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真説! ボディメカニクス

 本内容は“身-体工房 ほ”がおこなっている講座『真説!ボディメカニクス』を簡略化した内容です。参加されたことがある方には復習として、されてない方は「こんな考え方もあるんだ」というきっかけにしていただければ幸いです。

身-体工房 ほ ホームページはコチラ
https://karadakoubou-ho.jimdofree.com/


1.ボディメカニクスってなに?

ボディメカニクスとは、医療や福祉業界の書籍や動画を観るとよく目にします。特に福祉業界では、対象となる高齢者、障害者の方へ実際の介助の際に、自分と相手との体格差があっても、自分の筋力が少なくても、双方の身体に負担なく介助おこなうための技法となっています。

これは介護の養成研修である介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー)、介護福祉士実務者研修、また介護福祉士の養成校などの養成機関では必ず学びます。

しかしながら福祉業界の特に、介護支援現場においては「腰痛」が職業病の1つにあげられています。
実際の現場を見ていると、その要因の1つとして「ボディメカニクスが使えていない」ことが非常に多いのです。

「ちゃんと意識している」
「ちゃんと使っている」

という方は多くいらっしゃいますが、やはり使えていないことが多いのが現状です。

これは「ボディメカニクスを正しく理解していない」ということが要因の1つです。これは実に重要な問題で、前述した養成機関の実際をみると、テキストで数ページ(一番少ないもので2ページ)、実際の授業では映像を観るだけ、テキストを読むだけというところがあったりします。
これでは正しく理解できないのは当然のことです。

私も介護福祉士の養成校で教員をしていましたが、ボディメカニクスに与えられる時間は1コマぐらい(1コマ=90分)。実際のところ私は概論だけで2コマ、実際の介護支援技術の時間でことあるごとに伝えていました。
介護福祉士の養成校は2年間ですので、私個人としてはボディメカニクスの基礎だけで1年、実際の場面で1年を費やしても良いと思っています。

現在は養成校が閉校となってしまっているので、定期的にボディメカニクスの講座を自前で開催しています(CMです)

本書は定期講座で伝えている内容の一部ですが、「なぜ活用できないのか」を含め、「どうすれば活用できるのか」のヒントになるように記しています。

また、ボディメカニクスは介護支援だけのものではありません。日常生活にも影響を与えるほか、私は施術家なので、施術の安定性にも繋がっていきますし、整体業も人の身体を動かすことが多いため、その際にも大いに役に立ちます。
ちなみに冒頭の講座の最近の参加者は、一般的な方から保育士や調理師、建築業や運輸業、アスリートや武道家なども参加していただいています。

2.SNS等にアップロードされている技術に関して

現在、SNS等でアップされている介護支援技術動画、特に移乗介助の物が多くアップロードされています。しかし観ただけではなかなか実践が難しいと思います。
これはほとんどが「どこに立てば良い?」「どこを持てば良い」という“型”を紹介しているため、自身でかかわっている対象者に対しておこなうと案外困難だったりします。しかしボディメカニクスの基本である原則だけでも正確に理解しておけば、動画の内容をかなり理解できると思います。

すべての動画を視聴したわけではありませんが、移乗介助に限っていえば、概ね4タイプの方法が紹介されています。そのいずれも原則で動作の説明ができます。逆にいえば、視聴して原則で説明ができなければ理解していないことになります。
投稿されている方はもちろん、その説明を理解していると思いますが、なかなか動画内では説明されていないのが現状です。
型だけを観て、実際におこなうことは危険を伴うことも知っておいてほしいと思います。もし様々な動画を視聴して、原則で説明ができるようになったら、いくらでも応用ができるようになります。

3.ボディメカニクスの+αの定義

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