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ロンドンに夜は来ない

今海外のホテルでこの記事をしたためている





やった。遂にこのカッコいい書き出しで始めてしまった。


どうも、世界を股にぶっかけてアチーっと叫ぶ変態ことマイトンです(キリッ)


#挨拶文を楽しもう
#Let’s enjoy your original aisatsu-bun!


これを機に世界を旅しながら物書きで飯を食うという椎名誠的生活をしたいと強く憧れるが、その生活からは遥か2億光年後ろをフヨフヨ飛んでいるちっぽけな私は書くネタに困っている。

海外旅行と言えばハプニングが付きもの。行ってしまえばネタの1個や2個すぐできるっしょ⤴︎とタカを括ってきたもののまだ大して見つからないのだ。
とりあえず普段やりもしない映画の紹介なんてやってみたがこれじゃない感は否めない。

そこで到着してからを振り返りながら、どこか引っかかるポイントがないかあなたも私と一緒に探して欲しい。

え?一緒に探すの?
と思ったあなた。

そうだ、一緒に探していただこう。最初からそう言っている。もう、話聞いてないの?早く行くわよ!



まずヒースロー空港に到着。東京と比べると体感で5度以上は気温が低い。
空港からロンドン市街までは車で30分ほどかかる。事前調べではUberが安いとのことだが、ここは名物ブラックキャブを選択する。

何故なら以前アメリカでUberに乗った時、空港への入口にどうしても入れなくて空港の周りを無駄に3週したことがあったからだ。
陽気な西海岸のお兄さんは愛想も良く会話も弾んだが、いざ空港に近づくとターミナルへの入口を華麗に行き過ごした。

「ソーリーソーリー、次は大丈夫!」

と言いながらもまた会話に夢中になり次もスルー。


おいおいネタかよと思ったらその次も入れず、四周目にしてようやく空港に入ることに成功した。

その時はまるでボーリングでターキーを出した時のようなテンションでお互いハイタッチ、いやHi Fiveで喜び、アプリでも高評価を付けた。

その後荷物を預けながらだんだん冷静になってくると、やっぱりアイツ仕事できてないやん、と気付き、それからUberは信用できねぇと思っている。


ブラックキャブは特になんの愛想もない。淡々と仕事をこなし、一言も会話せず、Uberの2倍の料金をウバって行った。円安がひどいので30分で16000円。会社持ちじゃなかったら絶対乗れない高級な乗り物だった。

ホテルに着くと陽気なスタッフが出迎えてくれた。訛りが酷くて聞き取るのが難しい。

朝食は付いてないプランなので別料金になること。
エレベーターはその廊下の先にあるということ。
ルームキーをかざさないとエレベーターは動かないということ。
今回20泊なのでデポジットで1000ポンド必要ということ。
そして最後に言われたのが、部屋の清掃は基本入らないからやって欲しい時に言ってね、ということ。

果たして部屋の清掃に入らないってあるのか。
20泊だぞ?いいのか?ここで私がかたくなに清掃させなかったらあなたのホテルの一室が汚部屋になるのだ。清掃与奪の権利は私が握っている。そこのところ分かっているのか?

脳内でそんなことを考えながらも聞き間違いかを確認するのも面倒だった。
とりあえず「サンキュー サンキュー」と長旅で疲れていたサンキューおじさんは受け取ったルームキーを手に部屋に向かうことにした。




部屋はモダンな雰囲気でキレイではあるがかなり狭い。
クイーンサイズのベッドがズドンと部屋の真ん中にありそれ以外のスペースはほとんどない。

日本のビジネスホテルですか

ミニバーも非常に小さな冷蔵庫があるのみでご飯を置くスペースすらない。
救いだったのは電気ポットがあったことくらいか。

お風呂はやはり浴槽はなくガラス張りのシャワールームのみ。ここは想定通りではある。

これで1泊5万円。20泊で百万円。ひえっ。

ここで3週間生きていくのか。やや暗澹たる気分にはなったが、とりあえず毎日外食する訳にもいかないのでホテル周辺を散策することにした。

これまた事前調べではホテルの周辺はロンドンの中でも治安が悪いらしい。これは暗くなると1人でウロつくのは危ない。なんとか明るいうちに食べ物を手に入れなければ。

街中なので飲食店は多くみられるが、どう見ても美味しくなさそうなチェーン店のハンバーガーみたいなのが千円くらいしている。今私に必要なのはスーパーだ。スーパーでパンとチーズとハムを買えば数日朝ご飯には困らない。あとは飲み物。

スーパーはどこですか?スーパーを私にください。

フラフラとロンドンの街を散策するも方向音痴な私は当然のようになかなかお目当てのスーパーを見つけられない。

ようやく見つけたコンビニのような小さな店舗。
ここはスーパーではない。
でも私には時間がないのだ。すぐそこまで夕闇が迫っているのだ。急いでいくつか食品を買う。

これで3千円って。


暗くならないうちにと慌てて部屋に戻ったのが19時。

そこからシャワーを浴びて、モソモソの何の肉かわからないチキンフィレバーガーを食べ、布団に潜り込んだ。

窓の外を見ると一向に暗くなる気配がない。時間は夜21時を過ぎている。

そうか、ロンドンって白夜なんだ!




…それから1時間もしないうちに外は暗くなった。ちゃんと夜はやって来た。

1時間前に「Stap細胞は ありまーす」よろしく「イギリスに白夜は ありまーす」と叫んだ世紀の大発見を恥じながら意識を失い長い長い最初の一日が終わったのだった。





そしてあれから2日経った今、部屋にはやはり清掃が入っていない。私のリスニングは正しかったことが証明されて嬉しい。



ここまでで引っかかるポイントは見つかっただろうか?

え、ないって?ですよね。私もまだ見つかっていない。見つかっていないが、映画の紹介文もこの旅行記みたいなのも書いてみることに意味があると考えている。

というのも以前コニシ木の子さんがこんなことを言ってくれたのだ。
ちゃんと読んでないので詳しく覚えてないが確かこんな感じだ。

「あなたは相当におかしいひとだ。そのまま進みなさい。そして色々書きなさい。いつか書けなくなった時に色々書いてたらきっとその書いてたものがあなたの血となり肉となり、書いたものがいつかあなたをたすけてくれて、その書けなくなった時に書ける幅がひろがってるんとちゃいますか」と。


だって路地裏行きたいんだもの


そして参加してます。

狂乱の15日目

#66日ライラン
#挨拶文を楽しもう
#なんのはなしですか
#賑やかし帯

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