Voicy代表・緒方憲太郎 2026年新春スペシャルインタビュー
明けましておめでとうございます! カンパニークリエーターのhanaです。
2026年、Voicyは創立10周年を迎えます!
今回はVoicy代表の緒方憲太郎をゲストに迎え、2025年の振り返りから、AI時代の音声市場の展望、そしてVoicyの今年の挑戦について語ってもらいました。「人間らしさ」が鍵となる未来とは? ぜひお楽しみください!
目次
激動の2025年を振り返る。「第二創業」とVoicyファンフェスタの熱狂
――あけましておめでとうございます。2026年、ついにVoicyは創立10周年ですね。まずは昨年、2025年を振り返っていかがでしたか?
緒方: 昨年は「第二創業」と位置づけ、会社の体制を大きく変えた年だったね。それまではひたすら「声の文化づくり」に注力してきたけど、そこからさらに「産業を作るぞ」というフェーズに移行した。少人数で最大のパフォーマンスを出すために組織を変革し、かなりのスピードで走ってきた一年だった。
――大変な変革期でしたね。その中で特に印象に残っていることは何ですか?
緒方: 一番は「Voicy Fan Festa '25」だね。映画館を貸し切ってリアルイベントを行ったんだけど、2,400枚のチケットが完売して。会場ではリスナーさんもパーソナリティさんもめちゃ感動して号泣する場面があったり、愛情確認ができる素晴らしいイベントになった。

――私も当日、会場にいましたが、あの熱量は忘れられませんね。
緒方: あと、事業としてはプラットフォーム課金という新しい挑戦だね。VoicyはtoC、toB全部含めた全ジャンルやるという、 日本でもかなり稀有なサービスだと思っていて。その中でプラットフォーム課金を入れたっていうのは、なかなかない挑戦をさせてもらったと思っているし、 いろいろ勉強にもなった。
だからこそ、みんなが納得するものに変えていくっていうことをしないといけないっていうところが大きな変化ポイントだった。年末に行った「エピソードアワード」みたいな新しい取り組みも行ったりと、ハード(仕組み)からソフト(コンテンツ)まで、いろいろな挑戦をやったな。
――そうですね。トップダウン体制に移行して、次々に色々なものを形にしていった1年でしたね。
あとはパーソナリティさんの中で、例えば月100万以上稼ぐ方もたくさん出ていて。 声だけで一つ仕事になるという人も増えてたり、それで転職する人も出たりとか、「Voicyで人生変わりました」みたいな人がめきめき出てる。
事業としてどこにチャンスがあるかとか、そういうこと以上に、やりがいをすごく感じてもらえてるな、というのを改めて感じた一年だったね。
AI時代の音声市場の展望。動画も「トーク」が主戦場に

――続いて、音声業界の未来について伺います。2026年、この市場はどうなっていくと予想されていますか?
緒方:「2025年、 何が変わりましたか?」って聞いたら、もう誰もが「AI」って言うと思うんだよね。AIって、ものを制作することの支援がすごいできるようになっちゃったので、 動画もすごい溢れてきた。そしたら何が起こったかというと、 YouTube作るのだってAIでできるから、結構な番組がトーク番組になってきているように見えるんだよね。
今人気のものはだいたいトーク番組でしょ。動画もトークになって、ショート動画もトークになって、「それって動画なの? 動く画なの?」っていうぐらいの感じなのよ。
――たしかに、テロップだけで画面が動かない動画も増えてますね。
緒方: そうなんだよ。実はトークマーケット自体が巨大化している。その中で、ポッドキャストや動画は「まとめ撮り」をすることが多いけど、Voicyは「無編集で毎日更新」する人が多い。だからこそ、「今日は怒ってるな」とか「元気ないな」といった、その人の生の感情や人間らしさが伝わる。
だから、コンテンツの魅力ってことを考えると、「人らしさ」がめちゃくちゃ求められるなっていうのは明確に出てきたと思っている。これからは、AIで効率化するものと、AIには出せない「人の魅力」でレバレッジを効かせるものに二極化していくんじゃないかな。
――「人の魅力」がより重要になるということですね。
緒方: そう。社会にコンテンツが溢れすぎて、情報の取捨選択ができなくなってる。そうなると、「情報のソーシング(収集)自体を外注する」ようになる。「この人の考え方なら信頼できる」というロールモデルを見つけて、その人から情報を得る。つまり、情報の価値が「人軸」にシフトしているんだよね。だから、人が話すっていうところの価値はますます大きくなってきているし、ユーザーも人にもっと依存していくようになる。
ーー人に依存していくっていうのはすごく新しい切り口ですね。自分にとってのロールモデルをどこで見つけるかっていうところが大事になってくる。
緒方: そうね。自分が参考にするロールモデルを何人ぐらい用意して、 その人たちの情報でどう生きていこうかなっていう風になるんじゃないかな。それは身近な中にいたりインターネットの中にいたりとか色々あるけど、 僕らとしては、「魅力的な人は全部Voicyにいるぞ」と。そういう発信者の人はとにかく忙しく生きてるから、 だったら、発信コストを世界中で一番下げてやると。
数あるプラットフォームの中で、最も簡単に発信ができることを提供することで、「人間らしさ」を最大化するという僕らの狙いが、今の時代にドンピシャでハマってきている感覚があるよね。
創立10周年イヤーの挑戦

