Photo by
pasteltime
くもみたいな雪⛄️

幼いころは雪が降ってくると、
くもが降ってきたんだって
ほんとうに思っていた
みんなは雪玉を投げるなか、
わたしは雪をぎゅっぎゅって
踏みしめるとその足の感触が
なんともいえずきもちよくって
くもの上に乗ってるみたいだったの
でもずっと
雪のぎゅっぎゅっの足の感触を
夢中になって感じてたら
雪の白い部分がなくなって
泥色になったの
わたしはそれが
悲しくてたまらなくって
お母さんの胸に飛びこんで泣いた
「くも、白かったの。
でも…汚しちゃった」
って泣いたの……
お母さんはいつも背中をさすって
「だいじょうぶよ…
だいじょうぶだからね」
って言ってくれた
今も変わらぬお母さんの
「だいじょうぶだからね」の声…
きょう、そんなことを思い出した
