昭和の会社、電話が一番怖かった!
私は、昭和の時代、様々な会社で働かせてもらいましたが、営業所での勤務が多かったんです。
新社会人になりたての頃、一番怖かったのが「電話」でした。
営業さんやメンテナンスの男性陣もいましたが、女性の事務員が電話を取るのが、暗黙の了解でした。
その当時は、スマホもなく家の電話のみ。
学生時代は、親や親類、友人と電話で話すだけでしたから、お客様からの電話を取るというのは、まったく別物でした。
こちらから名乗り、会社名を伝え、お客様のお名前を聞いて書きとる。
ここで最初の関門です。
関門1:名前が聞き取れない、分からない
その場合は、
「申し訳ございません、もう一度お名前をお願いいたします」
と聞き直さなければなりません。
そして、やっと本題に入ります。商品の注文を受けたり、営業さんやメンテナンスさんへ電話を繋いだり。
次の関門は――
関門2:クレーム対応
商品が届いていない、商品の不具合、数量間違い。
これは本当に怖かったですね。
誰かが、聞いているのに忘れてしまったり、思い込みでミスをしてしまったりと、ケアレスミスが、一番の原因でした。
そして最大の関門。
関門3:お客様の怒り対応
クレームが過熱してくると、怒りが止まらなくなる方もいらっしゃいました。声を荒げたり、「責任者を出せ」と言われたり。
当然、こちらに非があれば、まずは謝ります。
でも、相手の怒りMAX状態です。
電話口で、大声で怒鳴られると、受話器を少し耳から離し、聞こえなくなると、また口元へ戻して、「はい…」と相づちを打つ。
これが、延々と続くと、正直「勘弁してくださいよ~」と思ったものです。
意外に思われるかもしれませんが、女性からのクレームも執拗な場合がありました。
弁が立つので、延々と追い詰められ、最後には「あなたの名前は?」と聞かれ、本社へ言うと脅されることもありました。

でも、その人は、そうしたい人なのだと、今は思えます。怒っている時というのは、誰でも興奮してしまうものですからね。
困るのは、どうすれば納得してもらえるのかを言ってくれない場合でした。
「こうしてくれたら許す」と言ってもらえれば、解決への第一歩になります。
ただ、怒りたいだけで、どうしても許してもらえないとなると、もうどうしていいか分かりません。
大阪弁で失礼しますが、まさに――
「どうせえいうねん~~~~~」
これでした。
電話で怒られて、よく泣かされました。
今思うと、私は、
悔しかったし、腹も立っていたんだと思います。
それでも、昭和の会社は、土曜出勤も隔週。週5日、朝から電話は鳴りっぱなしでした。
退社時間まで様々な要件の電話を受け続けるうちに、1000本ノックのように、半年も過ぎた頃には、電話が怖くなくなっていました。
だから今、新社会人になって電話対応が怖い人へ。
大丈夫です。
不安でも、怖くても、必ず慣れます。
ド天然の私が言うのですから、間違いありません(笑)
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