焼そば求道22博多純情一人旅編

去年の今頃は徳島に焼そば専門店を求めて旅立ったのだが、今年は博多だ。
旅の記録をつけていたら予想外のボリュームになってしまった。自己満足なので悪しからずご了承を。
当日は5:30に起きて、朝飯は景気付けに焼そばを作る。
G系焼そば麺、小松菜、人参、豚肩ロース角煮風。
みっちゃん総本店ソースでバリッと焼いたところで、これはちょっと全体的に甘めで蒲焼っぽいかも?と思い山椒を振ってみた。
お、いける。しかし思ったより蒲焼きに近づきすぎるな。ほどほどにせねば。326「蒲焼そば」
というわけで、今回お目当ての焼そば専門店バソキ屋の開店に合わせて博多着。

そのままでも美味いが、醤油っぽいので途中で卓上ソースを少し垂らして、ソース焼そば感を強くしてみた。
自家製の全粒粉麺をベビースターくらいポリポリに焼いてあって、そうでない部分やネギ、モヤシとの食感バトルが楽しい。
具のサイズも味つけも、すべてが「麺を美味く食わすためのもの」といった印象。
変化球少なめの、少しクセのある速球でねじ伏せるタイプ。
なるほど、ここまでしっかり焼くのは関西ではなかなか見ないかも。勉強になる。やはり現地体験は良い。327
晩メシまでは観光。
第二のお目当て九州国立博物館。

異質で巨大な建造物は存在だけでワクワクする。
特別展(法然と極楽浄土)は解説が分かりやすく、見せ方も上手く、キャッチーのセンスが随所に光ってた。なんかやたら覚えてしまった。すごい。
内容的に、奈良から来てるのが誇らしいような気持ちになってしまう。當麻寺いかねば。
常設展も良かった。こちらも見せ方が上手い。
過去から現在へ。九州から世界へ。
空間も広く使われてて、順路も面白い。方向音痴にはツラかったが。
グッズのセンスは特別展の勝ち。まぁ、ほぼ何も買ってないけど。

せっかくなので太宰府天満宮にも寄ってお参り。
健康と学業成就と、その他すべてが上手くいくように欲張ってきました。
さぁ、本筋に戻ります。博多に戻ってshinshinへ。

結構並んだ。隣の居酒屋に関サバとかモツとかあって目移りするが、今は麺だ。あとで食ってやるからな。
調べてみると、焼きラーメンにはウスターソースを使っているとのこと。名称にかかわらず、定義的にこれは焼そばでしょう。
スープとウスターソースの組み合わせは絶品。具も豚、海老、ちくわ、魚肉、アサリ、と海鮮が豊富。キャベツ、もやし、ネギのシャキシャキストリームアタックが心地よい。328

と、実は同時にソース焼そばも頼んでいたのでした。
結構な時間並んだので、明日もまた並ぶより、今のうちにイケイケ!(ドンドン!)
腹がはち切れる。関サバに目移りしていた自分を哀れに思う。
こちらも具は焼きラーメンと同じ。麺はちゃんぽん麺のため食感が全然違う。ソースもかなり濃厚。具の海鮮感を活かすなら断然焼きラーメンだが、ツマミとしてはこっちかな。焼そばとしては…難しい。
ソース焼そばは具さえ揃えれば近いものが家で作れそうという点では、焼きラーメンがリードか。
花天狂骨と双魚理を目の前にして山じいが「流石に壮観なり」と言ったのと同じ気持ちのお腹。329
その後チェックインしたホテルを飛び出して中洲の屋台街を満腹で練り歩き、空気だけ吸って戻る。これはこれでなんという贅沢か。
満腹のクセに魚が呼んでいる声が聞こえたのだが、道中開いてる店は焼き鳥とラーメンとモツばっかりなんよなぁ…というわけで駅地下まで戻る。

有名店らしい喜水丸にて、他で見ないメニューに舌鼓を打ちながらハイボールをガンガン流し込む。ブリのなめろうてなんぞ。美味すぎる。ラストエリクサーってこれのことかもしれん。

このイカ明太は反則。すぐに通販調べて購入。
こっちがラストエリクサーか?
翌朝。
朝7:00から焼そば定食のある街、博多。最高。

シンプルな鉄板焼き屋の焼そば。出汁ソースかな?風味が強くてご飯に合う。やや太めの麺と豚が味を吸ってて美味い。鉄板提供なので焦げも香ばしい。朝から大満足。330
さて。

前夜、昼間どこ行こうか調べてる時に気になった、福岡アジア美術館へ。
強烈なメッセージ、内なる自己を吐き出したもの。開催中の展示(「ベトナム、記憶の風景」と「変革の時代、新たなる自画像」)がなかなか重い作品群だったが、何か受け取れたように思う。
日本人男性であることは、歴史ごと、どこかで意識しておかなければ。
徒歩でそれなりの距離を歩いてカロリーを消費したので、昼メシはもう一軒、目当てにしてた焼そば屋、想夫恋へ。これは冷凍食品は食べたことがあったので、実店舗に更なる期待を寄せて。

やはりこれが現地の味か。バソキ屋同様、ポリポリに焼いてある。肉がゴロっとしていること、麺が違うこと、鉄板提供のため油が少し多めであることあたりが大きな違いか。しかし思い込みの効果もあるだろうが、こちらの方がやはり歴史の重みというか、なんだか積み上げられたものを感じる。バンドでもベテランの味ってやっぱあるもんなぁ…。来て良かった。331
続いて、まだ時間があるので板付遺跡へ。

奈良の環濠集落も見に行ってないのに福岡のを先に見学してきた。資料館の職員さん、暇だからというのもあってか、色々と解説してくれて助かったし面白かった。そういえば家を出てから初めてちゃんと人と会話したな。
予想以上にバスにすんなり乗れたことで時間が余り気味に。土産を買ってロッカーに入れたら、もう一食いけるな…野望が湧いてくる。
抱えきれるかどうか、という程に土産を買い込み
ラストは時間と距離も考慮して、再度バソキ屋へ。

せっかくの博多ということもあってホルモン焼そばにしてみた。
ホルモン一口食った瞬間、ハイボールを注文。
速球投手かと思ったらこんなエグい球あったんかよ。ゴマと辛味噌と、ポリポリに焼かれた麺の合うこと。俺なら安易にニラ使いたくなるけど、使わない理由が何かあるのかな?原価率?まぁいいか。ホルモンを少し残しておいて、ソイツで飲む。効率的。332
というわけで、家で食べたのと焼きラーメンも含めて二日で七焼そば。大満足。思うがまま、欲望の限りを尽くした二日間であった。体重計と来月の請求が怖い。
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愉快な生活苦