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小さな声を抱きしめられるか、という問い

日本の「みんなやってるから」という言葉に含まれる空気感は、
冷たさではなく、長い時間をかけて磨かれてきた優しさだと思う。
和を保ち、場を壊さず、全体を前に進めるための知恵。

地域の話も、親子の話も、
その延長線上にある。

学校は、
読み書きができるようになる場所で、
年齢も価値観も違う人と関わる練習の場で、
日本人としての習慣や、学び方を知る場所でもある。
それは確かに、大切な側面。

同時に、
「行きたくない」と言う声も、確かにそこにある。
行ったら楽しかった日もあるし、
今日はどうしても行けない日もある。

どちらかが正しくて、どちらかが間違い、
という話ではない。

私は少し前まで、
「こどもが幸せに生きるための未来への道を、
 ちゃんとひいてあげなきゃ」と思っていた。

でも、考え方を切り替えてみた。

こどもはこども。
私は私。

こどもが自分で考えて、
今日はどうするかを言葉にしてくれるのを待つ。
それだけで、日常は驚くほど快適になった。

たぶん今、
日本全体が同じ問いの前に立っている。

「みんな」の声を大切にしながら、
まだ言葉にならない
とても小さな声を、抱きしめられるか。

空気を読む文化を壊すのではなく、
その空気の解像度を、もう一段上げられるか。

私はそれを、
アセンションと呼ぶ人がいる感覚も、なんとなくわかる。
何かが上に行くというより、
呼吸が深くなる、という感じ。

こどもも、大人も、
「正しさ」より先に
「今、ここで何を感じているか」を
そっと差し出せる社会へ。

静かだけど、確実な変化が、
もう始まっている気がしている。

「自分の声、聞けてますか?」

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