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我々は歴史的な熱波を経験した〜エアコンがない国で36度を超えたら〜

 ドイツの一般家庭に、エアコンはほぼない。
 そしてVは、6月後半の記憶がほぼない。

 思い出せないので必要な時はスケジュール帳を眺める。日付を目で追うと、『ああ、あの日は出かけたのか』と認識はできるけれども詳細は思い出せない。一日の中の何か印象的な場面が切り取られて、そこだけが思い浮かぶ程度だ。

 その日を乗り切ること以外考えられなかった。そして夕飯の準備が暑くて辛すぎて、毎日怒っていた。

 こんな時は、台所で火を使うのは避けるべきだとは思う。だからといって、ドイツ人のようにカルテス•エッセンで済ませるようなことはできない性分である。意地で調理をして和食を作り続けていた。


*カルテス•エッセン(Kaltes Essen)

ドイツ語で「冷たい食事」を意味する。ドイツの伝統的な食習慣。
「調理をしない(火を使わない)食事」のことで、主に夕食として定着している。
 食材を切って並べるだけ。

パン(Brot):ドイツ特有のずっしりとしたライ麦パンや全粒粉パン
バター(Butter):パンにたっぷりと塗ります
ハム・ソーセージ(Wurst/Schinken):スライスされたものやレバーペーストなど
チーズ(Käse):ハード系からソフト系まで数種類
ピクルス・野菜:きゅうりのピクルス、トマト、パプリカ、ラディッシュなど

食材についてはGemini作成


🔹猛暑日のVの日課
①早朝、全ての部屋の窓を全開し、朝の冷たい空気を部屋に入れる。

②空気を入れ替えたら窓を閉め切り、日が当たる側の部屋の外付けシャッターを閉める。
 Vの家では午前中は東側、午後は西側のリビングのシャッターを下まで閉める(午後3時〜9時まで。日が沈むのは夜9時過ぎの為)
 
③部屋の中ではサーキュレーターを一日中回しっぱなしにする。上下左右、満遍なく首を振らせて、部屋全体の空気を動かす。

④スイカ、熱中症対策の飲料を常備する。

⑤就寝時は冷却枕を使用する。
サイドテーブルにハンディの扇風機を置いて涼む。

 他にやりようがない‥‥  以上。


                             🍉🍉🍉🍉🍉🍉


 先週まで、6月21日からの2週間、ドイツは高温注意報が出続けた。異例の暑さだった。これだけの期間、連続して猛暑日が続いたのはVの初めての経験である。

 高温多湿の日本、暑い期間も大変長い日本、それと比べると大したことはないように思う方もあることだろう、しかしヨーロッパではこの熱波により、多くの人が亡くなっている。
 世界保健機関(WHO)によると、熱波が本格化した6月21日以降、ヨーロッパ全体で1,300人以上の超過死亡が確認されたと発表されている。

 Vは、このうちの一人に自分がなったとしても不思議はなかったと思う。
 その期間の記憶がほぼなく、普通の状態ではなかった。何日かはやむを得ずバスや電車で外出したが、あの暑さだというのに、エアコンが効いていないバスの中で扇子をバタバタさせながら、絶望した記憶は残っている。

 その期間中、Oが出張した折、36度越えにも関わらず、ICEの中はまた冷房が効いていなかったという。

「30度を超えるとICEのエアコン、切れちゃうんだよね💦意味がわからない」とO。
 Oは毎年この時期出張なので、同じような話を毎度訊いてきた。全く改善されることはない。改めて鉄道会社への疑問が募る。

 猛暑期間2週目には、ドイツ国内各所に住む知人数名とお天気情報をやり取りして励まし合った。
「暑さのピークは6月28日、そこまで我慢すれば!」と指折り数えて待っていた。
 ベルリンの予報では28日の最高気温は40度と表示された。それ以外の都市でも39度、38度とドイツでは経験したことがない気温が並ぶ。

 毎日気温のチェックの為にスマホは眺めるものの、noteに関しても習慣になっているので眺める時間はあったものの、読めない、書けない、コメントできない、そんな自分に慄いた。
 頭が働かないので、「感じたことを書く」ということができないのだ。人の記事を読んでも、何と感想を書いていいか分からないのでコメントが一行も書けない、スキを押せなかったことも多々あった。暑さで脳が全てを放棄させるのだ。
 そしてすぐにスマホを脇に投げ出した。考えることが辛すぎた。



🔹ドイツの気候をざっくり
 ドイツは雨が多く、冬は寒く灰色の空が長く続く。春が来たと思っているといきなり夏が来る。そしてその夏は短い。であるから人々は太陽光を求め、陽が当たっている間、存分に外で過ごすことを楽しむ。
 
