給料アップの秘密を公開!? 会社からの期待値って、上げた方がいい?下げた方がいい?
おつかれさまです。深沢マチヤです。
私は、会社員が「狙った通りに給料を上げる」ための戦略アドバイザーとして発信をしています。
「がんばっているのに給料が上がらなくて悔しい思いをしている」
「給料を上げたいと思うけど、何をどんな風にがんばればいいかわからない」
といった会社員の方に向けて、狙った通りに給料を上げるための戦略と具体的な方法をお伝えしています。
今日お伝えしたい内容は、
会社からの期待値を上げることこそが、給料アップの一番の近道である理由
についてです。
先日、別のチームに所属している若手からこんな相談を受けました。
「最近、自分に任せてもらえる仕事のレベルが上がってきて、正直プレッシャーです。
これなら前の方が気楽で良かったような気がするんですが…」
自分もかつて同じように感じたことがありました。
期待値が上がる。
それは同時に、仕事の難易度が上がるということです。
さらに、失敗したときに落胆される度合いも大きくなるということ。
だから、多くの人は無意識的に「期待値はできれば上げたくない」と思っているのではないでしょうか?
でも、実はその感覚は「もったいない勘違い」であるということを、今回お伝えをしたいと思います。
それはなぜかと言うと、給料を上げるために本当に必要なことは、たった一つで、
会社からあなたへの期待値を上げること
これだけだからです。
「そんな単純な話なの?」と思われるかもしれません。
ですが、このシンプルな法則に気づかず、(かつての自分もそうだったように)期待値が上がることをただ避け続けている人を今まで何人も見てきました。

「期待値が上がる」ということを、多くの人は誤解している?
たとえば、私たちは学生時代から「勉強の難易度が上がる=しんどい、大変」という経験を重ねてきました。
また「誰かの期待に応えることができず、がっかりされて凹んだ」といった経験も、多くの人がしているのではないかなと思います。
そのような延長線上で、感覚的に「会社からの期待値が上がる=負担が増える」と捉えてしまうのは、ある意味自然な反応だと言えます。
しかし、あなたの近くで「給料が上がった人」がいたら思い出していただきたいのですが、その人の給料が上がる前に「会社からの期待値」も上がっていたのではないでしょうか?
たとえば、プロジェクトのリーダーに抜擢されたり、難しいクライアントの担当に決まったり、これまで以上に責任を伴う作業を任されるようになったり…
このように昇給や昇格のタイミングは、決まって「期待値が上がったとき」や「期待値が上がった後」なのです。
逆に、何年も同じ期待値のまま働き続けている人の給料が、大きく上がることはほとんどありません。
(ただし年功序列の給与体系の会社は除きます)
つまり、期待値が上がらない状態こそが、実は一番のリスクなのです。
負担が増えることを恐れて期待値の上昇を避けている人は、同時に「給料が上がるきっかけ」そのものを手放していることになります。

実は「期待値の上昇」は、会社からの「投資判断」である
私は20年間、大手人材系とIT系のメガベンチャー2社で働いてきました。
プレイヤーとして給料を上げてきたのはもちろん、マネージャーとしても、メンバーの評価を決める査定会議の場に立ち続けてきた立場からお伝えできることがあります。
会社が誰かの期待値を上げるとき、その裏には必ず判断があります。
「この人には、もう少し大きな仕事を任せても問題ないだろう」
「この人に投資すれば、それ以上のリターンが返ってきそうだ」
実は「期待値の上昇」は、会社がその人に対して行った「投資判断」の結果なのです。
というのも、会社は社員一人一人に対し、何らかの役割を設定しています。
その役割には「これくらいの仕事はして欲しい」という期待値が設定されています。
そして、期待値に見合う仕事をする対価として「給料の金額」を設定しているのです。
つまり、会社が「あなたに給料を払う」ということは「あなたの期待値」に対して「給料分の金額を投資している」ということになります。
ですので、
会社があなたへの期待値を上げる
=投資する金額を引き上げる
=対価である給料が上がる
ということが言えるのです。
逆に言えば、会社があなたへの投資を増やそうと思わなければ、期待値はそもそも上がりません。
実際に、査定会議で誰かの評価や昇給を議論するとき、そこで交わされる言葉は
「この人はどのくらいの成果を出したか」
だけではありません。
「この人に、来期以降どのくらいの役割を任せられそうか?」
という、未来に向けた期待値の話が必ずセットになっています。
現在の成果だけで評価が決まっているように見えて、実際には「次にどれだけ期待できるか」が、昇給(の原資をどこに配分するか)の判断材料になっているのです。
だからこそ、期待値が上がるという出来事は「あなたの給料を上げる準備をしています」という遠回しなサインだと捉えることができるのです。

投資家の視点で考えると、わかりやすくなる
この構造は、投資家とスタートアップの関係に近いものがあります。
投資家は、これから伸びそうな会社にこそ、より多くの資金を投じます。
逆に、これ以上の成長が見込めないと判断した会社には、追加の出資をしません。
なぜなら、投資家はリターンの最大化を目的として、投資の判断をしているからです。
会社員と会社の関係も、実はこれと同じです。
会社は、あなたという「人材」に対して、限られた原資(=社員全員分の給料のための予算)をどう配分するかを常に判断しています。
その判断材料になるのが、これまでの成果と、これからへの期待値です。
期待値が上がるということは、会社という投資家があなたに対して
「この人に出資すると、より多くのリターンを得られそうだから、もっと出資しよう」
と判断した瞬間だと言い換えられます。
たとえば、私がマネージャーだった頃、あるメンバーに通常より一段階上のプロジェクトを任せたことがありました。
本人は「荷が重いです」と不安そうでしたが、私の中では明確な理由がありました。
それまでの成果を見て
「この人になら、次はもう一段大きな役割を任せられる」
「任せた分だけ、次の査定でしっかり報いたい」
と判断していたからです。
実際、そのメンバーはその期の査定会議で、私が想定していた通りの評価を得ることができ、大幅な昇給を果たしました。
期待値が上がった瞬間、本人は身構えていましたが、マネージャー側から見ればそれは「これから昇給させるための布石」だったのです。

