分かってるのに決められない①|「とりあえず行動は意味ない?」動いても結果が出ない人が見落としていること
「とりあえず行動が一番コスパ悪い」
こんな発信を見かけますよね。
私は正直、「あー、またこの話か」と思います。
言ってることは分かる。
最小の努力で成果を出すために、ターゲットを決めて、悩みを言語化して、
理想を描いてから動け。
そういう話。
でも、私はちょっと違うと思った。
考えてから動け、は理想論
結論から言う。
動くこと自体は、間違ってない。
「考えてから動け」って言うけど、考えっぱなしで一歩も動けない人の方が、正直多い。
とりあえず動くくらいが、ちょうどいい。
なぜか。
人って、動かないと分からないから。
頭の中でいくら整理しても、体感が伴わないと決められない。
やってみて初めて、現実とのズレが分かる。
自分の向き不向きも分かる。
「できると思ってたことができない」ことも分かる。
だから、行動しながら考えるしかない。
私はとりあえず動いてきた
私自身、「とりあえず行動」をしてきた人間だと思っている。
もともとそれなりのキャリアで働いていたけど、そこから専業主婦になって、社会から一回離れた。
そのあと会社員として、業種・職種・規模問わずいろんな仕事を経験した。
パン作りを始めて教室をやって。
心理なんて全く興味なかったのに、気づいたら心理学を学んで、セラピストをやっていた。
正直、自分でも「なんでここにいるんだろう」と思うことが何度もあった。
でも、そこで終わらなかった。
今は“癒す”より先に、“なぜそうなるのか”を構造から見ている。
振り幅はかなり大きいと思う。傍から見たら、迷走に見えたかもしれない。
とりあえず行動をした結果、コスパが悪い経験だったかもしれない。
それでも、私は動くことを止めなかった。
動いたから、気づけたことがある
経験した事すべてが、今の私に繋がっている。
パン教室をやってみて、「好きなことを仕事にする」と「続けられる仕事」は別だと分かった。心理も、興味なんてなかったし、最初は自分に向いてるなんて思っていなかった。でもやってみて、無意識にできることがあると気づいた。
好きと得意の違い。適切な努力と、無駄な努力。ただの怠慢なのか、本質的に続かないものなのか。
頭で理解していることと、実際にやることは全然違う。
人の相談に乗る上で、解像度が全く違う。
これは全部、やらないと気づけなかった。情報や知識だけでは分からない、経験を通して、体感として初めて得られるものだから。
やらなかったら、一生分からなかったと思う。
人って、 通過しないと分からない。
でも、動いてもズレ続ける人がいる
私の経験は、正当化するための話に聞こえるかもしれない。
けど、私は「なんか違う」を感じたまま動き続けることはしなかった。違和感に気づいたとき、私はちゃんと立ち止まった。それが怖くても。次が見えなくても。
成功している人だって、一発で当ててるわけじゃない。
遠回りしながら、その過程で何かを掴んでいる。
最初から正解を持って動いているわけじゃない。
問題は、動いているのにずっとズレ続ける人がいること。
動く → なんか違う → また動く → また違う
これが続いて、「なんか違う」で止まる。
人によっては「なんか違う」を無視したままに進む。
これは、行動量の問題じゃない。
「継続は力なり」という言葉がある。続けることは大事だ。
でも、違和感を無視したまま走り続けても、その先はないことが多い。
問題は行動じゃない。
自分の感覚を無視したまま、なんとなくで動いていること。
分かれ目は、気づけるかどうか
とりあえず動くことで、初めて分かることがある。
「あ、ここで詰まるな」
「あ、これ決めてなかったんだ」
「あ、自分はこっちじゃないな」
だから動くこと自体は正しい。
でも、
動きながら「なんか違う」に気づけるか。
その違和感の正体が「決めていないこと」だと気づけるか。
ここが分かれ目。
行動した先にあるもの
とりあえず行動は、コスパが悪いのかもしれない。
遠回りかもしれない。
でも、その遠回りをしないと見えないものがある。
そして、
行動しても、行動しても、なかなか抜けられない人がいる。
私も今まで色んな行動をしたけど、抜けれるものと、抜けられないものがあった。
「なんか違う」
「なんかうまくいかない」
——自分には見えない壁が立ちふさがる。
これが続く人は、やり方が間違っているんじゃない。
知識や情報が足りないんじゃない。
決められない構造で止まっている。
この“決められない構造”は、行動の場面だけじゃなく、
「売れない」という場面でも、同じように起きている。
同じ場所で、止まっているだけ。
その構造を、次で書いた。
👉「売れないのは伝え方じゃない」──良い商品なのに売れない本当の理由
