ゲームマーケット2025春に2日間参加しました
ゲームマーケット2025春が終わりました。そこで今回は、事前の情報収集から1日目のレポートと、2日目の売る側の感想をまとめました。
1.事前の情報収集
事前の検討は、1ヶ月前に発売するカタログでどの企業とサークルが参加するかくらいをチェックします。カタログから得られる情報はそんなに多くないので、どこが参加されるか名前だけ確認して詳細はXでのアナウンスを追います。
2週間前くらいに「フォアシュピセレクション」が発表されますので、これもチェックします。最後に直前の情報を「暮しとボードゲーム」のSP番組で確認します。
この一連の情報の確認が終わったら、行くブースをリストアップ、購入優先順位を決めて、行く順番を考えたらお金を用意します。私の場合には7割は企業ブースの取り扱い製品が目的なため、このような事前調査で済んでいます。
2.ゲームマーケット1日目(午前)
当日は大雨予想。自宅からの距離と、駅から会場までの距離を踏まえて1日目はクルマで行きました。幕張メッセの駐車場は5000台のキャパがありますので安心です。
用心のため、営業開始とほぼ同時に入場したところ、連絡口から30秒のところを確保しました。

通常は開場の2時間前に並ぶのですが、今回は到着が早かったので2時間半前に並び始めました。脇に並んでいれば傘が必要のないところでしたので助かりました。

こういうときに座ると腰がやられ、お腹が冷えてしまうので、ひたすら立つしかないのが年齢的に厳しいところです。
2-1.リゴレ
今回一番気になっていたのは、クラウドファンディングでキックし忘れた「スリーピング・ゴッズ:彼方の空」です。これがゲームマーケットで販売されることは以前から確認していましたので、時間を食うアークライトは優先順位を落として、まずこちらのブースに並びました。
2-2.ケンビル
ゲームマーケット2024秋からトラックにボードゲームを大量に積んで来られていて、前回も良いものが多かったので早めに行きたかったブースです。しかも今回はリゴレの隣でしたので、2番目に行きました。
いきなり「南チグリスの旅人」の訳あり品が5000円でしたのでこちらを購入。さらに「Tea Garden」が販売していたので購入。在庫が多かったのかもしれませんが「Tea Garden」は結構終盤まで残っていました。
前回から始まった3000円クジについて、前回は小箱2つという少し残念な結果でした。今回は「EvenFall」が入手できましたので近々遊んでみたいと思います。
2-3.イエローサブマリン
「13Leaves」があるとミスリードして向かいました。完全にタイムロスと思いきや、発売元のケンビルに訳アリ品として10000円で売っていた「ダーウィンズ・ジャーニー」が中古で5300円でしたので購入。
帰宅後の検品で細かいカードの痛みは見受けられましたが、スリーブをつければ問題ないレベルでした。
2-4.ホビージャパン
目玉であるワケアリ品の紹介は、開場1時間前くらいにXにポストされます。残っていた中で迷ったのは「シボリューション」と「クトナー・ホラ:銀の町」でしたが、いずれも購入しませんでした。以前はお買い得に感じましたが、そのほかのブースがアウトレットに乗っかってきたことで魅力が低下したのだと思います。
ワケアリ品ではなかったと思いますが「ウェーブレングス」の現物があるのは珍しいと思いました。
2-5.数奇ゲームズ
前回は「アクアティカ」が間に合わなかったので行きませんでしたが、今回は「スマートフォン株式会社」のゲームデザイナーであるIvan Lashinの新作である「ネオドリームズ」が販売されましたので行きました。あまり並ばずに入手できた印象です。数回前のゲームマーケットで「エヴァキュエーション」と「シップヤード(第2版)」の時の列が忘れられなくて構えてしまいます。
2-6.Engames
ブース設営のためにトラックをもう1台用意すると言われていたので、それだけでも見ようと行ったところ、図書館と美術館を組み合わせた雰囲気の円形ブースを強化ダンボールで組み上げていました。
ディスプレイだけでも凝っているので眺めていたところ、先日のボードゲーム会で遊んだ「ヴォーパルス (Vorpals)」の海外展開版である「Paper tales」があったので購入。これは少し興奮しました。
2-7.グループSNE
こちらの取り扱いは、マーダーミステリーやTRPGが多いのですが、たまにクラシックゲームの再販をします。今回はReiner Kniziaの25年前の作品である「タージマハル」でした。
あらゆる体験は、自身が10〜20代の頃に登場したもの(ゲーム、アート)がその後の価値観に一番合うと考えていますので、このレンジ内のゲームは大事にしています。
2-8.Sui Works
ゲームマーケット直前にクラウドファンディングでキックしたボードゲームが次々と来るのですが、その中の1つが「Desolito」でした。
クラウドファンディングの欠点として、キックしたときの熱量と届いたときの熱量が離れていることが良くあります。今回も届いた際に、拡張セットを含めた支援をしていなかったことに気づいたのです。
当日のお品書きには拡張単体での販売はなさそうでしたが、ダメ元で拡張単体で販売できないか確認しました。案の定、一般発売してから買ってくださいと断られてしまいました。
2-9.四等星
ゲームマーケットには一般サイトにはあって、市場には少ないジャンルとして重量級の紙ペンゲームがあります。現状、紙ペンゲームは渡り歩いているボードゲームの集まりでは、いずれも好評をいただけていないことが今後の課題です。何とかゲームマーケット特集というテーマでもう一度持ち込みたいところです。
2-10.PLUTO GAMES
数回前のゲームマーケットで入手したサッカーの試合に特化した「マジックナンバーイレブン」の拡張版を購入です。対戦ゲームなので、遊ぶ機会は少ないのですが追加して遊んでみたいと思います。
ここで荷物が2人でも厳しくなってきたので、昼食を兼ねて駐車場にゲームを収納しました。この方法は楽ですが、お財布的には危険です。
3.ゲームマーケット1日目(午後)
午後は予約していたゲームの受け取り、空いたアークライトでくじを引く、スペシャルステージを聴く3点がメインです。
3-1.カクザトウ
高級菓子のような箱の装丁、カード裏面の触り心地のよさ、マニュアルの紙質の高級感、MDF材をレーザーカッターで抜いたコマなど、メーカーがコストカットするであろうところを追求した意欲作です。中身を開けながらワクワクしたのは、今回のゲームマーケットでは「TURQUOISE HARD BOILED」と「スリーピング・ゴッズ:彼方の空」が別格だったと思います。近いうちに遊びたいと思います。
3-2.ManifestDestiny
前回の「ナーストレンド」は後半も想定しながらダンジョンの深部に降りていくゲームで、数か所のボードゲーム会に持参して好評でした。今回は「Fantastic Age」という冒険者の一生を追体験するという大好物なテーマでしたので、多少高価ではありましたが購入しました。
こういうテーマは「葬送のフリーレン」を観て、「グルームヘイヴン」でキャラクターが引退するのを観てから、より弱くなっている気がします。
3-3.TRICKTAKERs GAMEs
すでにイエサブなどでも取り扱っている「Eternal Decks」は、限られたコミュニケーションで協力しながらステージクリアするという最近人気の仕組みです。デザインもどこか「UNDERTALE」を思い出すところもあり、BGGでもかなりの高評価を獲得しています。今回は上箱に多少(ほとんど見えない)傷のあるアウトレット品が定価の2割弱安かったので購入しました。
3-4.アークライト
「ブラス:ランカシャー」は非常に好きなゲームの1つなので、「スチームパワー」は気になっていないわけではないですが、あそこまで並ぶほどでもないと判断し、メンバーによっては使い勝手が良さそうな「フィンカ」と「テラフォラッキーくじ2025春」を購入。結果はD賞のプロモカードでした。