――そんな市場環境の中、10周年を迎えるVoicyは2026年にどんなチャレンジをしていきますか?
緒方: 10周年っていうところから話すと、10年続くスタートアップってめちゃくちゃ少ないのよ。ほんと数パーセントしかいないって言われてるわけだけど、 それでいて、うちはまだ全然死ぬ状態じゃないスタートアップなわけですよ。攻めるしかない。あと楽しいこともいっぱいしたいよね。でっかいイベントもやりたいし、10周年記念グッズみたいなのもやりたい。
いま考えているのは、2月2日が創業10周年で、9月23日がサービス10周年なんで、創業10周年はこれまでお世話になった方を呼んで感謝を伝えたい。サービス10周年の方はリスナーも含めて呼びたいなと思ってるよ。
いま、トークが主戦場になるっていう世界の中で、 Voicyのトークが面白いぞっていうのをもっともっと出すために、 10周年という節目にちゃんとPRしたいね。
――具体的にはどんなことを打ち出していきたいですか?
緒方:俺は、クリエイターエコノミーの世界がもう一段上がると思ってるのね。
今まではインフルエンサーがクリエイターエコノミーしてたけども、 自分の副業で稼ぐぞっていう人も増えてきたと思う。その中で声で稼ぐっていう人はもっともっと増えると思ってるんで、 そういう人の参入をめっちゃ増やしていきたい。
あとAIがどんどん進むから、今よりも、世に出ているコンテンツが本物か偽物かは、もっと分からなくなる。そうなってきた時に、人間味のあるものの価値はグーンって高くなっていくよね。
なんで、Voicyなら「無加工で、人間味をそのまま相手に届けられるぞ」っていうのをうまくPRできるんじゃないかと思ってるよ。

――事業面ではいかがでしょうか?
緒方: 事業面では、この1年でうちの事業体を「流通総額」「プラットフォーム課金」「法人ソリューション」の3軸に分けたんだよね。それぞれが全部積み上がるようにっていう事業転換をこの1年でむちゃくちゃ頑張って何とかした。
これをしっかり伸ばしていくと、文化作りしてる会社が固く成長できる会社になるぞって、俺はすごいワクワクしてるのね。
ちゃんと形にしていければ、その収益で新しい番組を作ろうとか、イベントをやろうとか、 海外展開やラジオ局との連携とか、いろんなことに投資をすることができるようになる。だから2026年はこの3軸をしっかり成長させるということだね。
その時にトークが主戦場になる世界観と、 人間味が出るっていうところは、すごく追い風になるなって思ってる。
―― 一方で、ライバルに海外大手プラットフォームがいるので、 大変なチャレンジであるのは間違いないですね。
緒方:間違いないね。でも、人生せっかく生きるんだったら、そこまで挑戦していくのも面白いと思ってる。一番難易度が高くても、多くの人が喜んでくれるサービスをやってるんだからこそ、 組織をより強くして、メンバーに成長してもらって、 そこをちゃんと稼げる人を増やして、ユーザー数を増やしてっていう、 サイクルが回るようにしたい。
あとは社会の中でどうVoicyがインパクトのある存在かっていうところをもっと見せていきたいと思う。 そういうところでは、例えばスポーツチームとアライアンスを組んでより知ってもらうとか、 自分たちで活躍した人をよりPRしていくとか、 いろんな形でも社会に対してVoicyの立ち位置、 何が魅力なのかとかも分かってもらうところも しっかり投資していく必要が出てくるね。
―― スポーツのところは新しいチャレンジだなと思いました。
緒方:そうだね。スポーツの中でも音声ができることは、色々あるので、そこはお楽しみにしておいてください!
「Unique & Bold」に。社会にワクワクを生み出す発信地でありたい
――最後に、10周年イヤーをどのような一年にしたいですか?
緒方:うちは社会を豊かにするというのをとにかく考えて、ワクワクを作っているわけだよね。
自分たちが楽しく仕事をするというのはまず1個、しっかりやりたいなと思うし、 世の中が「こいつらワクワクやってるな」って感じてもらえるような、ほとばしるようなアウトプットをしたいよね。そうやって存在感をだしていきたい。
だから、Voicyのバリューである「Unique Experience」と「Bold Impact」を、もっとやんなきゃいけないと思ってる。 社会全体が不安定で先が読めない時代だからこそ、「どう生きるか」「人生をどう楽しむか」が重要になる。Voicyは、そんな「生きることを楽しんでいる人」が集まる場所でありたいね。

他を見たときに、固く上手くいってますとか、固い事業で大丈夫ですとかってのは多いかもしれないけど、 社会を豊かにすることに生きがいを感じて、みんなが本気で仕事を面白がっている。『そんな会社、本当にあるんだべ!?』って世の中が驚くような存在であることを、Bold(大胆)に打ち出していきたいね
――「あるんだべ」ですね(笑)。
緒方: ほんまやで。「仕事って面白い」「もっと成長したい」と心から思える人たちが集まって、その熱狂を共有する。Voicyがそんな「生きることを楽しむ人」を増やす循環の中心地なんだということを、この10周年でしっかり届けていきたいね。
―― 最後に、メッセージをお願いします。
緒方:これからの社会、『どう生きるか』の多様性は確実に広がってきているよね。できるだけラクに生きたい、 不安なく生きたい、そういうのもあると思う。
でも将来がめちゃくちゃ見通せる事業なんてない社会になってきたし、 読めなくなってきている。
将来が予測不能でAIが台頭する時代だからこそ、「人間らしくどう生き、人生を楽しむか」が重要になる。Voicyは、そんな情報や熱意ある人が集まる中心地でありたい。
社会にシナジーを生みつつ、自分たち自身も変化を楽しむ会社であり続けたいね。それに共感してくれる仲間を全力で集めて、「Unique & Bold」に、今までないことに挑戦して、世の中をもっと面白くしていきたいね。

インタビュー全文はVoicyで放送中!ぜひ音声でお聞きください。
URL:https://r.voicy.jp/ybKypbNZVR7
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