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【広島】大和ミュージアム

次の目的地は大和ミュージアム。

造船の街・呉にある、戦艦「大和」の博物館である。

男のロマンがギュウギュウに詰まった場所。

楽しみである。

到着。

まず目の前に現れるのは、

どデカい艦隊。

「おぉ!かっこいい!これが大和か!」

……違った。

あちらは海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」。

いきなり戦艦と潜水艦を間違える。

知識レベルがバレた。

まずは腹ごしらえ。

ここへ来たなら食べるものは決まっている。

海軍カレー。

艦長がお出迎えしてくれるお店へ入る。

もちろん海軍カレーとレモンソーダを注文。

1,850円。

一瞬だけ、

「海軍って儲かるんだな。」

と思ってしまった。

いや違う。

観光地価格である。

一口食べる。

……。

カレーだった。

期待を裏切らない。

カレーは世界を救う。

気を取り直してミュージアムへ。

入った瞬間、

目の前に現れる戦艦「大和」。

……の10分の1模型。

「模型」と聞いていた。

しかし目の前に立つと、

「これ本当に10分の1?」

オジサンの中では、

模型=プラモデル。

完全にスケール感が崩壊した。

実物だったら、

もう町である。

館内を歩く。

巨大なスクリュー。

巨大な砲弾。

分厚い装甲板。

全部デカい。

昔の日本人、

「とりあえず大きくしよう。」

という発想だったらしい。

嫌いじゃない。

むしろそういうロマンは大好物である。

展示を見ていると、

造船技術や科学技術の紹介も多い。

「なるほど。」

「へぇ~。」

と感心していたのに、

途中から頭の中は、

「で、これどうやって浮くの?」

しか残らない。

鉄である。

重そうである。

でも浮くらしい。

科学とは不思議である。

さらに歩く。

零戦。

人間魚雷「回天」。

魚雷。

エンジン。

資料。

映像。

気付けば、

展示を見ているのか、

説明文を読んでいるのか、

自分でも分からなくなってくる。

完全に自由研究モードである。

そして思う。

昔の技術者たちは本当にすごい。

図面を引き、

巨大な船を造り、

海へ浮かべる。

ロマンしかない。

……でも。

そのロマンは、

戦争という現実の中で生まれたものでもあった。

技術そのものに善悪はない。

それをどう使うかで、

人を守る力にも、

人を傷つける力にもなる。

戦艦大和は、

技術の結晶であり、

戦争の象徴でもある。

その両方を知ることができた。

男のロマンにワクワクしながら、

最後は平和について静かに考えさせられる。

そんな博物館だった。

帰りにお土産コーナーへ。

レトルト海軍カレー。

500円。

あぁ……。

「これ買って帰れば、3杯いけるんだな。」

最後まで現実に引き戻されるオジサンであった。


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