大切な友人に接するように自分に接してみませんか?
まじめな人ほど、自分に厳しくなりやすい
日々まじめに生きている人ほど、
知らず知らずのうちに、自分に厳しくなっていることがあります。
「もっとがんばらなきゃ」
「こんな自分じゃだめだ」
「ちゃんとできない自分には、価値がない」
そんなふうに、心のどこかで自分を責め続けていることに、
ふと気づく瞬間があるかもしれません。
もし、大切な友人だったら?
ここで、少し想像してみてください。
もし、あなたの大切な友人が、
「私、うまくできなかった…」「またダメだった…」と落ち込んでいたら、
あなたはどんなふうに声をかけるでしょうか?
きっと、
「そんなに自分を責めなくていいよ」
「がんばってるの、ちゃんと知ってるよ」
「失敗しても、あなたはあなたで大丈夫だよ」
そんなふうに、
あたたかく、優しい言葉をかけるのではないでしょうか。
自分にも、そのまなざしを向けていい
では、なぜ、自分自身には
そんなふうに優しくできないのでしょう。
完璧じゃなきゃダメだとか、
失敗は許されないとか、
そんな厳しいルールを、自分にだけ課してしまう。
でも、本当は、
誰よりも先に、
自分自身にやさしいまなざしを向けていいのだと思うのです。
誰かを愛するように、
自分のことも、そっと抱きしめる。
そんな選択肢が、
ここにあるのだということを、
今日、思い出してみませんか。
セルフコンパッション──自分を大切にする、もうひとつのあり方
心理学では、
自分にやさしいまなざしを向けることを
「セルフコンパッション」と呼びます。
セルフコンパッションとは、
失敗したとき、弱さを感じたとき、
自分を責めるのではなく、
「そんな自分も受けとめていい」と静かに許すこと。
完璧じゃなくても、
間違っても、
落ち込んでも、
そのままの自分に「いていいよ」と言ってあげること。
それは、
自分を甘やかすことでも、
自分を正当化することでもありません。
ただ、
「私は人間だから、うまくいかないこともある」
「そんなときこそ、自分にやさしくあっていい」
そう思える、もうひとつの選択肢を
自分自身にプレゼントすることなのです。
今日できる、小さなセルフコンパッション
今日できる、小さなやさしさを、自分に向けてみてください。
例えば、失敗したとき
「うまくいかなかったけど、そんな日もあるよ。」
「挑戦した自分を、ちゃんと見てるよ。」
「できなかったことより、がんばろうとしたことを大切にしよう。」
例えば、焦っているとき
「そんなに急がなくても、大丈夫。」
「一歩ずつでいい。ちゃんと前に進んでるから。」
「今ここにいるだけでも、じゅうぶんなんだよ。」
例えば、恥ずかしさを感じたとき
「恥ずかしいのは、ちゃんと感じている証拠だね。」
「その感情も、大切に抱きしめていいんだよ。」
「誰にだって、そういう瞬間はあるよ。あなたも大丈夫。」
そんな、小さなやさしさが、
少しずつ、少しずつ、
心の奥に染み込んでいきます。
誰かに優しくできるあなたなら、
きっと、自分にも優しくできるはずです。
大切な友人にかけるような言葉を、
今日、そっと自分にもかけてみてください。
あなたがあなたを、大切にできる一日になりますように。
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