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ようやくファスティングへ

「なるべく11月中に、1回目のファスティングを終えてくださいね」
ずっと心に引っかかっていた、コーチの言葉である。
私が受講しているファスティングコーチ養成講座は、半年間の期限つき
なのだ。
講座が始まって早3ヶ月。仲間は皆、着々と実践を進めて成果を出しつつ
あった。
そんな中、毎月届いては部屋の片隅に積み上げられていくファスティング用のハーブやカプセルが、罪悪感と焦りをチクチク刺激してくるのだった。

「まずいなあ・・・やる気が全然出ない」
そんな思いが日ごとに膨らんでいった。

実は、自分の別居開始と講座のスタートはほぼ同時期。
自分のメンタルを保つことに精一杯で、とてもファスティングに
集中できる状況ではなかった。
2ヶ月以上が経過したが、手順の確認や食材の買い出しなど
それなりに準備もあるし、4日間の実践期間中は、仕事しつつ自分の身体にもきちんと意識を向けなければならない。
今後の先行きがまだ見えず試行錯誤している中、それが実はなかなかパワーのいることなのだと、私は初めて思い知った。

「もうギリギリだ、やるしかない」

私は腹を括った。
白状すると、
11月26日まで、私の頭の中は
「慣らしファスティングだけ一日やって、本格的な1回目の脳・血管
ファスティングは12月上旬にしようか・・・」
という「逃げ」の一手で占められていたのだけれど。
27日の朝、目覚めてみると(理由は分からないが)その気持ちは
消えており、私は予定通りその日からファスティングを始めることにした。
決心した、というような大袈裟なものではない。
ただ、「やろうと思った」だけだ。

会員サイトを確認して手順を復習し、デトックスハーブティーを煮出して
サイリウム粉末を飲む。
サイリウムを飲むためのシェイカーを前の家に置いてきてしまったことに
今更気づいたのだが、ないものは仕方ないので水筒で代用。
案外、何とかなるものである。
カプセルを指定された数だけ服用し、冷蔵庫の中を確認してから近所の
オーガニックスーパーでボーンブロススープの食材を購入する。
帰宅後、スープを1時間以上かけて煮込み、
分解してしまい込んであったコールドプレスジューサーを数ヶ月ぶりに
組み立て、果物を絞って飲む。
お通じも体調も順調。

一度動き始めてしまえば、あとは淡々と。

完全な一歩ではなく半歩でも、いやそれどころか爪先を上げて踏み出そうとしているだけでも、意外と次の一手、行動には繋がるものなのだ。


問題は明日。
朝から片道30分かけて整骨院に行き、午後からは仕事である。
これまでファスティングのたびにフラついてしまうことが多く
なるべく有休を取って実践してきた私には、第一関門だ。

メンタルを理由に逃げるのではなく、ちゃんと身体と向き合わなくては。


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