🎧 ジャズのピアノトリオ名盤【#224】マーシャル・ソラール「Just Friends」を聴いてみた
とにかくジャズのピアノトリオを紹介したい男、です。
こんにちは。ジャズの専門家でも上級者でもないけれど、とにかく「ピアノトリオが好き!」という気持ちだけで書き始めたシリーズです。僕と一緒に「JAZZピアノトリオの名盤」を少しずつ学んでいきましょう。
今回は、フランスが世界に誇るジャズ・ピアノの巨匠であり、「欧州最高のテクニシャン」とも称される**マーシャル・ソラール(Martial Solal)**のトリオをご紹介します。本作は、ゲイリー・ピーコック(ベース)とポール・モチアン(ドラムス)というジャズ史に名を残す超巨星たちと組んだ、予測不能でスリリングな純粋ピアノトリオの傑作です。
🎹 今回のアルバム
Martial Solal – Just Friends (1997)
マーシャル・ソラール(ピアノ)、ゲイリー・ピーコック(ベース)、ポール・モチアン(ドラムス)による1997年録音の作品です。 タイトル曲の「Just Friends」や「Summertime」など、お馴染みのスタンダード・ナンバーを中心に構成されていますが、普通の演奏になるはずがありません。圧倒的なテクニックとユーモアを持つソラールと、空間を自在に操るピーコック&モチアンのリズム隊が、原曲のメロディを解体し、スリル満点のインタープレイで再構築していく、緊張感と遊び心に満ちた一枚です。
👂 聴きどころ
天才的な「閃きとテクニック」:ソラールのピアノは、次々と湧き出てくるアイデアとそれを完璧に表現する圧倒的なテクニックが持ち味です。予測のつかないフレーズが縦横無尽に飛び交い、時にユーモラスに、時に鋭く斬り込むようなプレイは、聴く者を全く飽きさせません。
巨星3人による「予測不能なインタープレイ」:ピーコックの深くしなやかなベースと、モチアンの独特の間合いを持ったドラミングが、ソラールの奔放なピアノと見事に絡み合います。誰かが伴奏に回るのではなく、3人が常に対等な立場で音をぶつけ合い、その瞬間にしか生まれない奇跡的な調和を紡ぎ出しています。
スタンダード曲の「スリリングな解体と再構築」:手垢のついた有名なスタンダード曲が、彼らの手にかかると全く違う景色を見せます。原曲の骨格をギリギリのところで保ちながら、自由奔放にメロディやリズムを崩していくアプローチは、極めて知的でスリリングな音楽体験をもたらしてくれます。
✍️ 一言コメント
「普通の綺麗なピアノトリオでは物足りない」という方に、ぜひ体験していただきたい刺激的なアルバムです。3人の巨匠が仕掛ける音のパズルや駆け引きの面白さに、思わずニヤリとしてしまうはず。知的な興奮を求めている夜にぴったりの極上の一枚です。
いかがでしたか? これで「JAZZピアノトリオの名盤」シリーズも224回目となりました。今後も、さらに素晴らしい作品をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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