【大堀相馬焼】松永窯 ビールタンブラー5色セット|夏のお中元・ギフトにおすすめ
泡立ちがちがう、と聞いて最初は半信半疑でした。でも、素焼きの器にビールを注いだ瞬間、細かくクリーミーな泡が立ちのぼるのを見て、陶器の不思議な力を実感しました。福島県が誇る大堀相馬焼のビールタンブラーには、300年の歴史が育んだ技と、縁起を大切にする東北の心が込められています。お中元・夏のギフトに、ひとと違う本物を贈りたいと思っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
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今回紹介するのは大堀相馬焼 松永窯 小タンブラー 5色セット(¥10,780)です。

この工芸が生まれた背景
大堀相馬焼の歴史は、1690年代(元禄年間)頃まで遡ります。福島県双葉郡浪江町大堀地区で、地元の土を活かした陶器づくりがはじまりました。その後、藩の保護のもとで発展し、江戸時代を通じて福島を代表する焼き物の産地へと成長していきます。1978年(昭和53年)には国の伝統的工芸品に指定され、その価値は広く認められました。
しかし、2011年3月の東日本大震災と原発事故は、この産地に壊滅的な打撃を与えました。浪江町全域が避難区域となり、大堀地区で代々窯を守ってきた窯元の職人たちは、全員が故郷を離れることを余儀なくされました。窯も土も、300年にわたって積み重ねてきた場所も、一夜にして失われてしまいました。それでも職人たちは諦めませんでした。福島県内の二本松市や福島市、川俣町など各地に移り住みながら、それぞれが新しい窯を築き、伝統の技を守り続けています。
震災という試練を経てなお灯り続ける大堀相馬焼は、今や「福島復興の象徴」として国内外から注目を集めています。土地を離れても、技と魂は受け継がれる。そのことを体現する工芸品です。

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職人の技術・こだわり
大堀相馬焼には、他の産地にはない三つの特徴があります。
二重焼き:内側の器と外側の器を二重に重ねて焼き上げる独自技法。保温・保冷性が高く、手で持っても熱くなりにくいという機能的な利点があります。
青ひび:青磁色の釉薬(ゆうやく)を施したあと、焼成過程で釉薬と素地が収縮する際に生まれる細かなひびの模様。一点一点異なる表情が生まれます。
走り駒(左馬):左向きに走る馬の絵柄。「右に出るものがいない」という意味が込められた縁起物です。開業祝い・新築祝い・お中元の定番として、福島では古くから贈答に使われてきました。
松永窯のビールタンブラーは、内側を素焼きのままにすることで細かな凹凸をつくり、ビールを注いだときにきめ細やかなクリーミーな泡を生み出します。グラスが縦長のため炭酸も抜けにくく、ビールをじっくりと楽しめる設計です。飲み口は滑らかに釉薬を施し、器本体はザラっとした手触りで滑りにくい。機能と美しさを両立させたのが、職人が代々磨いてきた仕事の核心です。

この商品を選んだ理由
数ある大堀相馬焼の中から松永窯の小タンブラー5色セットを選んだ理由は、夏ギフトとしての完成度の高さにあります。5色(コバルトブルー・緑・ピンク・黄色・黒)が揃うセットは、家族で1本ずつ色を選んで使えますし、法人ギフトや複数名への贈り物としても使いやすいです。また、内部素焼きという技法的な特徴が「ビールの泡がおいしくなる」という具体的な体験につながる点も、贈り手が説明しやすく受け取り手が喜ぶポイントです。
こんな場面で使いたい
大堀相馬焼のビールタンブラーは、夏の食卓にこそ映えます。自宅でのビールタイム、週末の晩酌、友人や家族が集まる夏のバーベキューや宅飲みに1セット用意しておくと、見た目の会話のネタにもなります。
お中元(7〜8月)のギフトとしても最適です。ビールを楽しむ方へのお中元は全国的に定番ですが、市販のビールセットとひと味違う「素焼きのビールグラス」は、受け取った側に特別感を与えます。「なぜ素焼きなの?」という疑問から、大堀相馬焼の歴史や走り駒の縁起話を添えるひと言が、贈り物をさらに豊かにしてくれます。
また、開業祝いや新築祝いにも昔から使われてきた商品です。「右に出るものがいない」という走り駒の縁起をひと言添えて贈ると、意味のあるギフトになります。退職記念・敬老の日・誕生日など、節目の贈り物にも5色セットのカラフルな見た目が喜ばれます。
自分へのご褒美としても価値があります。日常のビールタイムをちょっと上質にしたい、そんなときに手元に置く器として大堀相馬焼を選ぶのは、暮らしの中に伝統工芸を取り入れる最も身近な方法のひとつです。