 昨年は8月から1ヶ月雨で、晩秋の肌寒さだった。
雨が上がったと思ったら、その後1ヶ月ほどで冬の寒さになる。Vの住む州は11月の終わり頃から12月半ばがいつも一番寒い。
 年が明けると、『11月に比べると寒くないような気がする』と思いつつ、気づけば花が咲き始める3月、しかし4月になってもダウンを着続ける。ずるずると寒さが残る。
 そして6月、突然夏はやってくるのだ。

🔹heatwave直前
 振り返れば、Vは毎年春物を着る機会がなかった。日本から持って来るんじゃなかった‥‥4〜5月の花が咲きほころぶ頃は気分的に春物を着たくなるけれども、寒くて着るタイミングを逃すのだ。うっかり薄手の服を着ると風邪をひく。
 そうはいっても、さすがに6月ともなれば気温も少しずつ上がり、薄着にはなってくる。それでもまだ衣替えはできない。どうなるか分からないのがドイツの気候だから。

 もう夏が近いと思っていたのに、先月6月10日に出かけた時、雨で気温が下がり寒かったので、Vはジャケットの下にウルトラライトダウンを着ていた。しかしそれでも寒かった。周りを見ると、普通の長いダウンのコートを着た人ばかり。

 ドイツ人は躊躇しないのだ。寒ければダウン、暑ければTシャツ。わかりやすい。ダウンは一年中すぐ出せるようにしておけば間違いない。

 季節的にもう春だから、とかいう日本人的な感覚は捨てないと風邪をひくだけ。そんな6月の上旬を過ごしていた。


🔹夏が来る
 
 そしてその翌週、いきなり夏はやって来た。

 
曇りや雨の肌寒い日々はある日突然終了し、6月半ばから快晴が続いた。当たり前のように30度越えの日々に移行する。
 毎年、この突然やって来る夏に驚くのだけれど、今年は天気予報にもれなく高温注意情報がセットになっている。21日からあまり見たことがない35度超えの予想最高気温が表示されており、不安が募る。

 6月27、28日の予報に至っては、ベルリンでは最高気温40度、他の地域でも38度、39度などという予想気温が並んでいた。
 『‥‥一体どうなっちゃうのだろう?!』何も考えられない。

 改めて書いてみる。
 ドイツの一般家庭にエアコンはない。
 
一戸建てでも集合住宅にもほぼない。

 どうやってこの暑さを乗り切れと?


 ドイツでは数年前まではエアコンの普及率は3%程度と言われていたのが、近年のヨーロッパの異常気象で13〜16%くらいに上がったようだ。

  ドイツ以外では、イギリス、フランスも普及率が低く、まだまだ扇風機に頼っている。
 これらの国よりも気温が高いイタリアやスペインの普及率は40〜50%と上がるけれども、それでも日本の半分くらいだと言われている。

 イタリアにしてもスペインにしても、旅行で行く分には、ホテルにはエアコンがあるので、気にしたことはなかったけれど、気温が高い国での
[エアコンがない場合の一般家庭の暮らし]
という目線で考えると、夏が恐ろしくなる。

 その一般家庭のエアコン事情、取り付け工事が大変な据え付け型のエアコンとポータブル型の割合はは国によっても違う。
 気温の高いイタリア哉スペインは据え置き型が比較的多く、それ以外の国はまだポータブル型が多いようだ(ポータブル型は、窓からダクトを出して排気するタイプで工事が不要)。


🔸エアコンがない諸事情を改めて書いてみる
 
①そもそも夏が短い
 ドイツの夏は短く、30度を超えるような本当に暑い日は僅かだ。雨が続いた昨年などは、特に暑い日は数日程度だった。
 また日本のような高温多湿とは違い、大変乾燥した空気である。日陰に入れば涼しく、夜になると肌寒くなる。日本の標高の高い高原のような気候である。

 こうした気候の中ではそもそもエアコンを設置する発想自体が生まれない。特に暑い日が続けば我慢は必要だが、どうせそのうち涼しくなるとわかっているので、扇風機で済ませてしまうのだ。

②そもそも家自体が涼しい
  ドイツの住宅は冬の寒さに耐えるため、壁が非常に厚く、断熱材がしっかり入っている為、機密性と断熱性が大変高い。
 Vの住む家の壁の厚さは35センチ。先日行った口腔外科が入っているやや古い建物は、更に分厚くて55センチほどあった。

中庭に面した待合室。この分厚い壁!


