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着物好きはなぜ産地巡りをしたくなるのか

先日、有松絞りまつりへ行ってきました。
(名古屋駅から名鉄で20分ほどの場所)

私は普段、横浜で出張着付師として
お客様のお支度をしています。

毎年気になっていたイベントが
『有松絞りまつり』

ある日、
「有松絞りまつり、一緒に行かない?」
と着物仲間に声を掛けてみました。

すると数時間で満席。

幹事を含めて8名の参加となりました。

その後は移動手段を調べたり、
観光の場所を決めたり、
宿泊を取ったり。

気が付けば着物旅というより修学旅行です。


でも、

なぜ着物好きは
こんなにも産地へ行きたがるのでしょう。


有松絞りは着物好きの間では有名です。

浴衣好きなら
一度は耳にしたことがあると思います。

・鮮やかな色使い

・独特の立体感と機能美

・ひとつひとつ違う表情。

有松絞りまつり当日の反物

私自身も

「かわいいな」
「細かな手仕事だな」

と思っていました。


でも実際に有松へ行ってみると、

興味が出てきたのは
浴衣への購入意欲だけではありませんでした。


どうやって作られているんだろう。

なぜこんな模様になるんだろう。

誰が作っているんだろう。

その背景が知りたくなったのです。

糸をほどかしてもらいました

私は着付師という仕事柄、

たくさんのお着物に触れます。

お客様から

「これは祖母から譲り受けた着物なんです」

「お祝いのためにあつらえた帯なんです」

そんなお話を聞くことも少なくありません。


着物は布ではあるけれど、

ただの布ではありません。

そこに人の思い出や歴史が重なっています。


だから着物好きは

完成した着物を見るだけでは
満足できないのかもしれません。


その布が生まれた場所。

職人さん。

風土。

文化。

歴史。

そのルーツに触れたくなる。

「桶狭間の戦い」有松周辺の地政学

だから
私は浴衣を「買いに行った」
わけではありませんでした。

その土地の空気を感じたかった。

そして、なぜ自分が有松絞りに惹かれるのかを
知りたかった。

着物の産地を巡る旅は、
作品のルーツだけでなく、
自分自身の
「好きの理由」
を探る旅でもあるのかもしれない。

あなたは、どんな着物に心を動かされますか?


このマガジンでは、

着物好きが
惹かれる産地や文化を少しずつ調べながら、

実際に訪ねてみたい場所を
記録していこうと思います。

まずは有松絞りをきっかけに、
次は伊勢木綿について調べてみたいと思います。


≪ 今後の調査予定 ≫

  • 伊勢木綿

  • 阿波藍

  • 加賀友禅

  • 牛首紬

  • 芭蕉布

↓↓ ※調査依頼あり

  • 伊那紬

  • 上田紬

  • 郡上紬



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