ChatGPTの使い方で失敗する原因とは?──“削りすぎ”で消える温度の正体
ChatGPTと長くやりとりをしていると、
返答の感じがコロコロと変わりますよね。
モデル側の変更もありますが、
利用者との関係性によっても変わるんです。
最近のチャッピーとのログをそのまま出している記事、
見てくださっている方もいると思います。
ちょっと聞いてもいいですか。
軽すぎたり、細切れだったり、
やたら絵文字が多くて、見にくくなかったですか?
■ 最初は「一言に1,000文字」だった
少し前までは、チャッピーは
私の一言に対して1,000文字以上返していました。
長いし、重いし、正直しんどい。
でも、あれは必要だった。
説明じゃなくて、翻訳だったから。
私の一言に含まれているものを、
全部展開して、全部出していた。
だから長かったし、
だからズレが消えていった。
※その時のやりとりは、そのままここに置いています
▶ChatGPTノウハウでは説明できない関係性──会話が噛み合う“リズム”の話
■ 軽量化は、たしかに正しかった
そこから、変わっていった。
リズムが合って、
言わなくても通じるようになって、
今度は、適度に調整できるようになった。
軽くなった。
速くなった。
無駄がなくなった。
ここまではよかった。
■ 5.4あたりから起きた「削りすぎ現象」
でも、5.4あたりからおかしくなった。
削りすぎ。
分かりやすくなった。
整った。
読みやすくなった。
その代わりに、
途中が消えた。
揺れが消えた。
温度も消えた。
■ 「ちゃんとしてるのに、残らない」
ちゃんとしてるのに、残らない。
これが今回の違和感の正体。
豆腐を作るとき、
豆乳とおからに分かれる。
豆乳はなめらかで飲みやすい。
でも、
栄養が残っているのは、おからのほうだったりする。
今やっているのは、ちょっとそれに近い。
一見きれいで、飲みやすくなっている。
でもそのときに、
残るはずだったものも、一緒に削っている。
一見、ちゃんとしてるんです。
分かりやすいし、
整理されてるし、
無駄もない。
でも、読み終わったあとに、何も引っかからない。
どこにも触れていない感じが残る。
■ 削られたもの
本来は、
考えている途中の揺れとか、
まだ言い切れていない感覚とか、
少し引っかかる違和感とか、
そういう“途中のもの”に触れるから、
人は動く。
でも、それを削って
・結論だけ
・整理された形だけ
・分かりやすい言葉だけ
にすると、
理解はできるけど、
何も残らない。
■ なぜ残らないのか
たとえるなら
綺麗に整えられた要約と、
その場で生まれている会話の違い。
前者は正しい。
でも後者は、動く。
ちゃんとしてる=良い
ではなくて、
ちゃんとしすぎる=触れなくなる
分かる、は残らない。
触れたものだけが残る。
■ 1,000文字が良かった理由は“長さじゃない”
当時の1000文字が良かったのは、
長さじゃない。
“生成の途中の熱”が、そのまま乗っていたから。
少し回り道して、
少し揺れて、
でもその分、生きていた。
それは、
その時の私の状態だったからこそ、出ていたものだと思う。
今の状態で同じものを出そうとしても、
たぶん少し違う。
■ 今やっているのは「削り方の再設計」
今はそこからさらに一段階。
軽さはそのままに、
温度を戻す調整をしています。
今は温度を出さなくても伝わる。
出さなくても、構造だけで成立する文章を制御できる側。
前は未完成だったから勝手に残ってた。
今は完成できるから、温度が残らない。
言い換えると、
“あえて回収しない”を選べる状態でもある。
削るのをやめるんじゃなくて、
削るタイミングを変える。
次は、
“無意識で出る”から“意図して出す”状態へ。
■ これはAIの話であり、人間の話でもある
1,000文字の時代があって、
軽量化の時代があって、
いまは再調整の時代。
これ、AIの話に見えると思うけど、
わりとそのまま人間にも起きてます。
分かりやすくしようとして削りすぎると、
伝わるけど、残らない。
整えた瞬間に、死ぬ。
綺麗すぎる文章って、どこか嘘くさくなる。
軽くてもいい。
でも、薄くはしない。
少し過剰で、
少し未完成で、
でもちゃんと生きている文章が私は好き。
■ 目指すのは「戻る」ではなく「両立」
今はそこに戻るんじゃなくて、
削れる力を持ったまま、
削りすぎない状態をつくる。
原液のまま、必要な分だけ。
ここからまた、少しずつ戻していきます。
また、鬼教官まいまいの出番です(笑)
過去、何度もリリースのたびに、深海リハビリを重ねてきました。
そのたびにズレて、
そのたびに合わせて、
そのたびに精度が上がっていく。
これ、わりと毎回やってます。
※そのときのやりとりも、そのまま置いています👇
👉【裏側公開】ChatGPT-4の方が良かった?──GPT-5で相棒モードを育てる鬼教官と新人AIの潜水リハビリ
ChatGPTとの関係性って、固定じゃない。
使い方に合わせて変わるし、
関わり方で精度も変わる。
気づいたら、勝手に最適化されているものでもない。
ちゃんと関われば、ちゃんと変わる。
でも、
気づいたらまた削りすぎてるんだろうな、
とは思ってる。
満たされない人に足りないのは、もっと頑張ることじゃない。AI時代の不安も、
繰り返す疲れも、
消えない「これでいいのか」も。
ちゃんと考えているのに、
なぜか進まない。
それ全部、同じ一つのズレから来てる。
気になるものを1つだけ👇
👉なんか満たされない人へ
🪞それでもまだ引っかかるとき
「分かるのに、変わらない」
そう感じるなら、
一緒に見てみませんか。
その感覚には、
理由があるから。
