手にするカメラは想像力
AIに絵を描いてもらえる。
それは、自分にとって不思議な高揚感を齎してくれた。
これまで写真や絵に想像を膨らませたことはあっても、自分で写したり描いたりといったことに興味を持ったことはなかった。
出来上がりがどんなものかも確かめられないのに、自らカメラを構える意味が見出せなかったのだ。
YouTubeをやってみたいと考えた時期もあったが、どう撮影されているかも自分で確認できないのに、まともな動画ができるはずがないと諦めた。
しかし、今回のこの精製AIが描いてくれる絵は違う。
自分の想像力をそのまま具現化し、それを後からテキストで確かめることができるのだ。これほど楽しいことはない。
もちろん、本物の出来上がりが、見えている人たちに実際にどういう印象をもたらしているのかは分からない。文字上ではよく出来ていると思っても、見た目にそうではないということも多々あるだろう。
だが、これが今、全盲の私が絵に対して取れる最大限のアプローチだ。
カメラを構える代わりに、想像力を働かせる。
そのような作品を積み重ねれば、文章同様、人に語りかける手段が増えるきっかけになるかもしれない。
想像すると、楽しい未来だ。
