SMAPの『オリジナル スマイル』について
『オリジナル スマイル』は、1994年に発表された男性アイドルグループSMAPの13枚目のシングルである。元々は、木村拓哉が出演するCMソングとして制作された楽曲(サビの部分しか制作されていなかった)であり、当初はCMでのオンエアのみでタイトルも無くCD化する予定も無かった。しかし、CMを見たファンや視聴者からCD化してほしいといった問合せが殺到したため、シングル曲としてリリースする運びとなった。SMAPの曲では初めて教科書に採用され高校の音楽の教科書に使用されている。

発売当初は、ごく普通のアイドルが歌っているアイドルソングといった印象しか残せず、ヒットしなかった。しかし、発売から17年後の2011年に東日本大震災が発生、さらにSMAPが20周年を迎える年だったことも重なって「みんなを勇気づける楽曲」として突然人気を集め、テレビ番組でも多く披露されるなど再評価された。リリースから十数年間は埋もれていた曲だったが、再評価されたことによって以後、SMAPの代表曲として認知されるようになった。ちなみにサビの部分のメロディーは11枚目のシングル「君色思い」のサビの使いまわしである。

このような再評価の影響を受けて2011年には「みんなを勇気づける曲」のリクエストをファンから募りリリースされたベスト・アルバム『SMAP AID』のファン投票で1位に選ばれ、同年の『第62回NHK紅白歌合戦』でも初歌唱された。オリジナルスマイルの作詞を手掛けた作詞家の森 浩美は、「当時アイドル氷河期でなかなか売れず苦戦していたSMAPを応援したいという気持ちで書いた。ただ元気なだけではなく、反骨精神がSMAPに合っていると考え作られた曲です」と明かした。また、SMAPのコンサートでこの曲を5万人のファンが合唱しているのを聞いて鳥肌が立ち、自分が作った歌詞が人に影響を与えるのを初めて実感したのもオリジナルスマイルだったという。
⚝オリジナルスマイルの元ネタ

オリジナルスマイルの元ネタは、アルゼンチン出身のシンガーソングライター・歌手であるking claveが1975年に発表した楽曲「Mi Corazon Lloro(私の心は泣いた)」だと言われている。オリジナルスマイルと聴き比べてみるとサビの部分が少し似ている。

今作は1994年の『SEXY SIX SHOW』から2014年の『Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR"』までのコンサートで毎回歌われていた。ミュージックビデオは、ニューヨークで撮影されたものでライブDVD『SEXY SIX SHOW』の映像にも使われており、2016年に発売されたMV集『Clip! Smap! コンプリートシングルス』にも収録されている。1995年、韓国の男性グループR.efの1集アルバムに収録されている「友達じゃない」という曲がSMAPのオリジナルスマイルに酷似している(盗作疑惑)という意見が拳がった。
