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アートなチート作品、展示中

4月から、してぃーがーるになった歴女。
この子、実は芸術方面にもなかなかのセンスがある。
絵画も造形も、けっこう上手い。

進路を考えていたときには、美大も候補にあがったくらいだ。

ただ、本人いわく。
ずーっと作品を作り続けるのは嫌らしい。

好きなときに、気が向いたときに、ちょろっと何かを作る。
それが好きなんだそうだ。

なるほど。
そういう楽しみ方もあるよね。

そんなしてぃーがーると、近所のショッピングモールで開催されていた現代ガラスアートの展示を見に行ってきた。

わたしは芸術とは縁遠い。
絵を描けば、かなりの画伯ぶり。
手先は超不器用。 

なので、現代アートなんて、正直よくわからない。

実際、見ていても、

「……これは、いったい何を表現しているんだろう。」

という作品ばかり。

現代アート。
本当に自由だ。
自由すぎる。  

よく見たら、人の顔が無表情で貼り付いている作品なんかもあった。

「ひっっ。」

声が出そうになった。

そして「創」という作品。
私は医療の人なので、

「創……?」

となった。

え?

きず?

芸術作品を見に来ているのに、頭の中が医療用語に引っ張られる。

さらに「細胞壁」という作品があった。

これは当然気になる。

じーっと見る。

「細胞の質感が足りん。」

などと思ってしまった。

何者なんだ…。

作者さん、ごめんなさい。
私は、決して芸術を語れるような人間ではありません。


本当は、してぃーがーるといろいろ話しながら見たかった。

「これどう思う?」

とか、

「これは何を表現してるんだろうね。」

とか。

せっかく芸術的センスのある子と来たのだから、いろいろ聞いてみたかった。

しかし。
やっぱりいつものように、塩対応。

淡々と作品を見て、淡々と歩いていく。

こちらだけが、

「これってどういうことなんだろうね。」

などと勝手に盛り上がっている。

それでも、ひとつだけ。
ふたりで盛り上がった作品があった。

十二支。
これはわかった。 

小声で、

「虎はこれだよ。」

「え? 豹柄っぽくない?」

「牛がおらんよ。」

「どれ?」

などと、ふたりで十二支を探す。

現代アートについて熱く語り合う。
……のではなく、 十二支の答え合わせをする。

でも、楽しかった。

私はアンケートにも、せっかくだから熱い思いをこめようと思っていた。

いろいろ見た。
いろいろ考えた。
芸術とは何なのか。
現代アートとは何なのか。

そんな余韻に浸りながら、アンケートを書こうとしていた。

「さ、かえろ。」

余韻、いっさいなし。

してぃーがーる、以前よりいっそうクールに洗練された…。


さて、帰宅。
チワワ、 おすわり。

目、きらん。

おやつ待つ。

意味?
人間との共生。

意図?
欲望。

コンセプト?
待つ。

制作意図?
圧。

作者のコメント?
「早よ。」


現代チート展 in 我が家。

この夏も、そして秋からもずっと絶賛開催中。

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