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オーストラリアに来て2ヶ月、働く気が少しずつ消えていっている...

オーストラリアに来て2か月が経った。

最初の頃はちゃんと焦っていた。「早く仕事を見つけなきゃ、動かなきゃ」と。 でも今の私は、正直なところ、働く気が少しずつ消えていっている。

理由は、この国の空気だ。 カフェでもビーチでも、人々は急がないし、誰も無理に頑張っていない。そのゆったりとした時間の流れに、私も知らないうちに影響されている。

ただ、それは悪いことばかりではない。 出発前にある程度の貯金をしてきたおかげで、生活に追い詰められていない。それに、大好きなJ-POP、特にCity Popを聴きながら、キラキラしたビーチ沿いや豊かな自然の中を楽しく散歩する時間。これが、今の私のメンタルを保つのに欠かせないルーティンになっている。

「今しかできない生き方をしたい」という願いは、ある意味ちゃんと叶っている。

でも同時に、ひとつ気づいたことがある。 海外に行けばやりたいことが自然と見つかると思っていたけれど、そんなに甘くはなかった。まだ何も決まっていないまま、時間だけが過ぎていく感覚。

それでも、この時間が無意味だとは思わない。 日本の社会を離れたことで、いろんなことを客観的に見られるようになった。何より、この「のんびりしているのに成立している社会」を観察しているだけで、十分おもしろいと思ってしまう自分がいる。効率や成果だけではない生き方が、ここには普通に存在する。

そして、もうひとつ正直な気持ちがある。 日本に戻ったら、また東京で満員電車に揺られながら働くのだろう。それが、今の私には少し怖い。

何かを見つけたわけでも、前に進んでいるわけでもない。 「働く気が消えていく自分」と「いつか現実に戻る自分」の間で揺れながら、ただ時間を過ごしている。

もしこのまま何も変わらなかったら、それは少し怖い。 でも、何かが大きく変わる前の時間って、たぶんいつもこんな感じなのかもしれない。

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