#13 人それぞれの価値観を大事にしたい
昨日、前職時代の同期と飲みに行ったのですが、少し考えさせられる出来事がありました。
登場人物は同期Aと同期Bの2人です。
私は同期Aと飲んでいました。
同期Aは自己管理をしっかりしていて、年齢よりも若く見えるタイプで、時計もファッションに合わせて複数本を使い分けています。
一方で同期Bは、年齢相応かそれ以上に見られることが多く、時計以外のファッションにはあまり気を遣っていないタイプです。
どうやら別の日に、この同期Bが、同期Aと他のメンバーがいる飲み会の席でこんなことを言ってきたそうです。
「なんでIWCなんてしてるの?ロレックスの方が資産性あるし、俺は3本持ってるよ。5年前に200万円で買ったやつが今2倍以上になってるんだぜ。」
そう言いながら、アプリ(おそらくChrono24)を見せてきたとのことでした。
この話を聞いて、少し違和感を覚えました。
私は、時計にどのような価値観を持つかは人それぞれだと思っています。
ロレックスが好きならそれでいいですし、資産性を重視するのも一つの考え方です。
ただ、それを周囲の人がいる場で「こちらの方が正しい」というトーンで話してしまうと、少し話が変わってくる気がします。
私自身もロレックスは好きです。
ただ、こうした振る舞いがあることで、ロレックスに対してネガティブな印象を持つ人が出てしまうのは、少しもったいないとも感じます。
実際、私も以前は「成金っぽい」という印象からロレックスを敬遠していた時期があり、その良さに気づくまでに少し時間がかかりました。
一方で、同期Aの時計の使い方はとても印象的でした。
服の色や全体のバランスに合わせて時計を選んでいて、自然とスタイルに馴染んでいる。見ていて「似合っているな」と感じる使い方でした。
個人的には、こちらの方が自分の感覚には合っています。
私は時計が好きだということを周りに知られているので、
「次にどんな時計を買えばいいか」といった相談を受けることがあります。
そういう時は、
・予算
・今持っている時計
・好きなテイスト
・使うシーン
といった点を一通り聞いた上で、「こういうのも良いんじゃないか」という提案を押し付けにならないように気をつけながらするようにしています。
また、初めてある程度価格帯の高い時計を購入する方の場合、メンテナンスコストや維持の手間についても、できるだけ事前に伝えるようにしています。
そして、最終的には必ず実機を見てもらうことを大事にしています。
自分自身もそうですが、最後は「実際に見てどう感じるか」で決めるものだと思っているからです。
時計は、スペックや資産性で選ぶこともできますし、スタイルに合わせて楽しむこともできます。どちらが正しいという話ではなく、どう向き合うかは人それぞれです。
ただ、自分としては、誰かに価値観を押し付けるよりも、その人にとってしっくりくる一本を一緒に考える方が、時計の楽しみ方としては自然な気がしています。
時計に限らず、人それぞれ持っている価値観を大切にしたい、と改めて感じた出来事でした。
