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「ホワイトカラーは7〜8割消える」──AI時代に起きる仕事の大変化

※本記事は構造ハブ
【保存版】努力大国・日本の正体──AI時代、決めない社会の静かな恐怖
内のAI時代シリーズ1️⃣です。



AIの話になると、よくこう言われます。

「新しい仕事が生まれる」
「人間は創造的な仕事に移る」

もちろん、それも一部は本当かもしれません。

でも、そんな綺麗な話ではない。

そうはっきり言う人もいます。

「本当に経済合理的に世の中が動いたら
ホワイトカラーは7〜8割消えます」

そんな風に言われたら、
今後の生活どうしようと怖くなる方が多いのではないでしょうか。

これは動画内で、冨山和彦さんが語っていた言葉です。

冨山和彦|日本共創プラットフォーム(JPiX)会長 1960年生まれ。東大法学部卒。在学中に司法試験合格、スタンフォード大学でMBA取得。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表を歴任。2003年産業再生機構COOに就任。解散後、2007年経営共創基盤(IGPI)を設立しCEO。メルカリ社外取締役。

https://www.youtube.com/watch?v=CqQfVJvS-H8

私はこの言葉を聞いたとき、
正直こう思いました。

「ここまで、
はっきり言う人がちゃんといたんだ」

これが、最初の感想です。

今回の「努力大国シリーズ」で書いてきたことは、
まさにこの未来の結果を説明しているからです。

かなり強い言葉です。

でも、ここで終わりません。

彼はさらにこう続けます。

「この10年、てれっと会社いって
パチパチパソコンに向かって
仕事してるのかしてないのかわからないのに
ダラダラ資料作って給料もらえてたのが
今までがおかしいんです」

……言い方はかなり辛辣です。

けれど、
多くの人がどこかで感じていた違和感でもあるのではないでしょうか。

これは「AIが仕事を奪う」という単純な話ではありません。

社会の構造が、いま大きく変わり始めているという話です。

(私は冨山さんの発言を聞いて、少し嬉しくなってしまいました。
withchatを読んでいる方なら分かると思いますが、私が誰かの言葉に素直に頷くのは、かなり珍しいことです(笑))