期待値が上がったときに、確認すべきこと
とはいえ、期待値が上がるすべての瞬間が、そのまま給料アップに直結するわけではありません。
ここを混同すると、ただプレッシャーだけを抱え込むだけで終わってしまいます。
期待値が上がったと感じたときに、確認しておきたいポイントが2つあります。
1つ目は、
その期待値の上昇が「一時的な繁忙」なのか「役割の変化」なのかという点です。
単に忙しい時期が重なっているだけなら、それは期待値の上昇とは呼べません。
任される仕事の質や範囲そのものが変わっているかどうかを見極める必要があります。
2つ目は、
その期待値を上司や周囲と言語化できているかという点
です。
期待値が上がっている実感があっても、それが目標設定シートや上司との会話の中で明文化されていなければ、査定会議の場で「期待に応えた成果」として扱ってもらいにくくなります。
感覚として期待値の上昇を受け止めるだけでなく、それを言葉にして共有できているか。
ここに、給料アップにつながるかどうかの分かれ道があります。
具体的には、次のような問いを自分に投げかけてみてください。
・最近、任される仕事の範囲や難易度は変わっていないか
・その変化について、上司との1on1や目標設定の場で話題にできているか
・「期待に応えられている実感」を、自分だけでなく上司とも共有できているか
この3つに答えられない場合、期待値は上がっているのに、それが評価につながる形になっていない可能性があります。
せっかくの投資判断のサインを、言語化不足でみすみす取りこぼしているということになりますので、なるべく早く上長とすり合わせをしていただきたいです。。

しかし「期待値を上げすぎる」とは、話が別なんです
ここで一つ、重要なポイントとしてお伝えしておきたいことがあります。
以前の記事で、「自分への期待値を上げすぎることが、評価を下げるトラップになる」という話をしました。
目標設定の段階で、達成できないレベルの期待値を自ら掲げてしまうと、未達という結果だけが残り、かえって評価を下げてしまうという内容です。
今回お伝えしている「期待値が上がることは歓迎すべき」という話と、一見矛盾しているように感じるかもしれません。
しかし、この2つは矛盾していません。
前回の話は「自分で目標のハードルを必要以上に上げすぎない」という、目標設定における注意点です。
今回の話は「会社側からの期待値の上昇そのものは、避けるべきものではない」という、受け止め方の話になります。
つまり、会社から任される役割や期待が広がることは歓迎しつつ、それを目標設定シートに落とし込むときには、達成基準を戦略的に設計する。
この2つを両立させることが、狙った通りに給料を上げるための現実的な進め方になります。

結論: 会社からの期待値は、上げてしまっていい
期待値が上がることを負担として捉えるか、給料アップの入り口として捉えるか。
この違いは、日々の仕事への向き合い方そのものを変えます。
負担だと捉えている人は、期待値が上がりそうな仕事を無意識に避けるようになります。
一方で、給料アップの入り口だと捉えている人は、期待値が上がる機会を積極的に引き受け、その期待値を上司との会話の中でしっかり言語化していきます。
同じ期待値の上昇を経験しても、この向き合い方の差が、数年後の給料の差になって表れます。
私自身、20代の頃は前者でした。
期待値が上がることを恐れ、目立たないように振る舞っていた時期があります。
新しい仕事を任されそうになると、それとなく理由をつけて避けていた時期もありました。
考え方が変わったのは、当時の先輩から
「期待値が上がるのは、評価される準備が整っただけ。あとはそれを言葉にするかどうかだけだ」
と言われたことがきっかけでした。
それ以来、任される仕事の範囲が広がるたびに、それを負担ではなく「昇給の材料が増えた」と捉え直すようにしました。
その結果として、20代後半から40代前半にかけて、年収は約3倍になっています。
期待値は、上げてしまっていい。
むしろ、意図的に上げにいくべきものなのです。
この記事を読んでくださったあなたは、これから「任される仕事のレベルが上がった」とき、もう身構える必要はありません。
「ここからが給料アップの本番だ」と捉え直すだけで、その先の行動は変わってくると思います。
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
「期待値が上がる=しんどい」ではなく、「期待値が上がる=給料が上がる準備が整った」という捉え方に変えるください。
それだけで、日々の仕事の中でチャンスだと捉えられる事柄が大きく変わってくると思います。
とはいえ、 「自分の期待値を、具体的にどう調べればいいのか」 「期待値をどうやって意図的に上げていけばいいのか」 という、より実践的な部分が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その具体的な方法については、有料記事の中で目標設定から振り返りまで、ステップバイステップで解説しています。
気になられた方は、こちらもご覧いただければと思います。
というわけで、これからも、このnoteでは私がプレイヤーとして実践し、マネージャーとして再現性を証明してきた「狙った通りに給料を上げる方法」をお伝えしていきます。
このnoteを通じて、1人でも多くの方に「高評価」と「昇給」を実現していただければと願っています。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
