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美しき世界遺産の街クトナー・ホラ〜テルチ〜そしてVはウィーンへ

 12月25日クリスマスの朝、プラハを出発してウィーンへ向かう。

 プラハの日本食レストラン『泉』で、旅の日程を話していた時、
「それは大移動ですね〜! ドイツ〜チェコ〜オーストリア〜ハンガリー〜またウィーン‥‥」
とオーナーが呟いた。

 ええ、そうなんです。いつもこういう旅なのです。1週間に目一杯詰め込むのです‥‥

 地図で見ると、近くの国に移動しているだけの感じであるけれども、たまたまドイツの中でも北部に住んでいるわけではないので、まるで隣の県に移動するくらいの感覚で、Oは日程を組む。
 イタリアに行く時ですら、オーストリアとスイスをちょっと超えて行くか、という感覚である。

 今回は6日目にハンガリーから戻ってきて、途中のウィーンで一休みの為に一泊して、翌日帰って来る日程だ。
 オーストリアは、いつもどこかに行く途中や帰る途中の一休みに寄る通りすがりの国なので、OもVも何となく軽い扱いをしている気がする。

 オーストリアを目的地にする場合は、日帰りか一泊くらいで良い感じなので、『近いから朝ゆっくり出ればいいや』と思ってしまう。真剣味が足りない。
 商品が豊富に揃うウィーンの日本食材店でいつも諸々買い込むのも、帰る途中だからである。
 もはや道の駅的な感覚すらあって、ウィーンと聞くと『お団子🍡買って帰ろう』といつも思うV。オーストリアに対して何だか失礼をしている気がする。

 誠に申し訳ない。ここで 改めて謝っておこう。
何だか年末から謝ってばかりだ。エリザベート像に、神様に、オーストリアに。ごめんなさい🙇‍♀️

 逆にドイツ国内であっても、北部のデンマークの国境近くまで行くとなると、
「遠すぎるから、車はやめてICEにしよう」
となって、逆に大旅行感が出る。ドイツってすごく広い! 地図で見る度に納得する。


 さて、クリスマスの朝なので、どの街も静かな一日である。静かなプラハを出発して、静かな世界遺産の街に立ち寄って、ウィーンに行く。
 今回、ハンガリーにそのまま直接行かずにウィーンに寄るのは、市庁舎前のクリスマスマーケットの最終日が25日である為、Oが行きたがったから。

 ドイツはクリスマスマーケットの最終日が24日。25日の朝には、跡形もなく撤収されて消えている(食べ物や飲み物の店が少しだけ残っているところもある)。
 何となく25日までやっていても良くない?と思っていたら、ウィーンのマーケットは25日まで。それはOが行きたがるというものだ。

 また、昨年はシェーンブルン宮殿前のマーケットには行っているが、市庁舎前広場の様子はまだ見たことがない。
 Oのスタンプラリー的旅の目的地としては、一旦ウィーンに行くのもアリ、と判断したのだろう。
 そんなウィーンでのホテルは、便利なホテルを見つけたそうで、二泊とも同じ場所を予約したという。二泊するけれど、中二日はハンガリーへ行くという変則的なもの。聞いただけで面倒だ。
 面倒くさがりの人は、こんな旅行はしないだらうなぁ、とVは思う。

 プラハを出て、途中休憩の目的もあって、世界遺産の街クトナー・ホラの街に到着する。ここまで1時間半。
 ウィーンに向かう道すがら、ここを通り過ぎるのは勿体無いとOは考える訳だ。ついでにお茶くらいは飲むだろうけれど、歩き回って観光をするというのは、一休みにはなっていない気がする。

 プラハからウィーンまでは330km。運転は疲れるだろうに。まぁOが自分で決めたのだから良しとする。
 

 

人がいない。クリスマスだから。
門の先は見晴らし台

 古い街並みを抜けて数分、丘の先に聖バルバラ教会の尖った屋根が見えてきた。見晴らし台が目の前にあったので一休み。


到着まで、まだ先が長いことを知る
丘の谷間の一般住宅 趣のある建物だ
道が斜めで
石畳みが凸凹で
右側にレストラン入り口が

 天気は良いが、ものすごく寒い。駐車場からこの辺りまで10分ほど歩いて、既に寒さで凍える。石畳みが凸凹で歩きにくく、疲れ始めたところで、レストラン発見🎶  ありがたいことに営業中のようだ。

日が差し込む店内は暖炉が焚かれて心地良い


美味♪

 お勧めのスイーツを注文すると、カスタードクリームに焼いたスポンジが乗せられたプレートが運ばれた。素朴で温かなスイーツ。


レストランはとても歴史のある建築物のようだ
この坂道の斜め感が何とも
教会へ向かう道に入る
先程のレストランの別の入り口
美しい。下ってみたい。でも上がるのが嫌なので行かない


 坂を上りきると、観光地的な雰囲気の街並みが。

先程写真を撮った見晴らし台が見える
ずらりと聖人の像が並ぶ。カレル橋によく似ている。
聖ミヒャエル教会に到着
天井の装飾がスタイリッシュな美しさ
繊細な装飾が多く美しい
椅子の横板が凝っている。珍しい
祭壇裏側。重厚な絵とステンドグラスが連続する