4.Lacerdaに聞く!ボードゲームのデザインとは?
毎年アークライトが取り扱っているゲームの海外有名ゲームデザイナーが登壇して開発のアプローチを講演する企画です。今回のVital LacerdaといえばデザインするBGGのゲーム複雑度が軒並み5点満点中4.5点を超えてくる重量級ボードゲームのデザインを売りにしたゲームデザイナーです。
彼はポルトガルの方ですが、英語で話してくれましたので通訳を介さずにニュアンスを含めてお話を聞けましたので、非常に面白いセッションでした。

ゲームデザインは流行りのメカニクスだけを追うようなことはないように。1ゲームを作るのに2~3年はかかるのだから、自分の好きなメカニクスを優先するべき
ゲームの完成度を上げるためには、色々な国の人々とテストプレイを繰り返して修正を繰り返すしかない。そのためにオンラインでテストプレイできる仕組みを利用している
ボードゲームは基本セットを作り終えたら終了と考えている。拡張セットは商業的な行為でしかなく、基本セットでのゲームバランスを拡張セットによって再度考えるくらいなら、新しいゲームをデザインしたいというのが本音
イラストレーターでもあり、グラフィックデザイナーでもある
Ian O'Tooleと15年間組んで仕事を進められることに助けられている。なぜなら、彼のようにイラストとグラフィックデザインの両方をこなせる人はそうそういないから。またゲームデザインとアートワークが一致しないときはゲームデザインをアートワークに寄せることを意識している。尊敬するゲームデザイナーはMartin Wallace、ダイスで奇跡のゲームデザインをするStefan Feld。若手としてはSimone Luciani(若手とはいえ、1977生まれ)
楽しみすぎて帰宅は22時を超えていたので、購入したゲームを並べて写真にとり、訳あり品と中古品のコンポーネント数だけ確認して就寝。

5.ゲームマーケット2日目
前日に歩きすぎて、腰が爆発寸前ということもあり、ずっと立って販売することを覚悟しました。

昨年に引き続き、参画させていただいたのはA05のファンタジーキッチンです。前回は「パーはずるい」のみでしたが、2024秋から「9Selections」というワーカープレイスメントも出しています。なお「パーはずるい」も第二版になって諸々が修正されています。

一般サークルは、企業ブースの集客で動線を作っていただく感じです。しかし今回は例年と比べて特にSUSABI GAMESの集客が少なく、GPのイベントが終わった瞬間に人通りがまばらになってしまいました。
個人的には土曜日にアークライトで買えばよかったと後悔した「ゲムばこ」(ボードゲームの福袋)とイエローサブマリンで中古の「カートグラファー」を入手できたので満足でした。

去り際の撤収中の会場を見るとなんだか物悲しくなってしまいまして、思わず写真を撮りました。
今回も1日目は雨、2日目は夏日というコンディションでも楽しく過ごすことができました。今週末のボードゲーム会はゲームマーケット2025春に入手したゲームの括りで遊びたいと思いますのでルールブックの熟読を始めたいと思います。
