絶望収納の終わらせ方〜#4リビング天国を完成させる〜
前回、あなたはリビングを更地にしました
何もない床
ポツンと置かれたソファ
リビングボードがひとつ
引っ越してきたあの日みたいな空間です
ここからリビングを本当にくつろげる天国にしていきます
リビングが地獄化しやすい理由
日本の住宅におけるリビング(LDK)の広さは
家全体の延床面積の約20~30%
そう、家の中で一番「広い」のがリビングなんです
絶望収納民は
広さ=収納力と考えてしまいがち
その広さゆえ色々置けてしまい
「行き当たりばったり」に収納を増やし
「とりあえず」でよく考えずに仕舞い込むことで
一章で描いた風景になっていきます
リビングは収納部屋ではない
家の中で一番広く一番滞在時間が長い貴重なくつろぎの場です
広い=収納できる×
広い=くつろげる◯
ここテストにでます☝️
リビング収納の役割
リビング収納の役割は四つ
ファミリーツールボックス
ナマモノレターケース
デジタルステーション
とりあえずバスケット
に集約されます
それらに必要な受け皿を用意しましょう
それは扉と引出しのあるリビングボードと
いくつかのバスケットだけ
リビングボードには
ファミリーツールボックス
ナマモノレターケース
デジタルステーション
を引き受けてもらいます
ファミリーツールボックス
家じゅうの家族雑貨を一カ所に集めます
文具・薬・電池・爪切り・工具・ティッシュなど、家族みんなが使うこまごました雑貨をここで一元管理、収納します
妖怪カタヅケの現場で「ハサミありますか」「ボールペンありますか」と聞くと、「えーと、どこだっけ」と5分くらい探しに行くお宅、珍しくありません
だからここに探しに来れば全部あるという場所を作ってあげましょう
ナマモノレターケース
そして子どものプリント・DM・請求書・明細書・行政からの郵便、処理期限付きの書類を集めます
いわゆる「ナマモノ書類」を管理する場所
リビングボードの引き出しをひとつ専用にします
届いたらとりあえずここへ入れて
2〜3日に一度見直しては処理
これでテーブルが紙の山になりませんし
書類時限爆弾の爆発事故が劇的に減ります
デジタルステーション
家じゅうの家族のデジタル機器を集めます
テレビ・プロジェクター・ゲーム機・ルーター・レコーダー・充電器など電源を使うものを収納し一元管理しましょう
とりあえずバスケット
これが、リビングを保つ秘密兵器です
リビングにはおもちゃ・ブランケット・靴下・カバン・読みかけの雑誌、家族がまき散らす、こまごましたものが溢れがちです
布類、紙類、おもちゃ、鞄など
入れる素材別にバスケットを準備してぽんと置いて、そこに放り込んでもらいましょう
とりあえずバスケットが一つだと闇鍋になるので
必ず入れるものの素材別に分けましょう
ずぼらな大人も、不器用な子どもも放り込める
雑に戻せるからリバウンドしません
必要なものだけを戻す
受け皿ができたら戻し作業に入ります
地獄からリビングに本当に必要なものだけを選んできましょう
ファミリーツールボックス
ナマモノレターケース
デジタルステーション
とりあえずバスケット
それぞれの場所にそれぞれの属性のものを収めていきます
ここで大事なのは、地獄に避難させたものを全部戻そうとしないこと
本当に要るものだけを厳選してください
リビングに必要のない本や保管書類は
前集めた紙類と合流させておきましょう
要らないDMやチラシは処分
服はクローゼット
食器や食べ物はキッチンへ
リビングの住人じゃない、よそから流れ着いたものは元の場所へ帰ってもらいましょう
リビングのどの受け皿にも属さず
帰る場所もないものは、リビングになくていいものです
もうしばらく、地獄で眠らせておきましょう
天国ができました
見回してください
床が見える、ソファでくつろげる、テーブルに何も載ってない美しいリビングです
家族みんなが
『どこに何があるか』
迷わずわかる仕組みができました
これがあなたが作った最初の天国です
そして、気づいたでしょうか
この天国は片付けたからできたんじゃありません
地獄を作ったからできたんです
使ってないものを地獄へ送って
使ってるものだけを受け皿に戻しました
使ってないものを生活の場所から追い出す
これが、このメソッドの核心です
ただそれだけで、第1章のあの絶望から、随分遠くへ来たはずです
次回、整ったリビングでカタヅケ用語を覚えます
