまっている時間なんて、
なかった。

実家から会社までの通勤時間は、
約2時間。

出勤前に、
父の朝ご飯を用意する。

デイサービスのない日は、
昼ご飯も用意する。

母の仏壇に、
お水とご飯をお供えする。

雨戸を開ける。

ゴミの日は、
ゴミをまとめて
収集場所まで持って行く。

自分のことは、

顔を洗って、
歯を磨いて、
化粧水とクリーム、
日焼け止めを塗り、

最後にフェイスパウダー
をはたく。

眉毛とマスカラ、
口紅を塗る。

以上。

洋服は、
秒で着られるワンピース。

頭からかぶって、
はい、完了!

洗顔から着替えまで、
約15分。

こんな生活を
2年半続けていました。

自宅での介護が難しくなり、
父は施設へ入所。

ようやく、
自分の時間が持てるように。

今まで、
介護をがんばってきたから、
これからは自分のために生きよう
って思った。

もともと、
おしゃれが好きだったのに、

いざ、おしゃれをしようとしても
おしゃれの仕方がわからない。

2年半の間、
コロナ禍ということもあって、

洋服はすべて
生協のカタログで購入。

選ぶのは、
かぶるだけのワンピースばかり。

コロナ前に通っていた、
表参道のインポート物を扱う
ブティックが閉店して

洋服をどこで買えばいいのかも
わからない。

お店の前を通っても、
「こんな通販の服じゃ…」

と、お店に入ることすら
ためらってしまう。

気に入ってる服がないから、
「着る服がない」

だから、また通販で買う。

気に入っていない服ばかりが、
クローゼットに増えていった。

以前は、気に入った服が
たくさんありすぎて、
選ぶのが大変だったのに。

お気に入りの服が
どこに売っているのか?

そもそも、
お気に入りの服、
似合う服がわからない。

気に入っていない通販のワンピじゃ
メイクをする気にもなれない。

どんどん、
ダサくなっている。

そんな時、

トータルビューティー講座を
見つけたんです。

スキンケア、メイク、
ヘアスタイル、
ファッション全般を学ぶ、

3カ月のオンライン講座。

最初は、
自分がダサすぎて、
自撮りするのが苦痛だった。

何を着ても、
なんか変。

服を買いに行っても、
何を買ったらいいのかわからず、

講師の先生に写真を送って、

「これは買いですか?
やめた方がいいですか?」

なんて聞いたりしてた。

でも、
3カ月後には、
また、おしゃれを楽しめるように
なったんです。

そして、
会社の後輩に、

「にしかわさん、なんか前より
おしゃれになりましたよね?」

と言われ、
「わかったぁー」
と、気を良くした。

さらに、
久しぶりに会った元上司には、

「小綺麗になったなー。
寿司でも食いに行くか!」

と言われ、
お寿司をごちそうになりました。

あの時、勇気を出して、
プロの手を借りて、
本当によかった。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

定年後、会社員を卒業して
経験を活かした仕事するための
準備を始めました。

例えば、
更年期世代を対象にした
健康と美容に関する
コンテンツを作ったり。

「時間とお金は、
医療ではなく、好きなことに使う」
そんな高齢者を目指し、
それが当たり前の世の中にしたい。

と言うと、
「そんなこと出来ないよ」
「貯金した方がいいよ」
「定年後も契約員で働いた方がいいよ」
言われます(笑)

でも、無視してやります!

定年まで、
3年10ヵ月13日

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