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第2章|「たった500円」が教えてくれたこと

第1章の最後で
「たった500円の話」をすると書いた

正直に言うと
金額だけ見れば、しょぼい

西松屋の安売りコーナーで
子どもの服を1枚買おうとしても
「あ、これ500円じゃ足りないな」
ってなるくらいの金額だ

正直
西松屋の安売りの服も買えないじゃん!!
って思った

でも
地方の工務店で働きながら
子育てをしている今の自分にとっては
その500円は、ただの500円じゃなかった



AI副業を始めた当初
僕はどこかで
「AIがうまくやってくれる」と思っていた

現場で言えば
段取りも決めずに職人さんを現場に入れる
みたいな感覚だったと思う

「とりあえず来てもらえば、何とかなるでしょ」
…なるわけがない



実際にAIに文章を書かせてみても
出てくるのは
「それっぽい」だけの文章だった

一見、悪くはない
でも
「これでお金をもらえるか?」と考えると
どうしても首をかしげてしまう

現場で例えるなら
パッと見はキレイだけど
納まりを全然詰めていない図面みたいな感じ

自分でも分かっていた
これは
自分が考えることを放棄している仕事だと



そこで
一度立ち止まって考えた

「AIがダメなんじゃない」
「使っている自分が、雑なんじゃないか」

これ、子育てでも同じだ

「子どもが言うことを聞かない」
そう思っていたけど
よく考えたら
ちゃんと伝えていなかったのは自分だった
ということが、何度もあった



やり方を、少しだけ変えてみた

大きく何かを変えたわけじゃない
ツールを変えたわけでもない

ただ
AIに出す指示の考え方を変えた

・誰に向けた文章なのか
・何を伝えたいのか
・読んだ人にどうなってほしいのか

これを一度、自分の中で整理してから
AIに伝えるようにした

現場で言えば
「とりあえずやって」じゃなくて
ゴールと段取りを先に共有する感覚に近い



「これは実験だな」

正直、そんな感覚だった

子育て中で時間はない
現場から帰って
ご飯を食べて
寝かしつけをして
やっとできた少しの時間

だから
いきなり大きく稼ごうなんて思っていなかった

まずは
方向が合っているかどうか
確かめたかった



しばらくして
スマホに通知が来た

報酬:500円

一瞬
「え、これだけ?」
と思ったのも事実だ

でもすぐに
別の感情が湧いてきた

「あ、やり方は間違ってなかったんだ」

子どもが
はじめて靴をそろえた時みたいな感覚だった

大したことじゃない
でも
ちゃんと伝わったという実感があった



あとから冷静に考えると
あの500円は
「稼げた」という結果そのものよりも
方向が合っていると確認できたことが大きかった

いきなり月5万とか
副業で人生が変わるとか
正直まだピンときていなかった

でも
「ゼロじゃない」
「完全に的外れではない」

そう思えただけで
気持ちはかなり楽になった



この時
一つはっきり分かったことがある

AIは
勝手に稼いでくれる魔法の道具じゃない

でも
考える順番さえ間違えなければ
現場の頼れる道具みたいに
ちゃんと力を貸してくれる

うまくいかなかった原因は
AIじゃなくて
ほぼ全部、自分だった



この500円で
「一気に稼ぐ」という発想は捨てた

代わりに
「小さく試して、方向を確認する」
という考え方に切り替えた

現場も、子育ても
いきなり完璧を目指すと
だいたい続かない

少しずつ直しながら進む方が
結果的に早いことも多い



そしてもう一つ

「特別なスキルがなくても
今までの経験は使えるかもしれない」

地方工務店での段取りも
子育てで身についた伝え方も
無駄じゃなかった



次の章では
この500円で得た
「方向は合っている」という感覚を持ったまま
実際にクラウドワークスで
どんな動きをしたのかを書いていく

正直
遠回りしたことの方が多い

でもその全部が
あとで
「やっておいてよかった」と思える経験になった

→【第3章】

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