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「英語耳」を半年かけてやり終えた

英語を学習している人であれば、耳にしたことがあるであろう参考書

英語耳 発音ができるとリスニングができる(著:松澤 喜好)

2004年に初版が発行され、現在は改訂3版。

長く使われ続けている教材は、口コミより信ぴょう性が高いため購入した。

本書の狙いは、英語のリスニング能力を向上させることにある。

しかし、CDから流れる音声を聞いて、解答する教材ではない。

タイトルにもあるように、発音の練習をすることでリスニング能力を向上させるのだ。

自分も含め、多くの日本人が学校教育で英語を学習してきたが、発音を(単語や文法に比べて)しっかり学習したことがある人は多くないのではないか。

発音ができてたところでリスニングができるようになるのか、疑問に思われるかもしれない。

以下の例を見てほしい。

  1. right /raɪt/ 

  2. light /laɪt/

発音を学習していない人が聞くと2つの単語は、「ライト」に聞こえるだろう。

発音をするときの舌の位置によって、単語の音に違いが生じる。

発音の練習をすることで、音から口の動き(舌の位置や口の開き方)が見え、正確にリスニングができる。

「本書をやった結果、英語耳ができたのか」

これを書き留めておく。

※ あくまで個人的な体感の話になるため、点数比較などはない。


結論

「英語耳」は、確実にできる。

ただし、ネイティブレベルの英語耳ができるわけではない。

英語を聞いていると、口の動きまで連想できるようになる。
あくまで英語が聞こえるのであって、完璧に内容が理解できるわけでない。

語彙が不足している。会話のスピードが速い。このようなときは、英語耳があっても正確に聞き取ることができないだろう。

そこは、読書や単語帳で語彙を増やす。スピードの速い会話の発音練習をすることが必要になる。

  • 英語をこれから始めたい人

  • なんとなく学習を始めてしまって迷っている人

  • リスニング能力を向上させたい人

すべての英語学習者に、本書を手に取って試してみてほしいと思った。

以下は、発音が重要な理由、日本語と英語の発音の違い、本書のつまずきポイントを書く。

発音が重要な理由

学習範囲がせまい

単語、文法に比べて発音の学習範囲は極めて狭い。

しかし、学習をすることでリスニングは言わずもがな、スピーキングでも大きな力を発揮することができる。

僕は、リーディングやライティングにそこまで力を入れていないが、文章の読み書きをするときは、単語の音を意識することが多いため、発音が役に立つのではないだろうか。

狭い学習範囲で、英語の基礎力が身に着けられると考えられるのであれば、発音が重要だということが分かるはずだ。

YouTubeなどでも発音の重要性を解いているものがあるため、参考にしてほしい。


日本語と英語の発音の違い

ここまで、発音が重要なことを書いてきたが、具体的に何が違うのかの説明を簡単にしていこうと思う。

子音と母音の数

日本語は「あ」「い」「う」「え」「お」の母音とその他の子音から成る。
一方、英語は 15の母音と20近い子音で構成されている。

日本語の「あ」に相当する英語は「æ」「ʌ」「ɑ」「ǝ」の4種類。

冒頭でも少し書いたが、舌の位置や口の開き方などから、音の違いが分かる。

英語の子音の「s」は、猫を追い払うときに「しっしっ」と言うときの「し」に近い。

同じ発音だとは思わないでほしい、あくまで「し」は「si」であり「s」ではないから。英語の子音は母音の音を含まないのだ。

音の長さ

日本語ではハイフンを使って、単語を伸ばすことがある。
「ピース」「アース」とか。「ー」を使って表す。

英語にはそれがない。

「peace」「earth」のように、伸びる母音の使うことで、音を伸ばす。

etc

「音のつながり」「消える音」など、本書には英語の発音に関するあらゆることが書かれている。

日本人の多くが、「sea(海)」を「シー」と発音するが、これが間違っていることが分かれば、発音の重要性があらため分かるのではないか。

つまずくポイント

Parrot's Row

本書の最後に Parrot's Row という言葉が出てくる。

Parrot's Row という名前は、オウムが音源を聞いて、覚えた音を発音することに由来している。

正確な数字は忘れたが、オウムは300回近く同じ音を聞くと、完璧にマネをして話せるようになるらしい。

それを人間でもやろうという話だ。

1. 音源を何も見ずに聴く
2. 発音記号の書かれた原稿を見ながら聴く
3. 原稿を見ながら、一緒に発音する

これを「歌」「2~3分のスピーチ」「10~15分のスピーチ」で行う。

「歌」:1を100回、2を100回、3を100回
「2~3分のスピーチ」:1を30回、2を30回、3を30回、1を30回
「10~15分のスピーチ」:1を30回、2を30回、3を30回、1を30回

お題は自分で決めて行う。

何回も繰り返して聴くため、自分の興味のある分野でテーマを選ぶとよい。

自分が選んだテーマは、以下

「歌」:Feeling Good (マイケルウーブレ)
大谷選手の登場曲としても使われている。


「2~3分のスピーチ」:The Power of Reading
7才の少年が本を読むことの重要性をスピーチする


「10~15分のスピーチ」:Steve Jobs のスピーチ
有名はスタンフォード大学卒業式でのスピーチです


最終章に行くまでにも、たくさん発音の練習をするため、スピーチの英語が聞き取れるようになり成長を感じることができる。

しかし、マネをするとなると、口が中々ついてこない。

ネイティブが話す英語のスピードは、かなり速いのだ。

オススメの音源

以下の音源は、ネイティブが話しているが、英語の教材として公開されている音源であるため、参考にしてみてほしい。

スピードは比較的ゆっくりとしているが、マネをしやすいだけでなく、内容も面白いものが多い。

・Plain English
毎週火曜日は、あるテーマについて。木曜日は、英語の表現について、英語でのポッドキャストが公開されます。


・Everyday English Academy
MikeとLisaが毎日あるテーマについて話し合います。


歌詞カードの作り方

Parrot's Row でつかう歌詞カードだが、Youtubeの文字起こし機能 ➡ 文字をコピー ➡ Gemini で発音記号まで書いてもらった。

文字起こしは完ぺきではないため、間違いを聞きながら探すのも良い練習になる。

ジョブスのスピーチ


さいごに

英語力の基礎が身につくだけでなく、初めて知る英語と日本語の違いやどうして、英語がうまく聞こえないのかがはっきりわかるだろう。

僕は、この本を読んで、文字通り目からうろこだった。

学校では教えてくれない、英語の面白さを教えてくれる本。

何かの参考にもらえれば、うれしい。

以上。

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