 中庭から入って来る風、それに加えて大きな扇風機を何台も回して、受付や待合室は大変快適であった。
 建物に入った瞬間、冷んやりと涼しいと感じる。こうした古い建物の厚い壁の価値を改めて考える。暑さも寒さも遮断してくれるのだ。

 なおこの口腔外科の診察室には、エアコンが設置されていることをこの日初めて知った。いつもこの建物は涼しく、手術の時も使われていなかったのでエアコンの存在に気づかなかった。

 部屋に入った瞬間、あまりの涼しさに驚いた。バスの中で煮えたようになった脳が冷やされていく。
 10畳ほどの広さの診察室、壁や床のつるりとした素材は冷えやすい。ここなら28度設定くらいでも十分に冷えるだろうに、多分かなり低く20度くらいの設定だったと思う。冷蔵庫の中のようにキンキンに冷えていた。

 眺めるとそれは懐かしいPanasonicのエアコン。かなり旧式だ。大事に使われ続けたのだろう。
 医師にエアコンを褒めると、
「もう25年使っています」とのこと。
「日本製の電化製品は素晴らしいでしょう?」
と威張って自慢してきた。

 日本人である以外、全く関係のないVが自慢したくなるくらいの性能の良さだ。音も静かで素晴らしい。
 長く使われたてきたエアコンを診察台からうっとりと眺めた。

 口腔外科への通院はこの日で最後。終了の日にこのエアコンを認識できて嬉しかった。


涼しさに感動して撮影
25年間お疲れ様💕 今後も頑張って!


 
 さて、こうした機密性、断熱性の高い建物の中の暑さ対策として、朝の冷たい空気を部屋に取り入れて、日中に窓や外付けシャッターを完全に閉めて熱気を遮断する。これがこの国の一般的な暑さ対策である。
 そして、シャッターを下ろした薄暗い中で、扇風機を回せば、家の中は冷んやり感を保てるのだ。

 この機密性、断熱性が高い部屋というのは、上記のような対策を取らないで、うっかり部屋の中に光を入れてしまうと、一気に熱が上がり、サウナ状態になってしまう。
 窓ガラスまで光が到達する前に、外付けシャッターで遮断することが肝心なのである。

 この外付けシャッター(Rolladen) は、樹脂製或いはアルミ製で、ドイツのほぼ全ての伝統的で一般的な住宅に備わっている。防犯にも役立つ。


③そもそもエアコンは環境を悪化させる
 ドイツ人は環境への意識が高い。一般家庭のエアコンどころか、店舗であっても、
[エアコンは電気を大量に消費し、温室効果ガスを排出します。我々はエアコンを設置しません]
と店の外壁に宣言されていたりする。

 これはVの家の近くのチェーン店のホームセンターの話だ。元々サウナのような暑さの店内は、グリーンコーナーの採光の為のガラスの天井から降り注ぐ光でもっともっと暑くなり、店内通路の先に蜃気楼が見えるような感覚になる。

 店舗のスタッフが、冷たい飲み物やアイスクリームを食べながら仕事をしているのをよく見かけるが、生きる為には必然だ。一日あの店舗で仕事をすることは危険すぎる。
 環境問題以前に、雇用する店のスタッフの命の問題を考えないといけないのでは? 安全配慮義務が欠落しているのでは?!

 客としては目的の品物だけを急いで買いに行けば済むとはいえ、店内は広いのである程度歩かなければならない。レジを待つ頃には、呼吸がしづらくなっている。
 耐えられず、Vは夏の間はその店に出入りしないようにしている。
 暑さのせいで客が減る。でもドイツだから、
環境問題が最優先。


④そもそもエアコン設置のハードルが高い
 ドイツは賃貸住宅が多く、外壁に穴を開けてエアコンを設置することは外観にも影響がある。大家さんの承諾がないと設置はできない。
 また、歴史的な街並みを守るための景観規制も厳しく、日本のように手軽に工事はできないのだ。

 また取り付け工事は、環境保護の観点からフロンガスを取り扱う資格を持った業者が設置と試運転を行うことが法律で決まっている。業者が少ないので、取り付けを決めても、何ヶ月も先になるのが実状のようだ。

 更に電気代が高く、本体代・工事費も非常に高額であることも、設置に踏み切れない理由の一つとなっている。
 経済的負担が大きい上に、設置までの手間もかかり、そもそも暑さを我慢する日数が短いのなら、『まあ、エアコンはなくてもいいか』となる。

 
 しかし基本的には涼しいとはいえ、近年の異常気象で、時折40度近い猛暑の数日間がやってくる。
 耐えきれなくなった住民は家電量販店に駆け込み、工事不要でその日から使えるポータブル型を「パニック買い」するのが定番のパターンになっているのが、ここ何年かのドイツのエアコン事情だ。

 ハンブルクに住むVの知人によると、近所の戸建ての住宅には据え付け型のエアコン設置が増えてきているという(彼女の家は、大家さんがその気にならないようでまだ無し)
 ハンブルクは気温も湿度も高いので、エアコンが普及してきたのも当然と思われる。

 

