Reise nach Hamburg(ハンブルクへの旅) 後編
さて、一日目は沢山歩いてヨレヨレではあったものの、知り合いは歩きながら二日目の市内観光の押さえるべきポイントを教授してくれた。
いつもは夫がコースを考えるが、今回は教わったルートを辿ってみたのだった。予想通り、最短コースで必要不可欠な観光ができる行程となっていた。
考えてみれば、自分が住んでいる街の案内をするとなると、知っているが故に、見どころは是非一通り行ってみてほしいと考えるものだ。昨日の行程もそういう事なのだ、とよくわかる。
夕方の時間、目一杯案内してくれたことに感謝する。
宿泊は、夫がよく選ぶ歴史ある建物を改装したホテル。一般のホテルより広くて部屋の造りも味がある。
また部屋にはスタイリッシュな電化製品が備え付けられ、オレンジが15個ほど大皿に準備されている。絞り機もあるので、生ジュースをどうぞ、というサービスである。
朝、夫が面白がって絞ってくれた。絶品👍✨✨
このホテルの口コミが良いのは、部屋そのものも勿論良いのに加え、この部屋の上質な備え付けの品々と、サービスで準備される朝食が大きいようだ。
ここ二年お目にかかったことのない厚切りのふんわりしたパン🍞も絶品。
私の住んでいる街のパン屋さんには、日本で言うところの[食パン]は売っていないので、厚切りパンを食べた事がない。(食パンを食べたければ、スーパーのサンドイッチ用の薄いものを買うしかない)
ジャムやバターも各種置かれていたが、よくホテルで出されるものよりも上質な品を選んでいるのがわかる。
コーヒーや各種紅茶も、こんなに何種類も?!と思う品揃え。また日本の鉄器の急須まで置かれていた。
オレンジ絞り機にしてもトースターやコーヒーメーカー、カトラリー🥄など、どれも上質で美しい品揃え。
これら食品や常備品を見ると、オーナーの美意識を感じる。
またこのホテルに宿泊したいという気持ちをそそられるのだ。
荷物を預かってもらって、街に繰り出す。まず市庁舎。
ドイツ各地の市庁舎は美しいものが多い。ハンブルクもまた見事。






各地の市庁舎はそれぞれ趣があり美しいが、この市庁舎は中庭側の装飾や噴水なども美しい。
我が街の市庁舎と比較して、ここの装飾は勝ち! 中庭は負け!と、つい余計なことを考えたのだった。
▪️聖ニコライ教会跡
前日案内してくれた人から、道すがら熱を込めて説明を受けた場所である。
ここには教会塔だけが奇跡的に残っている、と。
ネオゴシック様式の壮麗な建築物である。崩れ落ちた教会全体もさぞ見事な建築物であったと想像できた。
第二次世界大戦では、ハンブルクも甚大な被害を受けており、建築当時、147mあるこの塔は世界で最も高い建築物であり、この教会塔が爆弾投下の目印とされてしまったという。かの有名なゴモラ作戦での大空襲だ。
戦争遺構として内部は修復され、エレベーターが備えられ、教会地下が博物館となっており、塔のみの見学はできず、この博物館とのセットとなっている。























ベルリンにしても、ハンブルクにしても、第二次世界大戦では街中心部の大半が破壊された。ドイツの多くの都市が甚大な被害を被っている。
そうした都市を訪れると、観光の気分は消え、しばらく言葉が出なくなる。
住んでいる以上、ドイツの歴史の負の遺産を見ておくべきだと思いつつも、アウシュビッツ強制収容所はとても訪れる気にはなれない。
ドイツに来てからも、関連の書物を何冊か読んだが、ヒットラー、ナチス、ホロコースト‥‥何を読んでも凄まじい衝撃で、その都度しばらく考え込む日々が続く。
おいそれと観光のついでに訪ねるなど不遜と思い、私には到底訪れることは無理だと考えている。


教会跡地から、上の写真の橋のそばのバス停に移動した。乗って幾つかバス停を過ぎると、景色は一変する。
▪️Beatles-Platz(ビートルズ広場)
歓楽街だ。私の住む街にはないので、久しぶりにゴチャゴチャした光景を見る。ただし昼間であるので、店は当然開いていないし、観光客と食事をする人くらいしか見当たらないが、いかにも夜間は治安が悪そうな雰囲気だ。
目的他はその歓楽街の中にあるビートルズ広場。夫が見てみたいと決めて向かったのだった。


ビートルズがまだ無名の時代、この広場で歌っていたという。




ビートルズ関連のカフェやバーなども有名ではあるけれど、ここだけ眺めて夫は満足のようだった。
そして、「日本食材店に行こう!」と。現実的である。
買い物をして、それからブレーメンへ移動だ。近いので、電車で1時間ほど。
「どうしてビートルズがハンブルクに?」
「港湾エリアがリバプールを思い出す場所だったんじゃないの?」
などと話しながら、中央駅方面に戻ったのだった。
日本食材店の少し手前に、傘専門店があった。ドイツではなかなかお目にかかれずにいたので、傘好きの私は感動🥹✨✨。
この旅行記よりもそれだけ先に記事にしたので、ご興味がおありの方はそちらをご覧いただきたい。
Ich war vor kurzem in Hamburg.
私は先日ハンブルクに行って来ました。
テキストの過去形の例文を事実として言葉にしてみた。
「うん。だから何?」と夫。
またね、ハンブルク!

ハンブルクの物価は安く、日本食材店では楽しくカゴ一杯買い込んだが、まだ次の日まで旅行は続く。買えるものは限られる。冷凍の納豆や魚介類は我慢我慢😣
しかしおやつに冷凍のお団子🍡を買って、その日に移動した次の目的地ブレーメンでの夜のデザートとしたのだった。

「日暮里の『羽二重団子』が食べたい!」と騒いだブレーメンの夜だった。
次回は翌日のブレーメンの旅日記の予定です。
二泊三日の小旅行なのに、ハンブルクのみで前後編にしたのは、前編冒頭で書いたような理由で、タイトルに
”Nach Hamburg”と書きたかっただけの理由です。
お粗末さまでした🙇♀️