お手入れ・長く使うコツ
大堀相馬焼は食洗機非対応です。手洗いが基本になります。内側が素焼きになっているため、初めて使う前にたっぷりの水に数時間浸しておくと、においや汚れがつきにくくなります。洗う際は、やわらかいスポンジで優しく洗い流すだけで十分です。研磨剤入りのクレンザーは表面を傷めるため使わないようにしましょう。
青ひびの部分に汚れが入り込んだように見えることがありますが、これは釉薬の特性によるものであり、品質上の問題ではありません。むしろ使い込むほどに味わいが増していく変化を楽しむのが、伝統陶器との付き合い方です。
急激な温度変化(熱い飲み物から急冷するなど)は避けてください。陶器は磁器より吸水性があるため、長時間水に浸けたままにしておくのも避けるのがおすすめです。使用後はしっかり乾燥させてから収納しましょう。正しく扱えば、長く手元に置いて楽しめる器です。
合わせて検討したい、同産地の逸品
ビールタンブラー以外にも、大堀相馬焼ならではの器があります。
松永窯 広口コーヒーマグ ペアセット(¥8,800)は、広口デザインで飲みやすく、日常のコーヒータイムをやさしく彩ります。二重焼きの保温性はコーヒーとも相性抜群です。福島の喫茶店でも採用されている定番の品です。
日本陶彩 相馬焼 馬九行久 二重マグカップ(¥4,950)は、「馬九行久(うまくいく)」という縁起のいい名前が印象的なマグカップです。日常使いの価格帯でありながら、大堀相馬焼の二重焼き技法が体験できる一品です。予算を抑えたい方や、まず一点試してみたいという方に向いています。
贈りもの・記念日に選ぶときのポイント
大堀相馬焼をギフトに選ぶ際のポイントをまとめます。5色セットはお中元・夏ギフト・新築祝い・開業祝いに向いています。受け取る側がビールを好む方であれば、実用性と特別感が両立します。個数が多いため、法人ギフトや複数名へのまとめ贈りにも対応できます。
広口コーヒーマグのペアセットは、カップルや夫婦への贈り物、親への感謝の品として選べます。コーヒー好きな方への誕生日やお中元にも最適です。一方、¥4,950の二重マグカップは、気軽な手土産やちょっとしたお礼の品として渡しやすい価格帯です。
どの商品も「走り駒」の縁起物という背景があります。贈り物にひと言「右に出るものがいない、という縁起が込められた福島の伝統工芸です」と添えるだけで、受け取る側の印象が大きく変わります。モノを渡すだけでなく、背景の物語も一緒に届けることが、伝統工芸ギフトの最大の魅力です。
まとめ
大堀相馬焼 松永窯の小タンブラー5色セットは、300年の歴史と東日本大震災からの復興の物語を背負った、福島の伝統陶器です。素焼きの内側がビールをよりおいしくし、走り駒の縁起が贈り物に意味を添えます。夏のお中元・ギフトとして、ひとと違う本物を選びたい方にぜひおすすめしたい一品です。
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