🔹で、Vはどう過ごしたのか
 暑さに弱いVは、できる限り不要不急の外出は避けていた。しかしどうしても買い物に行かなければならなかった日は、行く場所を絞って、外を歩かないように、駅の真上にあるデパートと、地下のショッピングエリアなどで済ませた。休憩も取り、水分も適切に摂取した。しかし、帰りに乗ったバスは冷房なしのサウナ状態‥‥

 何故誰も文句も言わないのだろう‥‥家に帰ってから1ℓ近く冷たい飲み物を飲みながら、ぼんやりした頭で考えた。

 バスは窓も開かない。冷房が入っていないと乗客も危険であるけれど、一番長い区間乗り続ける運転手さんは更に危険だ。
 Oによると、ある日バス停で、乗客が全員降ろされる様子をたまたま眺めていたところ、具合が悪くなった運転手さんが自分で救急車を呼んで運ばれていったそうだ。


 さて、いくら暑くても、Vは犬の散歩に行かなければいけない。食料品や日用品を買いに行かなくてはならない。そしてVの家からスーパーは近い。車に乗るほどの距離ではないので、暑くても歩いて行くしかない。

 スーパーは朝7時から開いているので、その時間帯に犬の散歩と買い物を兼ねて行った日もある。
 犬の為に日陰が多くあり、緑が多い散歩コースを歩くので、直線で歩けば3分のスーパーへ30分かけて歩く。
 のんびり歩いて、うっかり9時くらいになると気温が一気に上昇するので、気が抜けない。
 
 Vが熱中症になったとしても、自分の体調の変化はわかるので何とかなるけれども、犬はとにかく様子を見るしかない。守らなければならない。水分の適切な摂取、地熱も高いので、できるだけ舗装していない道を選ぶ。

 これだけVが犬の散歩に注意しているというのに、ドイツの飼い主さんたちは犬用の水も持たずに、手ぶらで散歩している人ばかり。
 冬の寒さにも、夏の暑さにもどうしてこんなに強いの?と不思議で仕方がない。飼い主さんは帽子すら被っていない。

 この国の殆どの人が帽子を被らないのにはもう慣れたけれども、今年の暑さ、この日差しの強さでも被らないというのは、どうだろう‥‥
 
 そんなこんなで一応犬の散歩に行き、締め切った薄暗い部屋の中で暑さに耐えながら食事を作り、掃除をし、洗濯をし、犬の世話をし‥‥リビングは午後9時まで強い陽がさす為、シャッターは開けられない、燃えるような暑さになるバルコニーにも出られない。
 機密性の高い部屋の中に閉じ込められている状態なので、頭がおかしくなりそうで息苦しさを感じるが、やむを得ず。
 ゴミを捨てに地下に行くと涼しい。地下駐車場はエアコンが効いているような涼しさだ。しかし寛げる場所ではない。
 何もする気にならない、ストレスを逃す術もない2週間‥‥


🔹そしてとうとう雨が降る

 29日の夜、灰色の雲が広がった。Vが夜9時くらいにバルコニーに出ると、突然パタパタっと大粒の雨が地面に当たる音がして、外を歩いていた人たちが慌てて走り出した。

 『これは雨宿りしようと思っても間に合わないパターンだな‥‥』とVが思った瞬間、雨は豪雨に変わった。降り始めてからまだ1分も経っていない。
このいきなり豪雨になるまでの速さ! ドイツあるあるだ。

 雷が轟き、雨は台風の折のように激しく、家々の屋根に打ち付け跳ね返った雨は、激しすぎて煙るようだ。



 大粒の雨は、天と地を繋ぐ無数の線のように見える。浮世絵に描かれたような線状の雨。バルコニーの気温は一気に低下した。

 2週間続いた暑さの結末は、1時間半降り続ける豪雨となり、雷鳴はバリバリと轟き、何度もドスンという衝撃があった。雷は家からかなり近い場所に何度も落ちた。
 天変地異のような、神の怒りかと思うような雨の激しさ、これをVは待ち侘びていた。

We experienced a historic heatwave !
(我々は歴史的な熱波を経験した!)

 神様に愚痴を言ってみた。

 激しい雨粒はバルコニーの柵に叩きつけられ、飛び散る。Vの座るソファがしっとりと濡れ始めた。バルコニー用のスリッパの先も湿ってきた。
 しかしこの2週間の暑さを一気に忘れさせてくれる豪雨をVは楽しんだ。久しぶりに味わう冷気!!!
部屋の中に入る気にはならない。

もっともっといくらでも降って!  ドイツはこうでなくっちゃ!

 この雨を境に、今年のヒートウェイブは多分終わる。ドイツは通常の夏に戻るだろう。7月に多少残暑があったとしても、8月は秋の気配になるはずだ。

 Vは目の前に繰り広げられる舞台を眺めるかのように、笑いながら轟く雷鳴と豪雨をいつまでも眺めていた。


               —了—




#なんのはなしですか


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