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高山茶筌|たった一本で、家庭の抹茶が茶室の味になる

自宅で点てた抹茶が、なぜか茶室でいただくものほど滑らかにならない。そう感じたことはありませんか。奈良県生駒市高山町、五百年続く茶筌づくりの里では、たった十六軒の家系だけが受け継ぐ技があります。穂先の一本一本まで手作業で仕上げられたその茶筌を暮らしに迎えると、いつもの一杯が驚くほど変わります。

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今回紹介するのは茶道具 茶せん 日本製 伝統的工芸品「高山茶筌」黒竹「真」創業四百年 芳竹園製(¥8,800)です。

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この工芸が生まれた背景

高山茶筌の歴史は室町時代にまで遡ります。茶の湯の祖・村田珠光と親交のあった奈良・鷹山家に、後土御門天皇から「高穂」の名を賜ったのが始まりと伝えられています。時代が下り、高山城主・高山頼茂の没後、家臣十六名が帰農する際、代々伝わる茶筌づくりの技術を分け合い、それぞれが独立した家として技を継承しました。以来五百年、国産茶筅の九割が今もこの奈良県生駒市高山町の、わずか十六家によって作られています。「高山」の名を冠する茶筌は、この十六家以外が名乗ることを許されない、地域に固く守られた技術なのです。戦時中、物資が不足するなかでもお家元自らが職人の家を訪ね、一晩泊まり込んで茶筌を求めたという逸話も残っています。当時は中国製・韓国製の茶筌すら手に入らず、御家元二人が「作ってくれるまで帰らない」と職人の家の前で待ち続けたという話が、今も語り継がれています。一本の竹筒から生まれる道具の裏に、そうした人と人との結びつきが刻まれているのも、この工芸の奥深さです。

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職人の技術・こだわり

茶筌づくりは、一本の竹から百以上の工程を経て仕上げられます。まず竹を割り、外皮を薄く削ぎ、穂先を髪の毛ほどの細さまで割き分ける「小割り」。その後、穂を内穂と外穂に分けて糸で編み上げる「編み込み」まで、すべてが職人の指先の感覚だけを頼りに進みます。今回選んだ「真」は表千家で用いられる伝統的な形姿で、貴重な煤竹が入手しづらい現在、黒竹で仕立てられた代用品としても定評があります。穂先のしなりと均等な間隔が、抹茶に細やかな泡を生み出す鍵となっており、同じ「真」でも作り手によって泡立ちの表情が微妙に異なります。

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この商品を選んだ理由

今回は同じ高山の技を受け継ぐ別の一本や、日々の手入れを助ける道具もあわせて選びました。濃茶に向く竹華園製 高山茶筌 中荒穂 濃茶用(¥7,980)は同じ産地の職人による仕立て違いです。茶杓と組み合わせて使う芳竹園製 茶杓筒 白竹(¥3,980)は保管の質を上げてくれる道具です。京都の工房が仕立てる幽玄シリーズ 黒竹 真 70本立(¥5,000)は、贈り物にも扱いやすい価格帯として選びました。

こんな場面で使いたい

週末の朝、湯を沸かして自分のためだけに一杯を点てる時間。来客をもてなす前のひととき。あるいは父の日や敬老の日に、いつもと違う贈り物を探しているとき。自宅で抹茶を楽しむ人が増えるなかで、道具を既製品から一本変えるだけで体感が大きく変わったという声をよく聞きます。特に濃茶を点てる機会がある方や、稽古を始めたばかりの方には、しなやかな穂先が扱いやすいと感じられるはずです。桐箱入りではありませんが、化粧箱に入っているため、贈答用としてもそのまま渡せる点も選びやすさにつながっています。夏の帰省や来客シーズンに合わせて、少し丁寧な一服を用意したい方にもおすすめです。抹茶カフェブームの影響もあり、自宅で気軽に一服点てる若い世代も増えています。最初の一本を選ぶ際は、稽古用の数穂タイプよりも、しっかりとした穂立ちの真タイプを選んでおくと、長く使い続けられるという声も多く聞かれます。

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お手入れ・長く使うコツ

使用前には約15分ほど熱湯にくぐらせ、穂先をやわらかくしてから使うのがコツです。使用後は水でやさしく洗い、風通しのよい場所で陰干ししてください。付属のケースに濡れたまま戻すとカビの原因になるため、必ず乾かしてから保管します。穂先の広がりを保つために、茶筅休め(陶器製や木製のスタンド)を使うと型崩れを防げます。竹は生きものですので、割れや変色は自然な経年変化として受け止め、長く育てていく感覚で付き合うのがこの道具の楽しみ方です。

合わせて検討したい、同産地の逸品

濃茶をよく点てる方には竹華園製 高山茶筌 中荒穂があわせて選ばれています。贈り物としては、保護筒と三言語の説明書が付属する幽玄シリーズ 黒竹 真 70本立も渡しやすく人気です。用途や流派に合わせて、穂の数や竹の種類を選び分けてみてください。

贈りもの・記念日に選ぶときのポイント

茶道具は消耗品でありながら、贈られた側が日々の稽古や暮らしの中で繰り返し手に取る品でもあります。父の日や敬老の日、茶道を嗜む方への誕生日祝いには、流派(表千家・裏千家など)を事前に確認しておくと選びやすくなります。化粧箱に入った状態でそのまま贈答できる商品を選ぶと、包装の手間もかかりません。価格帯に幅を持たせて、普段使いには3,000円台の一本、特別な記念日には8,000円台の一本、というように使い分けるのもおすすめです。

まとめ

五百年続く十六家だけの技を、日々の一杯に取り入れてみませんか。手仕事の茶筌は、抹茶の味わいだけでなく、点てる時間そのものを少し豊かにしてくれます。

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気になった方は、ぜひ商品ページもチェックしてみてください。今回ご紹介した高山茶筌 黒竹「真」から、暮らしに伝統工芸を取り入れてみませんか。

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