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🌟 なぜザ・モノクローム・セット『Eligible Bachelors』はUKロック史に残る名盤なのか? 🌟

🎧 まずはこの一曲!『Eligible Bachelors』を象徴する、シニカルなダンス・ナンバー 🎧


軽快なリズムと、どこかふざけたようなオルガンの音色。そして社会風刺の効いた歌詞。 後のフランツ・フェルディナンドに直結する、踊れて、笑えて、毒のある最高のポップ・ソングです。


「The Jet Set Junta」


ザ・モノクローム・セットとは?:スミスもフランツも憧れた、早すぎた「ひねくれ者」たち


70年代末のポストパンク期に登場しながら、シリアスで暗いバンドたちとは一線を画し、50年代のラウンジ・ミュージックや映画音楽を取り入れた、軽妙洒脱でウィットに富んだサウンドを鳴らしたのが、ザ・モノクローム・セットです。

彼らの音楽的冒険心と、リーダーのビド(Bid)が描くシニカルな世界観は、当時の商業的な大成功こそ逃しましたが、後のザ・スミス(モリッシーとジョニー・マー)や、2000年代のフランツ・フェルディナンド(アレックス・カプラノス)といった「知的なロックバンド」たちに多大な影響を与えた、まさに「ミュージシャンズ・ミュージシャン」です。


1. 「適齢期の独身男たち」が描く、優雅で皮肉な世界


1982年にリリースされた3作目のアルバム『Eligible Bachelors(結婚適齢期の独身男たち)』は、彼らの最高傑作との呼び声高い一枚です。 タイトルからして皮肉めいていますが、サウンドも一筋縄ではいきません。ラテン、ジャズ、キャバレー音楽などの要素を、パンク以降のスカスカしたビート感覚で再構築したその音は、「早すぎたインディー・ポップ」とも言える、時代を超越したモダンな響きを持っています。


2. ジョニー・マーも参考にしたギター・ワーク


本作の聴きどころの一つは、ギタリストのレスター・スクエアによる演奏です。 彼の奏でる、クリーン・トーンでメロディアス、かつ少し変テコなフレーズを多用するギター・スタイルは、あのジョニー・マー(ザ・スミス)が自身のスタイルを確立する上で参考にしたと言われています。UKロックのギター史を語る上でも、欠かせないパズルのピースです。


3. アルバム全編を彩る、粋で奇妙な名曲群


本作は、ユーモアと毒気が絶妙にブレンドされた楽曲が並びます。

  • 「The Jet Set Junta」 前述の、軍事政権(Junta)とジェット族(Jet Set)を掛け合わせた、強烈な風刺とポップネスが同居する代表曲。

  • 「The Mating Game」 「求愛ゲーム」というタイトル通り、男女の駆け引きを軽快なビートに乗せて歌う、ダンサブルなナンバー。

  • 「Fun for All the Family」 タイトルとは裏腹に、不穏な空気と中毒性の高いメロディが繰り返される、彼ららしいひねくれた一曲。

  • 「The Devil Rides Out」 疾走感あふれるビートと、マカロニ・ウエスタン調のギターがカッコいい、隠れた名曲。


結論


ザ・モノクローム・セットの『Eligible Bachelors』は、ポストパンクの時代に「ユーモア」と「スタイル」を持ち込み、UKロックの知的な系譜(アート・スクール系)の礎を築いた名盤です。ザ・スミスやフランツ・フェルディナンドのファンなら、その原点がここにあることに驚き、そしてニヤリとすることでしょう。


本記事で紹介したアルバム

バンド名: ザ・モノクローム・セット (The Monochrome Set) アルバム名: Eligible Bachelors

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