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ほいくのこもれび①落ち着きがなく、座って静かに話を聞くのが苦手な子

#保育士 #幼稚園教諭 #発達 #気になる子

「⋯に対してつい注意ばかりしてしまいます。何か良い言葉がけや援助の仕方はありますか?」

という保育士さんからの質問でした。

落ち着きがなく、座って話を聞くことがむずかしい子への関わりは、どの保育現場でも多くの先生方が悩まれていることではないでしょうか。
つい注意が増えてしまうのも、それだけ子どものことを思っているからこそですよね。
大切にしたい視点は「なぜこの子は落ち着けないのだろう?」と理由を考えてみることです。たとえば、次のような背景が考えられます。

①話の内容がわかりにくい(理解のペースや認知面の特性が影響していないか)
②身体の感覚(前庭、固有、触覚)が十分に働きにくく、じっとしていること自体がむずかしい場合
③環境の影響(教室がざわざわしていないか、周囲の子どもたちの様子はどうか)
④その前の活動とのつながりはどうか(興奮する活動の直後で気持ちや身体が切り替わっていない可能性など)

このように、理由は一つではなく、いくつか重なっていることもあります。感覚の偏りが関係している場合には、日常の中でブランコ、トランポリン、バランスボールなどの平衡感覚を使う遊びを取り入れていくことも一つの方法です。

もうひとつは、「注意」と「支援」を分けて考える視点です。
その場その場で声をかけたり、行動を止めたりする関わりは、いわば「対処方法」と考えることができます。それ自体が悪いわけではありません。
場を整えたり、子どもに気づいてもらうために必要な場面もたくさんあります。

ただ、知っておきたいのは、その場を収めることと、その子が落ち着いて過ごせるようになることは、必ずしも同じにはならないという点です。

注意だけではなく、背景を理解し、環境や関わり方を工夫していくことが「支援」につながる。そんな視点を先生方と共有できると良いですね。

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