福島芝2000m(夏) データ分析ワイド軸候補探索①血統編
7月12日の七夕賞に向けて、福島芝2000mを徹底的に掘っていきます。
今回のテーマは血統です。
福島芝2000mは、ただスタミナがあればいいコースではありません。
小回りで早めに動ける機動力。
3〜4コーナーから脚を使い続けられる持続力。
前半から流れても最後まで踏ん張れる消耗戦耐性。
一瞬のキレだけでは届かない。
後方で脚を溜めるだけでも届かない。
4角までに射程圏へ入り、そこからもう一度踏ん張れる血統。
私はここを血統面から探していきます。
今回は以下の3方向から整理しました。
夏の福島芝2000m・種牡馬成績
夏の福島芝2000m・母父成績
道悪時の小回り3場芝2000m成績
七夕賞はハンデ戦です。
人気や近走着順だけでは拾えない馬が、血統適性ひとつで一変することがあります。
ここで狙わないと次は売れる。
そんな血統を先に押さえておきます。
今回の集計条件
夏の福島芝2000m
対象:福島芝2000m
期間:2016.06.01〜2026.06.28
対象月:6月・7月・8月
種牡馬:N数7以上
母父:N数7以上
道悪時
対象:福島・小倉・札幌
距離:芝2000m
期間:2016.06.01〜2026.06.28
対象月:6月・7月・8月
馬場:稍重・重・不良
種牡馬:N数3以上
母父:N数3以上
通常データはN数7以上に絞り、道悪データは出走数自体が少なくなるためN数3以上を対象にしています。
ただし、N数3〜5の血統は本線評価ではなく、穴材料・仮説として扱います。
福島芝2000mは、持続力勝負
福島芝2000mは、芝1800mよりもスタート地点が200m後方になります。
最初のコーナーまでの距離が長くなる分、先行争いが激しくなりやすい。
さらに直線が短いため、後方で待ち続ける馬は間に合いません。
重要なのは、
前半の流れに対応できる
コーナーで置かれない
3〜4角から長く脚を使える
最後まで脚色が鈍らない
という能力です。
総合まとめ表
これだけでも覚えて帰っていただければ!
以下で詳細を深ぼっていきます。

種牡馬編
最上位はオルフェーヴル
通常の夏福島芝2000mでは、
5-3-2-22
N数32
複勝率31.3%
単回値95
複回値155
N数を確保しながら複勝回収値155。
小回りで早めに動く競馬、上がりの掛かる消耗戦、長く脚を使うロングスパート。
福島芝2000mで求められる要素と噛み合っています。
さらに道悪の小回り3場でも、
N数34
複勝率32.4%
単回値111
複回値198
良馬場でも強く、雨が降ればさらに評価を上げられる血統です。
エイシンフラッシュは通常馬場でも道悪でも強い
通常の夏福島では、
N数13
複勝率38.5%
単回値319
複回値192
道悪の小回り3場では、
N数16
複勝率56.3%
単回値259
複回値242
通常馬場でも高回収。
雨が降ると好走率まで大きく上がります。
ある程度の位置を取りながら、コーナーから長く脚を使えるタイプを特に評価したい血統です。
ドリームジャーニーは小回り性能が高い
通常の夏福島では、
N数10
複勝率60.0%
単回値180
複回値136
同じステイゴールド系でも、ゴールドシップより明確に成績が上です。
これは単なるスタミナではなく、小回りでの反応と機動力の差と見ています。
バゴはワイド向き
N数11
複勝率36.4%
単回値0
複回値149
勝利はありませんが、11頭中4頭が馬券内。
単勝で頭を狙うより、タフな流れで2、3着に残る馬を拾う血統です。
ワイドBOXの相手として面白い。
エピファネイアとシルバーステートは安定型
エピファネイアはN数24、複勝率37.5%、複回値102。
シルバーステートはN数16、複勝率43.8%、複回値101。
大穴を連発する血統ではありませんが、福島芝2000mへの適性は素直に認めていい数字です。
サトノダイヤモンドは2、3着候補
N数15
複勝率46.7%
単回値14
複回値97
勝ち切るというより、2、3着に残るタイプ。
単勝ではなく、ワイドの相手として扱いたい血統です。
キズナももちろん走る。ただし売れてしまっている
N数21
複勝率38.1%
単回値92
複回値73
適性自体は明確です。
ただし、福島芝2000mに強いことが知られている分、馬券的な妙味は不足しています。
そのため「キズナだから買い」ではなく、前走内容、斤量、脚質、枠順まで揃った時に評価します。
ハービンジャーとマンハッタンカフェは穴で注意