 教会にはいくつかのツァー客が見学に来ていた。こうした世界遺産の街は、車でないと来づらい場所も多い。

 一昨年、プラハ郊外の世界遺産の街チェスキー・クロムロフに行ったが、そちらも美しかった。小ぢんまりした世界遺産の街の旧市街は味わいがある。この街も記憶に残るだろうとVは思った。


 街を後にする。美しい良い街だった。石畳みは歩きにくかったけれど。


 また1時間半ほど走ると、今度は世界遺産の街テルチに到着する。
 本当に休憩ポイントとして丁度良いというか‥‥

 駐車場から道を渡ると城壁の先に広い公園がある。愛犬は大喜びだ。

城が見えてきた
城壁を抜けると
有名なテルチの街並みが

 城壁の門をくぐると、童話の世界のような可愛らしい街並みが現れた。チェコの中でも、メルヘンチックな街並みを残すことで有名な世界遺産の街なのだ。

 OもVも大喜びする。観光客が数名広場にいるのが見えた。

 城は博物館になっているが休館中。横の教会は開いている。

小さい教会であるが美しい

 住んでいる人たちの存在が全く感じられない。誰も歩いていない。先程のクトナー・ホラもそうであったように、クリスマスとはこういうものなのだろう。

 有名な街並みを、人が写り込まない状態で写真が撮れるというのも滅多にないことだろう。気持ちがいいほど住民の姿はない。

 広場中央の像の横にクリスマスの飾りがあり、一軒だけ飲み物の屋台が出ていた。温かいノンアルコールワインを飲み一休み。
 火が炊かれており、観光客10名ほどがここに集結。しばらく皆でお喋りをしながら、誰もいない街を眺める。この可愛らしい街で宿泊するのも楽しそうだ。Oに勧めておこう。


 本当にクリスマスとは、本来こういうものなのだ、と実感する。

 
 さて、ウィーンに出発だ。もうあと少し。
 着いたらホテルに荷物を置いて、市庁舎前のクリスマスマーケットへ出かけよう。

 


 ホテルに到着。目の前の道に停車スペースがあり、大変楽。部屋は広い部屋が二つでゆったり。
 トラムの駅も近く大変便利な場所だ。

地上であるけれど地下鉄の駅。緑の屋根と柱が優美で印象的。シェーンブルン宮殿の駅も同じこの様式で素敵💓
国会議事堂
数分歩くと市庁舎前に
はー
ハートの装飾の木が
光って

 音楽が流れ、光り輝くハートが頭の上を動き出した。20mほどゆっくりと煌めきながら動き、先程のハートの木に到着すると、木の装飾のハートが光り輝く仕掛けになっていた❤️

動き出した
ハートが到着すると、木のハートが華やかに輝く❤️


市長のご挨拶

 ポスターを読んで、これが市をあげてのイベントとしてのクリスマスマーケットなのだということを知った。そして今年のテーマがハート❤️。


 各地のクリスマスマーケットは、それぞれ店だけではなくクリスマスに因んだ催し物があったりするけれど、ウィーンはまた一味違う。
 その年のテーマがあって、広場全体がそのテーマの元に運営されているのだ。
 先程の動くハートの仕掛けやハートの木、イルミネーションなど、プロデュースする人が仕掛けるイベントなのだ。そして市長もそれに乗っかる。
 グリューワインのマグカップも赤いハートの絵柄のもので統一されている。
 こういった、広場全体の催しの趣旨が決まっているタイプのマーケットはドイツにはないので、新鮮な楽しさだった。


グリューワインやホットチョコレートの共通マグカップ
(ドイツでは屋台ごとに違うカップが使われる)
今年のテーマ wien liebe (ウィーンの愛)
愛犬が釘付けになった、動いて歌うお人形
ライトアップされた市庁舎はとても綺麗✨✨
可愛いグッズが豊富
錫の飾り物
この数と種類は見事。ガラスのオーナメント

 それぞれの店の商品は 屋台とはいえ本気の品揃えだ。数も種類も多い。
 伝統的な織物の店(買い物をした為、写真撮り忘れ)では、織り柄の美しさに目が留まり、クッションカバーを購入。少し大きめサイズなので、クッションもここで合うサイズを買うことにして、荷物は更に大きくなった。

 本気の商品を並べられると、こちらも本気の買い物をしたくなるものだ。こうしたイベントの場でも購買意欲をそそるウィーンのマーケット。

 ライトアップされた市庁舎はとても美しく、プロデュースされたテーマがあり、全体の統一感があって、華やかで賑やかなスタイリッシュなイベント、ウィーン市庁舎広場のマーケット最終日の夜。

 さすがウィーン、お洒落すぎる✨✨
 脱帽だ。


              —了—



     旅5日目、ハンガリーへの旅に続く



 この投稿で100本目となりました。いつもお読みくださる皆様、ありがとうございます。
   ❤️今後とも宜しくお願いします❤️

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