🌎がんサバイバー世界一周day56_カーリエ博物館とは何か―― “ビザンツ美術の最高傑作” が残された空間
カーリエ博物館へ行く
メトロと路面電車に加えて、市内バスを乗り継いで行きました。
全て同じカードで乗っていけます。
カーリエ博物館(旧コーラ修道院聖堂)とは?
“ビザンツ美術の最高傑作” が残された空間
現在は再びモスクとして扱われていますが、その内部には、14世紀ビザンツ世界が到達した「宗教芸術の頂点」が残されています。
アヤソフィアが“帝国の象徴”なら、カーリエは“祈りと物語の空間”と言われるのだそう。
「コーラ」とは何か
元々の名称は「コーラ修道院(Chora Monastery)」。
“Chora” はギリシャ語で、
田園
郊外
城壁の外側
を意味する。
かつてこの場所はコンスタンティノープルの城壁外に存在した修道院だったことを示しているのだそう。
その後、都市拡大によって城壁内に取り込まれますが、名称だけが残った。
現在の建物の基礎は11世紀頃に整備され、14世紀初頭、ビザンツ帝国末期の宰相テオドロス・メトキテスによって大規模修復が行われます。
カーリエで最も有名なのが、
副礼拝堂(パレクレシオン)の壁画。
特に有名なのが、
キリストが冥界へ降り、
アダムとイブを引き上げる場面。

これを「アナスタシス(復活)」と呼びます。
この絵のエネルギーは圧倒的です。
キリストは静止していない。
衣が激しく翻り、
冥界の扉を踏み砕き、
アダムの腕を力強く掴んでいる。
“死を破壊する運動”そのものが描かれている。
単なる宗教的説明ではなく、
「救済とは何か」
「復活とは何か」
を視覚で伝えようとしている。
このダイナミズムは、
後の西洋宗教画にも大きな影響を与えたと言われているのだそう。






観光客にとって、ここの博物館の最大の特徴は、なんといってもただで、日本語の解説がスマホを利用して聴くことができるという点です。
これだったら、1100トルコリラの値段も悪くはないレベルだと思いました。
