深夜のバラエティ番組から誕生したキャラクター『ローバー・美々』について
『ローバー・美々』(ローバー・ミミ)は、1994年から1996年まで日本テレビ系列で放送されていた深夜番組「ロバの耳そうじ」内で誕生した女性キャラクターである。名前の由来はロバの耳と英国車ローバー・ミニから取ったもので以後、このキャラクター名がそのまま芸名となる。


番組のプロデューサーである中村元気は元々、報道畑出身で局アナとニュース番組で仕事をしていたときに「局アナはそんなに品行方正じゃないよ」という思いが胸にあったらしく、風刺してやれ!といった感じで発案したキャラクター。1992年にアメリカで公開された映画「氷の微笑」でシャロン・ストーンが足を組み替える有名なシーンが登場するが、それをできるキャスターを探しているとのことで「組み替える程度なら...」と思い、オーディション会場へ向かうといきなりプロデューサーやディレクターから開脚を求められた。デビューから8年、芸能界で鳴かず飛ばずだったが「これが地上波に出れるのは最後かも...」と開き直り、思い切り開脚を披露。結果、オーディションに合格し、ローバー・美々というキャラクターで出演することになった。

本来はもう1人オーディションに合格していた別の女の子がいて週ごとに交代する予定だったが、番組の初回放送でローバーの開脚を見て嫌になったらしく当日、収録現場に来なくなってしまったという。後に、ローバー・子美々、ローバー・小美々、ガクブチ・美々といった妹分的なキャラクターも登場した。深夜の時間帯ながら視聴率が15%を超えることもあった。1995年、大晦日に新宿駅前の特設舞台に『開脚神社』を作り、一般の方々がおさい銭を投げるとローバーが開脚するという内容を放送。年明けの1996年にちなんで1996回の開脚にチャレンジする様子がNHK紅白歌合戦が終了した直後の時間帯で民放視聴率1位を取ったことがある。
