🌟 なぜメトロノミー『The English Riviera』はUKロック史に残る名盤なのか? 🌟
🎧 まずはこの一曲!『The English Riviera』を象徴する、中毒性抜群のリフ 🎧
一度聴いたら頭から離れない、チープでコミカル、でも最高にお洒落なキーボードのリフ。 2010年代のインディー・ディスコを象徴する、バンド最大のヒット曲にしてポップ・アンセムです。
「The Look」
メトロノミーとは?:ベッドルームから飛び出した、世界一ひねくれたポップ職人
2010年代初頭、ギターを掻き鳴らすロックバンドとは一線を画す、クールで少し奇妙な集団が注目を集めました。それが、ジョセフ・マウント率いるメトロノミーです。
当初はジョセフのソロ・プロジェクト(宅録エレクトロニカ)としてスタートしましたが、本作の制作にあたりバンド編成を強化。 70年代のソフト・ロックやAOR、そしてニューウェーブを独自に解釈したそのサウンドは、「踊れるけれど、汗臭くない」「知的で、少し変テコ」という絶妙な立ち位置を確立し、センスの良い音楽ファンを虜にしました。
1. 寂れた海辺を「理想郷」に変えたコンセプト・アルバム
2011年にリリースされた本作『The English Riviera』は、ジョセフの故郷であるデヴォン州の海岸地域(イギリスのリヴィエラと呼ばれるが、実際は少し寂れた観光地)をテーマにしたコンセプト・アルバムです。 彼は、故郷の退屈な風景を、音楽の力で「アメリカ西海岸のような洗練されたリゾート地」へと空想的に塗り替えました。この皮肉とロマンティシズムが同居したコンセプトが高く評価され、本作はマーキュリー・プライズにノミネートされました。
2. 「引き算」のグルーヴが生む、洗練されたサウンド
本作の最大の特徴は、音数の少なさです。 太くうねるベースライン、タイトなドラム、そして必要最小限のシンセサイザーとギター。隙間を活かしたファンキーでミニマルなサウンドは、第68回で紹介したThe xxにも通じる「引き算の美学」を感じさせますが、こちらはよりカラフルで、遊び心に満ちています。
3. アルバム全編を彩る、極上のインディー・ポップ
本作は、どの曲もシングル級のキャッチーさを持ちながら、決して派手すぎない「大人のポップス」として成立しています。
「The Look」 前述の、口笛のようなシンセ・リフが世界中で大流行した代表曲。
「The Bay」 80年代ディスコのような煌びやかさと、クールなボーカルが融合した、スタイリッシュなダンス・ナンバー。
「Everything Goes My Way」 女性ドラマー、アンナ・プライアーのボーカル(ゲストボーカルとのデュエット)をフィーチャーした、キュートで牧歌的なポップ・ソング。
「Corinne」 歪んだシンセサイザーと哀愁漂うメロディが絡み合う、隠れた名曲。
結論
メトロノミーの『The English Riviera』は、2010年代のUKロックシーンにおいて、ギターの歪みだけがロックではないことを証明した、洗練の極みとも言える名盤です。故郷への愛憎入り混じる感情を、極上のエレクトロ・ポップへと昇華させた本作は、そのユニークなセンスと普遍的なメロディで、今なお多くのリスナーに愛され続けています。
本記事で紹介したアルバム
バンド名: メトロノミー (Metronomy) アルバム名: The English Riviera
🎧 スマホで高音質で聴く(無料体験)
Amazon Music Unlimitedなら、このアルバムをハイレゾ(CD以上の高音質)で楽しめます。 まずはお試し期間で、その違いを体感してみてください。
👇 まずはお試しで聴いてみる
https://www.amazon.co.jp/music/unlimited/?tag=ontaro2025was-22
▼他にもいろいろ紹介しています!
