見出し画像

【北海道ツーリング】富良野の朝、ライダーハウスの強烈な洗礼と美しきダート、そして帰路へ

雨の暗闇の中、なんとか宿泊させてくれた富良野の宿「ライダーハウス ヒグマ」。
現役の猟師さんがオーナーを務めるという、なんとも個性派の宿で一晩を過ごし、翌朝を迎えました。
北海道に上陸して以来、いまひとつ天気には恵まれなかったのですが、この日の富良野は見事な晴天。
私とZRXに乗る友人は、「早く富良野を回ろう」と早々にバイクへ荷物を積み込み、出発の準備を整えていました。
するとそこへ、オーナーがいきなり出てきて一言。
「だから本州の人間はダメなんだ!」
私と友人は何が起きたか分からず、ただキョトンとするばかり。
するとオーナーは「いいから、こっちに来い!」と、私たちをワンボックス車に乗せました。

困惑のドライブ、その先に出会った富良野の絶景

訳も分からないまま、他のお客さんと一緒にオーナーの車に同乗し、どこかへ向かいます。
車を走らせながら、オーナーがこう言いました。
「だから昨夜、富良野の名所を教えるから遠慮なく言ってくれって言ったのに。それなのに何も言わずに行こうとするから、連れてってやる!」
怒られたわけではなく、実はオーナーなりの不器用な優しさだったのです。
案内された場所は、これぞ北海道と言わんばかりの、広大で自然豊かな美しい絶景スポットでした。
それまでホテルやロッジなど、一般的な宿泊施設しか泊まったことがなかった私にとって、このライダーハウスの洗礼はインパクトが強すぎ、最初は困惑しかありませんでした。
しかし、30年以上経った今でも鮮明に記憶に残っており、「あの時、泊まって本当に良かったな」としみじみ感じています。

富良野にて

最高の相棒「DR350」と、北の大地を駆ける!

「ライダースハウスヒグマ」のオーナーにしっかりとお礼の挨拶を済ませ、いよいよ出発の時。
ここからはZRXに乗る友人としばし別行動をとり、私は愛車「DR350」のアクセルを開け、富良野周辺のダートコースを目指しました。
今回の旅のスケジュールでは、北海道の奥深くにある本格的な林道まで走り込む時間はありませんでした。
しかし、目の前にどこまでも広がる広大なダート路を、自分の愛車で疾走できただけでも、十分に大満足!胸が高鳴る最高の瞬間でした。

富良野のダート路にて
広大な富良野のダート路
私と愛車DR350

旅の余韻に浸りながら、最北の地から帰路へ

心地よい充実感に包まれながら、その後は札幌、そして憧れの稚内へと名所を巡ります。
北の大地の空気を肌で感じながら走り続け、最後は苫小牧からカーフェリーに乗り込み、茨城の大洗港へ。
波に揺られながら、楽しかった旅の記憶が頭をよぎります。

稚内にて。

計画通りにいかないからこそ、旅は面白い

こうして、私の初めての北海道ツーリングは幕を閉じました。
お世辞にも効率の良いきれいなルート選択とは言えず、決して計画通りにはいきませんでしたが、だからこそ一瞬一瞬が鮮烈で、生涯忘れることのない大切な思い出となりました。
「また、いつか絶対に北海道ツーリングへ行くぞ!」
そんな熱い想いを静かに心に抱きながら、初めての北海道ツーリングの思い出を締めくくりたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!