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【FPA/Membership】自動車保険の人身傷害の対象を拡大する提案、侮れない「ケガの保険」の重要性

多くの人は、自動車を運転する人は強制加入の自賠責保険に上乗せで、任意加入の自動車保険にも当然加入していることと思います。

大学生が免許取り立てで慣れてない車で友達を乗せてドライブへ…()
「なんで今、保険の話したの?」と不安がり、ソニー損保のCMがタイミングよく入る
(製作会社アニプレックスはソニー系)

「自賠責(強制保険)があるから自動車保険(任意保険)は不要」と考えている人がいるとしたらお馬鹿さんで、自賠責で補いきれないリスクが大きすぎるから自動車保険があるのです。

これは自動車保険の誕生の歴史が関わっているのですが、ぶっちゃけ「任意保険」という呼び方をそろそろ改めて欲しいなと思います。

「自動車保険、加入しないなら運転するな」ではないでしょうか?


自動車保険の加入率

さて、自賠責ではなく最近の民間の自動車保険の加入率をご存じでしょうか?

インターネットアンケート調査会社がITメディアに提供した内容によるとなんと…

自動車保険に加入していない・加入いるかどうかわからない人が28%、つまり3~4人に1人程度いることがわかります。

さすがに冗談だと思いたいのですが、損害保険料率算出機構の『自動車保険の概況(2024年版)』には…

表紙やはしがきを含むためPDFとしては112ページ目

全国的に本当にそれくらいの加入率であることがわかります。

都道府県によってはもっと低い地域も…

という訳で、たとえ自分がどんなに細心の注意を払って運転をしていたとしても、また普段道路を歩いたりしていたとしても…相手が突っ込んできてケガをしたりしてしまう事、最悪は亡くなってしまう事もあります。

しかも厄介なことに、最近は「ない袖は振れない」と腹をくくっている無敵のヒトというのがいて、損害賠償も裁判所の請求も無視を決め込んでしまう人がいます。

自動車保険に加入をしていない人全員がそうであるのかはわかりませんが、経済的に保険に加入する余力がないのであれば自動車を持っていることや維持するだけでも自動車税・重量税・駐車場代・車検・メンテナンス・ガソリン代…車は無数にお金がかかるのですから、乗るのを諦めるなり電車やバスなどの公共交通手段を利用するなど考えてほしいと思います。

全てのドライバーには、ハンドルを握るその手には大きな責任が乗っかっていることを自覚してほしいと思います。

また自動車に限らずバイクや原付、最近は電動キックボードにも専用の自動車保険(バイク保険)がありますが、自転車でさえ今や賠償責任保険の加入が条例で義務化されている地域(44都道府県*)が殆どです。

*沖縄・長崎・鳥取

自動車保険に加入をしない人は車を運転しないで欲しい…
もっといえば運転技術に自信がない人は運転をしないで欲しい(返納をしてほしい)というのが私の本音でもあります。
(運転下手な人ほど自分が運転下手な自覚がないものだから恐ろしい…)

さて、どれだけ人が忠告をしたとしても、その忠告がどれだけの重みと勇気を持っているか分からない人にはあれこれ言い続けるのも無駄な労力なので、結果的にまともな人は「自分の身は自分で守る」ことにリソースを振り分けた方が賢いと言えます。

バイクの事故で友人の一人は半身まひ(寝たきり)となったことをきっかけに、保険業界への転職をした私からすれば言い続けるのも気持ち的には諦めたくないのですが、15年も保険業界で働いていると世の中には「何を言っても無駄」な人が3割くらいることを流石に私でも理解します。

ある程度忠告をしたら、そこから先は子どもじゃないんだから自分で考えないといけないでしょう。一人の大人として扱わないと、逆に相手に対して失礼というものです。


生活全般でのケガに幅広く保険をかけるのも手ですが、保険は支払い範囲が広く、頻度が高くなるほど保険料も高くなります。

軽微なケガならツバでもつけとけばいいのですが、病院にかかるレベルとなれば治療費もそれなりになります。

中でも交通事故となるとむち打ちや打撲、場合によっては骨折などで数か月の通院が必要なことも。更に酷いと入院となります。

どれくらいの費用が掛かるかはケガの程度によりますが、ギックリ腰をやったことがある人はそれが数か月ずっと続く状態を想像してみて下さい。

交通事故でケガをするというのは、その状態がなかなか回復しないために数か月~数年単位で通院が必要ということも起こり得るのです。
そうした時には治療費だけでなく、休業による減収、自炊や買い出しが難しいために外食や弁当を買ってくるなど職費が通常よりかさむことも。