「資料を作る仕事」が消える

少し冷静に考えてみよう。

いまのホワイトカラーの仕事の多くは、
こんな構造になっています。

・誰かが資料を作る
・誰かが資料をチェックする
・誰かが資料を承認する
・誰かが資料を共有する

資料を中心に回る仕事

です。

そしてこれは、

評価レイヤーの仕事

でもあります。

でもここにAIが入るとどうなるか。

・資料作成 → AI
・要約 → AI
・分析 → AI
・レポート → AI

ほとんど自動化できます。

資料の回覧板で成立していた仕事

が消える。

だから冨山さんはこう言う。

「ちょっと有名な大学出てる漫然とホワイトカラーが
一番全滅ですよ」

かなり皮肉な言い方ですが、
構造としては確かにそうなります。


一番危ないのは誰か

動画の中では、
こんな話も出ていました。

デスクワークの多くは

情報の中間加工

だということ。

その一例として、
経営企画の仕事も挙げられていました。

冨山さんはかなりストレートに言います。

「彼らは何も価値を生み出していない」

これもかなり強い言葉です。

でも企業の中にいる人ほど
思い当たる節があるのではないでしょうか。

・チェック
・レビュー
・承認
・評価
・調整

こうした仕事は

価値を生み出している仕事ではない。

価値を作っているのは

・営業
・現場
・製造
・開発

などの人たち。

そして、最終的な意思決定は社長。

つまり、

意思決定していない戦略部署

が存在する。

実際、私も過去に
上記職種の人と話したときに何度も思いました。

「この人、自分で意思決定してないな」

と。

資料は作る。
分析もする。

でも、

最後の判断はしない。

考える仕事をしているようで、
責任を取る仕事はしていない。

これはAI時代では
かなり危ないポジションになります。

※具体的な話は以下にてお伝えしています。
📊 実例シリーズ|社内バトルで止まる意思決定


経営者が一番焦っている

さらに冨山さんは
経営者視点でもこう言っています。

「この10年以内に
こういったホワイトカラーを整理しないと
会社は非常に厳しい状態になります」

これはかなりリアルな話です。

AIが入ると

・人件費
・効率
・生産性

すべて比較されます。

そのときに必ず出てくる問いがあります。

「この仕事、本当に人間がやる必要ある?」

その問いに対して

「なくてもいい」

と答えられてしまう可能性の方が高い。

これは

AIの問題ではなく

経営の問題

です。

私はこれを

評価代替社会

と呼んでいます。

AIによって
評価・分析・説明といった知的労働が代替されていく社会。

これまで価値を持っていた

・解説する人
・分析する人
・情報を整理する人

の役割が、AIへ移行していく。

そして人間の価値の中心は

評価すること
から
意思決定すること
へ移動していきます。

AIは評価できる。

でも、責任を取ることはできない。


では何が残るのか

ここで重要な話があります。

冨山さんは
「全部の仕事が消える」と言っているわけではない。

その一例として、こう言っています。

営業は残る。

なぜか。

営業は

・人間関係
・交渉
・責任
・意思決定

が絡む仕事だからです。

営業は、

価値を生む最前線

です。

AIは、

・顧客と信頼関係を作る
・その場で判断する
・リスクを背負う

ことはできません。

だから、

責任を伴う仕事は残る。

私が第4章で書いた
営業の重要性はここにもあります。

▶第4章|営業軽視企業はなぜ原資を積み上げられないのか


問題はもっと深いところにある

ただ、ここで一つ大きな問題があります。

この話を聞いて、
多くの人はこう思うはずです。

「じゃあ自分はどうすればいいの?」

ホワイトカラーは危ない。
営業は残る。

でも

・営業向いてない
・ブルーカラー?
・AI使う仕事?

正直、簡単には答えは出ません。

そしてもう一つ。

そもそも日本人は

自分で進路を決めること自体が苦手。

なぜなら、

・正解を覚える教育
・コンセンサス文化
・他人評価

こういう社会構造の中で
生きてきたからです。

AI時代の問題は
仕事の問題だけではありません。

もっと根っこにあります。

それは、

「自分で意思決定できない社会」

決めない社会、という構造です。


動画と私の視点の違い

動画が扱っているのは

仕事の構造

です。

どの職種が残るのか
どの職種が減るのか

・ホワイトカラー
・ブルーカラー
・コンサル
・営業

といった

職業の未来の話です。

一方で、
私が見ているのは

もう一段奥にある

人間の構造です。

例えば

・なぜ会議が決まらないのか
・なぜ同じ問題が繰り返されるのか
・なぜ判断が先送りされるのか
・なぜ優秀な人ほど疲弊するのか

これは職種の問題というより

前提構造の問題

です。

冨山さんは

その構造から生まれる現象

を語っており、

私は

問題を生む構造

を扱っている。

例えば今回の動画で語られている

・ホワイトカラーが消える
・資料仕事が消える
・経営企画が危ない

こうした話はすべて

です。

しかし煙は、勝手に生まれるわけではありません。

煙を生み出している

火元

があります。

私が見ているのは、

その火元のほうです。

冨山さんは

「何が消えるのか」

を語っていて、

私は

「なぜそうなるのか」

という火元を見ています。

現象を見ているか、構造を見ているかの違いです。


なぜ日本人は決められないのか

実はこの構造については、
これまでの記事でも何度も書いてきました。

努力大国シリーズの中でも。

そして今回の動画でも
同じ問題が指摘されています。

AIの問題は、
仕事の問題だけではありません。

もっと根っこにある。

日本人が
なぜ決められないのか。

なぜ
正解を探し続けてしまうのか。

実はこの構造、
AI時代にかなり弱い。

この話は
次の記事で整理していきます。

もっと根深いところにある、

「AIに消されるのは仕事ではない。
正解を覚える人だ」

という話を、次の記事で整理します。


🪞ここで止まる人へ

ここまで読んで、

「確かにそうだ」と感じたなら、
一度だけ確認させてください。

この問題、
あなたは“自分で決めて進めそうですか?”

もし今、

・何が正解か分からない
・考えているのに決めきれない
・同じところで止まり続けている

そう感じているなら、

それは能力の問題ではなく、
前提の構造の問題です。

そしてこの構造は、

自分では観測できません。

意思決定の起点を観測する



🔁 全体構造はこちら
【保存版】努力大国・日本の正体──AI時代、決めない社会の静かな恐怖


1️⃣なんか満たされない。幸せってなに?
「これでいいはずなのに」が消えない理由

2️⃣このまま働き続けていいのか分からない
AI時代、“決めてない人”は止まる

3️⃣安心しても、また不安に戻る
▶ “足りない”が終わらない設計の正体

4️⃣人と話したあと、なぜか疲れる
▶ 会話が噛み合わない本当の理由

🪞考えているのに進まないとき

ズレたまま考えていると、
どれだけ考えても進みません。

その悩み、どこでズレたかを15分で特定する

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