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四冊の本~#自分語りは楽しいぞ

 私は2000年代に四冊の本を商業出版した。本当は小説で出版したかったのだが、自分の才能が及ばず諦めた。そして自分の経験をベースに専門書と物語風のエッセイを出した。過去に出した四冊は大体このようなものである。

 1冊目 新書(ビジネス書) 自分が携わってきた仕事がらみのノウハウ本。仕事愛をてんこ盛りにしたつもりだが説教くさい本で、自分なら絶対に読まない啓発本。
 2冊目 新書(ビジネス書) 1冊目がなぜか重版がかかったのでもうひとつお願いしますと言われて描いた続編。ネタ切れできつかったのを覚えている。個人的には最悪の駄作。
 3冊目 初のソフトカバーの単行本 一番書きたかった本でジャンル的にはビジネス書になっているが、内容的にはお笑い系の私小説。これを書きたかった。
 4冊目 3冊目が大手出版社の社長の目に留まって声がかかり、雑誌のコラム連載とともに出したエッセイ本。2作目までのように説教くさくはなく、ブラックユーモアを重視したのでそこそこ満足。

 次作もという話はあったが、ネタ切れと極度の体調悪化で私の商業出版はこの4作で終わる。
 いずれも今は絶版だが、ブックオフなど古本で手に入れるのだろう、たまにエゴサーチしてみると、割と最近の読書感想を見つけたりする。厳しいレビューもあるが、好意的なレビューもあり、どちらもうれしい。20年近く前の本なのに、未だに読んでくれているというだけで筆者冥利に尽きる。昨日などは、若い新入社員でかつての私と似た業界にいる方が「非常に励みになる」と書いているレビューを見つけた。うれしくて涙が出そうだ。一方で前時代的な発想とこきろおろす読者もいるが、その指摘は的を射ており、昭和から平成の仕事人間の話だから現代の仕事にそのまま当てはまるはずがない。しかしプラスマイナスどちらの評価を受けても、自分の書いた本が読み手の心を動かしているのは事実。これ以上の幸せはない。
 世の中にはジャンル問わず本を出したい人が大勢いる。その理由はこの喜びを味わいたいからではないかと思ったりする。

 だからなんだ?という話だが。
 自分語りは楽しくないな(笑)。

#自分語りは楽しいぞ
#振り返りnote
#エッセイ

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