朗読 |花の名は(カンナさんの作品)
カンナさんの詩を朗読させていただきました。
花の名はフェンリス
わたしは花に変えられた
けれど根は、風の記憶を抱いている
指を伸ばすな、旅人よ
この色は飾りではない
この香りは媚びではない
これは、わたしが歩んだ孤独の証
摘めば、名もなき花となろう
飾られ、枯れ、忘れられよう
だが今、ここに咲くわたしは
誰にも所有されぬ、ひとつの意志
「美しい」と言うなら
その言葉で十分
「欲しい」と言うなら
その欲望に、わたしは応えぬ
わたしはフェンリス
狼の名を持つ花
自由の名を持つ影
風に揺れ、土に根ざし
誰にも摘まれず
咲き続ける
だから、行け
その手を引いて
わたしはここにいる
咲くことを選び
咲くことに誇りを持つ
カンナ|をかし探究隊隊長
カンナさんの作品を朗読させていただくのは、今回で2回目です。
カンナさんの詩を読むたびに、言葉の奥にある深い意味が心に響きます。
今回の詩は、孤独を抱えながらも自由と誇りを守り抜こうとする強い意志が、ひしひしと伝わってきて圧倒されました。
朗読で十分に表現しきれていないかもしれませんが、お聴きくだされば嬉しいです。
朗読の機会を与えてくださったカンナさんに感謝申し上げます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
また、次のnoteでお会いしましょう。