そうしたときに、多くの人が加入をしている民間の多くの生命保険会社の医療保険では入院か手術をしないと給付金が受け取れません。
通院だけの場合、給付金は受け取れないのです。

そしてこの交通事故によるケガ(通院)を補償してくれる保険は「傷害ケガの保険」または自動車保険に付帯する人身傷害保険の対象を拡大するという大きく2つの方法で備えることができます。


ケガの保険「傷害保険」

私は保険業界で15年。ずっと保険募集の現場にいますが、個人的に損害保険の中でもっとも厄介な保険がケガの保険(傷害保険)だと考えています。

たとえばこういう保険
名前がわかりやすい

何故なら大切な補償の一つではあるのですが、
①保険料が安い(募集人として儲からない)
②優先順位が低くなりがち(ニーズが潜在的)
③説明する内容が多すぎる(手間がかかる)

傷害保険の多くは1年契約。つまり1年に1度、満期が来て更改(更新)の手続きをするのですが…見積書やパンフレットの郵送コストだけで赤字になることもあり、手間がかかる割には実入りが少ないボランティア商品だからです。

最近は郵便料金やレターパックライトも値上がりして、地味につらい…
(法人契約だと従業員の人数比例や売上高比例なのでまだマシだが…)


かといって、潜在的なニードのためにネットで消費者の多くが勝手に契約をするかと言えばしない、募集人の説明が必要な難しい商品なのです。

恐らくその内に日本の人口がある程度減ってきたら個人賠償責任保険などと同じような運命をたどる気がします。(単独で加入できなくなる)

また既に大手保険会社の中にはそうした変化も始まっています。


傷害保険は①補償対象者を選び、②補償内容を選びます。

あいおいニッセイ同和損保「タフ・ケガの保険」の場合
昔ながらの傷害保険が残っている大手では珍しいタイプ

予算が許すなら日常生活全般を補償でも良いのですが、長引く治療につながる懸念が高いのは既に触れてきた通り交通事故によるケガ

ということで、交通事故のみを補償という備え方もあります。
(保険料が日常生活傷害と交通傷害ではかなり違い、後者は割安感がある)

ちなみに私は現在、東京海上日動のケガの保険(交通事故傷害のみ)に加入しています。


人身傷害補償(車外補償拡大)

もう一つの備え方は自動車をお持ちの家庭であれば、自動車保険の人身傷害補償の対象を拡大するというものです。提案としてはこうなります。

そして保険会社によってこの人身傷害補償を拡大して補償される対象の交通乗用具は範囲が微妙に異なります。

たとえば東京海上日動の自動車保険(個人向けのトータルアシスト)の約款をイラストに起こすと…

保険料の安さだけではなく、付帯する保険の内容や
補償範囲の違いでも選ぶ保険会社も変わってくる

損保ジャパンの自動車保険(THEクルマの保険)の約款によると…

同じ保険会社内でも自動車保険と傷害保険の補償範囲とも異なることがあります。

(この辺りは道路交通法などの改正のたびに2~3年おきに改定されるので内容が変わる可能性があります)

傷害保険の方がさすがにケガ専用の保険だけに範囲が広い傾向にあり、現に私が加入している東京海上日動の傷害保険(交通事故傷害)は電車やロープウェー、航空機、船舶、エレベーター・エスカレーター・動く歩道なども補償しています。

(*8)原動機(エンジンかモーター)を用いるので電動キックボードも対象
遠隔操作型小型車は対象に含まれないが、乗る機会がまだないし…

言い換えると自動車保険の人身傷害を搭乗中から車外へ拡大した場合に、補償範囲は交通用具車に限定されますが、割安な保険料で大きなケガに備える補償を確保することができます。


いやいや、ちょっと待って。その前に自動車保険の歴史人身傷害保険の重要性についてまだ説明していないですね。

私は原則として自動車保険の提案では人身傷害は無制限を付帯することが多いです。

何故なら人身傷害3000万円だろうと、5000万円だろうと、無制限だろうと保険料は月額でほんのちょっとしか変わらないからです。

何事も歴史を知らないと始まりませんので、そのうち自動車保険の歴史について紹介したうえで、自動車保険の考え方と人身傷害について触れたいと思います。

今回の資料はタイトルのとおり、メンバーシップ向けにPPTとPDFファイルで共有したいと思います。
記事中に登場しなかったものも一部ありますが、メンバーの皆さんはご参考にしていただければと思います。

例によって販売資料としての使用を前提としておりません。使用する際には保険会社、所属代理店のルールに則って自己責任でご活用ください。

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