ハービンジャーはN数57、複勝率21.1%、複回値119。
マンハッタンカフェはN数19、複勝率21.1%、単回値506、複回値117。
どちらも安定軸ではありませんが、人気薄での激走を拾いたい血統です。
母父編
母父ハービンジャーが突出
N数11
複勝率72.7%
単回値215
複回値174
11頭中8頭が馬券内。
父側のスピードや機動力に、母父ハービンジャーの持続力とパワーが加わる形を高く評価します。
母父キングカメハメハは安定を証明済み
N数39
複勝率30.8%
単回値80
複回値252
サンプル数と回収値を両立しています。
父キングカメハメハは勝ち切れていませんが、
母父に入ると一気に馬券的な妙味が増します。
母父アグネスタキオンは道悪でさらに上昇
通常の夏福島では、
N数43
複勝率32.6%
複回値125
道悪の小回り3場では、
N数39
複勝率38.5%
複回値277
勝率は低くても2、3着が多い。
ワイド・複勝で評価したい母父です。
母父ルーラーシップとアドマイヤムーン
ルーラーシップはN数12、複勝率50.0%。
アドマイヤムーンは通常馬場で複回値188、道悪で複回値219。
特にアドマイヤムーンは、馬場を問わず高回収。
父がパワー・スタミナ型なら、母父からスピードと機動力を補える点を評価します。
タニノギムレットは父より母父。その数字が強烈
N数13
複勝率30.8%
単回値573
複回値153
父としてより、母父として持続力と底力を補完する形を評価したい血統です。
道悪編
道悪で評価を上げたい種牡馬
エイシンフラッシュ
N数16
複勝率56.3%
単回値259
複回値242
通常馬場でも優秀ですが、雨でさらに好走率が上がります。
キタサンブラック
N数15
複勝率40.0%
単回値713
複回値265
先行力、持続力、パワーが道悪の小回り2000mに噛み合っています。
オルフェーヴル
N数34
複勝率32.4%
単回値111
複回値198
良馬場でも道悪でも評価できる中心血統です。
ゴールドシップ
通常の夏福島では複回値71。
道悪の小回り3場では複回値135。
良馬場より、時計が掛かってスタミナとパワーを要求される馬場で評価を上げます。
レイデオロ
N数9
複勝率55.6%
複回値244
勝利はありませんが、ワイド相手として面白い。
ダノンバラード
N数7
複勝率42.9%
単回値338
複回値208
小回り、持続戦、時計の掛かる馬場が合います。
道悪の母父はアグネスタキオン
N数39で複勝率38.5%、複回値277。
道悪の小回り芝2000mで、2、3着に残る母父として高く評価します。
母父クロフネは人気薄で警戒
N数42
複勝率21.4%
複回値157
好走率は高くありませんが、大きなサンプルで複回値157。
荒れた芝でダート的なパワーが生きる可能性があります。
N数3〜5の外国血統は穴材料まで
Pure Prize
Dansili
More Than Ready
Teofilo
などは高回収ですが、N数3〜5が中心です。
血統名だけで本線にはせず、父との組み合わせ、脚質、実際の道悪実績まで確認します。
馬場状態別の使い分け
良馬場
通常の夏福島芝2000mデータを優先します。
オルフェーヴル
エイシンフラッシュ
ドリームジャーニー
バゴ
母父ハービンジャー
母父キングカメハメハ
稍重
通常データを基本に、道悪データを補助加点します。
エイシンフラッシュ
キタサンブラック
オルフェーヴル
母父アグネスタキオン
母父アドマイヤムーン
重・不良
道悪小回り3場の比重を大きくします。
エイシンフラッシュ
キタサンブラック
オルフェーヴル
ゴールドシップ
マンハッタンカフェ
ダノンバラード
母父アグネスタキオン
母父クロフネ
血統評価の最終結論
夏の福島芝2000mで狙いたいのは、
父に消耗戦耐性と小回り機動力を持ち、
母父に持続力や基礎スピードを補完する血統が入る馬。
です。
良馬場では、オルフェーヴル、エイシンフラッシュ、ドリームジャーニー、母父ハービンジャー、母父キングカメハメハを中心に評価。
雨が降れば、キタサンブラック、ゴールドシップ、母父アグネスタキオンを引き上げます。
ただし、血統だけで本命は決めません。
前走内容
斤量
枠順
脚質
展開
当日の馬場
ここまで揃って初めて、七夕賞で買える馬になります。
馬柱以上に中身がある血統を、今年の七夕賞で拾います。
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