あの時君は、赤かった
皆さんにはありますか?
いつでも帰れる、ホッとする場所。。
自分の部屋。
近所の公園。
田圃(たんぼ)の畦道(あぜみち)。
…僕の安心する場所は、懐かしい思い出の中。
30年前がたまらなく恋しい。
もう戻れないけど、何もかもが煌めいて見えた。
はじめての一人暮らし
何が起こるか毎日ドキドキ。
急に友達がホールケーキを持って現れたり、
ヤマハパッツーを真夏に十数キロ押し歩いたり、
目を覚ましたら積んであるタイヤの中だったり。
今はなき、当たり前の風景
電車に乗って見上げると、頭の上のアミアミに
よく週刊漫画雑誌が放置してあった。
読み終わったものを誰かがそこに捨てて、
次に乗った人がそれを読む。
んで、また捨てる。
そんな再利用が当たり前だった。
そこで出会った
何気なく立ち上がってアミアミ漫画を手に取り、そうして出会ったのが「マサルさん」。
ジャンプには必ずオモシロ枠があって、
始めは明らかにチャレンジ企画に見えた。
でも何だコレ…「全コマおもしろい。」
電車の中で笑いをこらえた…
いや、こらえられなくて笑っちゃってたよね。
まあまあ声出して笑っちゃったよね〜アハハ
マサルが、草むらで拾った「セクシーコマンドー倶楽部」をキッカケに始まるストーリー…
雑誌はアミアミに戻すのがビンボー学生の流儀。
それがあの頃の暗黙のルールだと知っていた。
なのに、周りをキョロキョロしながら電車を降り自転車のカゴに入れて持ち帰ってた。
…まるで「セクシーコマンドー倶楽部」を拾った時の、マサルさんのように。
つづく
