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早稲田大学で銅像になった

あの鐘は部外者を驚かせるためなのか……

ついに
実在するキャンパスに降臨したんだ。

あっ、ようこそ☺️
現実解凍キャンパスへ。
文筆遊民のわく輔です。

今回の講義は、「早稲田大学で銅像になった」。




早稲田キャンパス侵入


目の前には青く反射する眼鏡をかけた男性。
茶色のノートと、薄黄色のTACの簿記論テキストが目に入る。

一緒に早稲田駅に降りる。
会計士試験・司法試験予備校の広告に挟まれながら、入口階段を上がり地上に出た。早稲田中学・高校の横を抜けていく。
そのまま曲がると、早稲田大学のキャンパスが待ち受けていた。

大木の間に一直線の道が続き、板看板が並んでいる。手作り感のあるものも混じっていて、どこか雑多でもある。


少し歩いて大隈重信の銅像に出会った。

彼の視線の先には大隈記念講堂がある。
重高い鐘の音が9時を告げた。

3号館に入ると、レトロとも新しいとも言えない、奇妙な融合空間が広がっていた。

ただ、トイレだけは新しすぎた。
幅が妙に狭く、人がすれ違うことすら難しい。存在感を消そうとして、逆に主張しているようだった。



税理士試験を舐めたエッセイスト

早大生気取り像


会場には大勢の人がいた。おっさんが多いようで、若い学生らしき人もいる。
みんな賢そうだ。

試験は同時に始まるが、科目はそれぞれ違う。私は財務諸表論。
受験番号と受験場所「早稲田」と書いた。
早大生になった気がしている間に説明が終わり、模試はあっさり始まった。

第一問、第二問。理論の穴埋めと記述。
ぼんやりと捉えているが、しっかりと掴める記憶が出てこない。
ラムネ瓶の中のビー玉みたいだ。

第三問。総合問題。
現金預金、金銭債権、有価証券。
この外貨はどの時点のレートを使うんやろ。

「分かってないでしょ。ダメだよ」
頭の奥に立つ、経理の超人の声が聞こえる。
「マニュアルやメモを見ながら仕事ができればいいやん」そう思っていた。
だが、こういう限られた時間内でパフォーマンスを発揮しないといけないときに、つまずくんだな。

うわ、
問題用紙がホッチキス止してるから
めくってTBを確認しなあかんやん。 
えっ、
これは修正済みなのか
いや修正していないのか
どっちなんだ?

思考だけが止まっていき、大隈重信の足元付近で銅像になっているような……
気づけば2時間あったはずの全国公開模試が終わった。
ほとんど電卓を叩けず、まっさらなT字勘定計算用紙2枚が手元に残った。

エスカレーターを降りて聞こえてくる
「時間が足りなかった」に共感できない。
文転したくせに共テ対策の数ⅠAⅡBの授業を選び、期末テストで20点台をたたき出した高3を思い出す。

3号館の先にある早稲田大学歴史館。赤点の手応えを握りしめたまま侵入することはできなかった。




失敗はわが師なり
失敗はわが大なる進歩の一部なり

大隈重信

赤点野郎のワセ散歩


折角だし気晴らしにキャンパスを歩き回った。

坪内博士記念演劇博物館

37号館だと……
キャンパス施設でホームラン争いしてる?

いや
121号館まであるらしい。
もう国道レベルだった。


そんなわけで
早稲田のキャンパスは大学というよりも
立派な公共の施設や公園が集まった街のようだった。

建物は統一されているようでどこか違う。
東京なのに広くて区切られていなくて解放感がある。

早稲田通り、夏目坂といった周辺エリア全体が「早稲田」という空気でつながっている。落ち着いた店。統一感のある建物。さらに、駅前の駐輪場の機械がえんじ色だった。
きれいに整っているのに、どこか生々しい。

結局、家に帰って昼食をとることにした。



帰宅フィードバック


試験の途中から「思考の空白」を測る時間になっていた。問題を解こうとする自分を眺めて試験から離れていった。
何なら「わせだや」が浮かんで、キャンパス内を散歩することを考えていた。


あっ、真面目に振り返ろ。
問題文から修正が必要な部分を見極められるようにならな話にならんな。
問題の余白にメモするよりも計算用紙に仕訳を記したほうがいいな。



おまけ:チャッピーの指導


帰宅後、ChatGPTと話しながら、現金預金と金銭債権について少しずつ穴を埋めていった。

① 「経過利息」の定義のブレ
×「3ヶ月分やから3ヶ月だけやる」
○「決算日までに経過した未収利息」
👉 ポイントは“期間”じゃなくて
「発生主義で未収になってる分を計上する」

② 「契約資産 vs 売掛金」の理解
売掛金=無条件の請求権
契約資産=条件付きの請求権
👉 抜けてた点
“請求できるかどうか”基準で分ける意識が弱い

③ 「売上と債権を同じものとして見てしまう」
売上:履行義務ベース
売掛金:請求権ベース
👉 ここが混ざってた
売上=作業完了、債権=請求権確定

④ 「直物・先物レートの意味」
直物=今の交換価格
先物=将来受渡し契約の価格
👉 抜けてた点
“評価対象が違うからレートが違う”という軸
(市場理論の深掘りじゃなくてOK)

次、どうしよ。


講義の〆


大学に侵入すれば、大学生に戻った気分になれることがわかったんだ。


あっ、ただし
模試を受けに来たら銅像になることもあるんだ。

また、キャンパスでお会いしましょう☺️


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