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祈りのあとのキャンバス。

ただ…ずっと、長い間
白いキャンバスを見つめていた


なみだが一粒落ちた場所から、
透明な水玉が広がる


その一粒は、
キャンバスの白に触れた瞬間、
悲しみを溶かした透明な青になった


青が美しい…そうおもった




けれどもう何も…描けない…
青は、こころをあたためない


そうおもっていた
白いキャンバスの上に


形とならなかった
たくさん想いが、こぼれ落ちて…
それぞれの形になり彩られていく


祈る…



混ざりあいながら、
一つひとつの光となり
色鮮やかな粒となった



そのたくさんの粒が、
キャンバスの隅々まで広がって、
こころをあたたかく包みこんでいった



被災してなにもなくなった場にも
またこうして、小さきものがうまれていく
こんなに…尊いことがある




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