【日常】クレヨン食べてた長女が家族の絵を描いた話
私が長女にはじめて買い与えたお絵描き道具は『ベビーコロール』だった。
私も旦那も素人ながら絵を描くのが好きだ。
小学校くらいになったら、みんなで水彩絵の具持って写生大会したいねーなんて話したこともあった。
長女が1歳半を過ぎたころ、子供にも描きやすい安全なクレヨンを探した。
ネットでいろいろ検索して、あれも気になる・・・これも良さそう・・・と悩んでいた。
まあ、焦らないし・・・文房具屋とかも見に行こう・・・と思っていた矢先に、たまたま入った西松屋にベビーコロールがあったのだ。
探していく中で一番気になっていた商品だった。
コロンとした子供の手でも持ちやすそうな丸い形に、口にいれても大丈夫な素材。中が空洞になっていて重ねることもできる。
なんといっても紙以外のところに描いても拭けば落ちるという特性。
6色入りのそれを早速購入して、長女に渡した。
床に座って、カレンダーの裏紙を用意して「ほら、こうやって描くんだよ」と手に握らせて一緒に丸を描いた。
「あでゅいっ!!」と長女は私の手を振り払ってカレンダーの上のベビーコロールを薙ぎ払った。それから一つ一つ手に取って重ねはじめた。
4つを超えると重ねるのが難しかったらしく、崩れたベビーコロールをみて「いおーっぱ!!」と怒り、バラバラに散らばした。
そうかそうか存分に楽しむといい、と私は小さな怪獣を眺めながら横にリンゴの絵を描いた。
口に入れた時はさすがにすぐ止めた。青いベビーコロールには歯型がくっきり残っていて1歳児の顎の力に恐れ慄いた。
そんな長女も、もうすぐ3歳になる。
保育園のクラスも一つあがり、次女も産まれ、だいぶおしゃべりになってきた長女。
イヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なり、それは…それはもう荒れたが…
おしゃぶりを口に押し込んであげたり、いないいないばあで次女の相手をしたり。
少しずつ『お姉ちゃん』になっていく長女はとても可愛かった。
同時に、なかなか今までのように遊んだり対応できないことが増え、申し訳なさもあった。
もう私の補助がなくても、丸も線も自分で自由に描くことができるようになった。
「ママぁ、バイキンマンかきかきしてー!」とリクエストをするようにもなった。
私と旦那と長女の3人でお絵描きもするようになった。
旦那はドラゴンボールのスーパーサイヤ人を描いていた。好きなんだそうだ。
長女は紙いっぱいに丸や線で塗りつぶしていた。
「これ、ぱぱとーままとぉ、ちーちゃんとばぶばぶよー!」
ちーちゃんは長女の一人称だ。ばぶばぶとは次女のこと。
正直、どれがパパでどれがママなのか全然わからなかった。色の羅列。
でも長女が描いてくれた『家族の絵』がとても嬉しかった。
パパとママと自分と、ばぶばぶと。
3人家族から4人家族になった長女は今日も歯型のついた青いベビーコロールでお絵描きをしている。
