さいはひ「与論島の夜回り」
与論島、茶花与論銀座通り
潮の香りが、風にゆれてくる。
昼の喧騒が嘘みたいに、島は静けさに包まれとる。
茶花の灯りがほのかにともって、銀座通りの石量が月を返す。
誰かの笑い声が、遠くで消えていく。
なんもないけど、なんかある。
人のぬくもりが、ちゃんと残っとる。
この島の夜は、優しゅうて、あったかい。
エンジンの鼓動だけが、今日もちゃんと、わたしを連れてくれる。
見守るように、ただ走るだけ。
それが、わたしの夜回りや。
夜回りや
波の音して
島眠る

⚠️背景画はイメージです。
