【無料】ベトナムに住めば安く暮らせる、と思っている人に伝えたい現実観光で見るベトナムと、実際に暮らすベトナムはまったく違う
ベトナムに長く住んでいると、日本の人からよく聞かれることがあります。
「ベトナムって生活費安いんでしょ?」
「日本より全然安く暮らせるんでしょ?」
「月10万円くらいあれば余裕?」
「老後にベトナム移住ってあり?」
「物価安いなら、ビジネスもしやすそうだよね」
こういう話です。
たしかに、ベトナムは日本と比べて安く感じる部分があります。
ローカルのご飯は安い。
バイク移動も安い。
屋台やローカルカフェも安い。
場所を選べば家賃も日本より安い。
ちょっとしたサービスも日本より安く感じることがあります。
だから、旅行で来た人はこう思いやすいです。
「ベトナム、めちゃくちゃ安いじゃん」
「ここなら日本より楽に暮らせそう」
「日本で消耗するくらいなら、ベトナムに住んだ方がいいんじゃないか」
気持ちは分かります。
でも、20年以上ベトナムに関わってきた僕の感覚で言うと、
ベトナムは“安く暮らせる国”ではあるけど、“誰でも安く快適に暮らせる国”ではありません。
ここを勘違いすると、かなり危ないです。
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初めてベトナムに来た時、思ったよりお金がかかることに驚いた
僕自身、初めてベトナムに来た時、正直かなり驚いたことがあります。
それは、
思っていたよりお金がかかる
ということです。
もちろん、物価は安いです。
ローカルの食事。
屋台。
カフェ。
バイク移動。
市場で買う食材。
こういうものは、日本と比べるとかなり安く感じます。
ただ、その一方で、外国人が安心して使えるものは、やはり高いです。
外国人が安心して住める部屋。
日本人でも不安なく使える病院。
清潔で安全なサービス。
日本語や英語が通じる場所。
外国人向けのレストラン。
夜の接待に使える店。
ビジネス相手を連れて行ける店。
こういうものは、普通に高いです。
「ベトナムだから全部安いだろう」
と思って来ると、ここでかなり感覚がズレます。
特にビジネスで来る人は、生活費だけでなく、接待費、移動費、打ち合わせ場所、通訳、ホテル、食事代などもかかります。
ローカルの生活だけを見れば安い。
でも、外国人として安心して動こうとすると高くなる。
これは、ベトナムに来て最初に感じた大きな現実でした。
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ベトナムは安い。でも、快適に暮らそうとすると安くない
ベトナムの生活費は、たしかに安く抑えることができます。
ローカルの食堂で食べる。
ローカルエリアに住む。
移動はバイク中心。
高級スーパーではなく市場を使う。
日本食をあまり食べない。
日本と同じ生活水準を求めない。
こういう生活ができる人なら、かなり安く暮らせます。
でも、日本人が実際にベトナムで暮らすとなると、多くの人は完全なローカル生活にはなりません。
日本食が食べたくなる。
清潔な部屋に住みたくなる。
エアコンは必要。
Wi-Fiも必要。
安全なエリアに住みたい。
病院はちゃんとしたところに行きたい。
子どもがいれば教育費もかかる。
仕事をするなら移動や交際費もかかる。
こうなると、生活費は一気に上がります。
「ローカルの人はこれくらいで暮らしている」
という金額と、
「日本人がストレス少なく暮らす」
という金額は、まったく別です。
ここを一緒に考えると失敗します。
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それでもローカルフードは、圧倒的に強い
ただし、ベトナム生活で本当にありがたいのは、ローカルフードのコスパです。
フォー。
バインミー。
バインセオ。
ブンティットヌン。
コムタム。
フーティウ。
ローカルの屋台飯。
こういう普段食は、やはりかなり強いです。
毎日高級レストランに行く必要はありません。
毎日日本食を食べる必要もありません。
むしろ、ベトナムのローカルフードをうまく生活に取り入れられる人は、かなりコスパよく暮らせます。
フォーを朝に食べる。
昼にバインミーを食べる。
夜にローカル食堂で食べる。
たまに日本食や少し良い店に行く。
こういうバランスを取れる人は強いです。
僕は、ベトナムでビジネスをする人こそ、この感覚を持った方がいいと思っています。
高い店を知っていることも大事です。
接待に使える場所を知っていることも大事です。
外国人が安心して使えるサービスを知っていることも大事です。
でも同時に、ローカルの普段使いを知っていることもめちゃくちゃ大事です。
高い世界と安い世界、どちらも知っている。
接待の店も分かるし、ローカル飯も食べられる。
外国人向けの安心代も分かるし、現地のコスパも分かる。
これをうまく使い分けられてこそ、
真のベトナムビジネスマン
だと思います。
ベトナムでお金を使うところは使う。
でも、無駄に見栄を張らない。
普段の生活ではローカルを活用する。
大事な場面ではちゃんとお金をかける。
このバランスがかなり大事です。
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安いものと高いものの差が大きい
ベトナムは、物価が一律に安い国ではありません。
安いものは本当に安いです。
でも、高いものは普通に高いです。
ローカル飯は安い。
でも日本食は高い。
ローカルカフェは安い。
でもおしゃれなカフェは日本とあまり変わらない。
ローカルアパートは安い。
でも外国人向けの綺麗なコンドミニアムは高い。
ローカル病院は安い。
でも外国人が安心して行けるような病院は高い。
市場で買う食材は安い。
でも輸入品や日本の調味料は高い。
夜のお店も同じです。
ローカル向けの安い場所もありますが、外国人が安心して利用できるような場所、接待で使えるような場所は普通に高いです。
つまり、ベトナムは
安い世界と高い世界が同時に存在している国
です。
旅行者は安い部分を見ます。
でも、実際に住む人、ビジネスで使う人は、高い部分にも必ず触れます。
ここが大きな違いです。
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日本と同じ生活をしようとすると、意外と高くつく
ベトナム移住を考える人の中には、
「日本より物価が安いから生活が楽になる」
と思っている人がいます。
でも、日本と同じような生活をベトナムでしようとすると、思ったより高くつくことがあります。
たとえば、
日本食をよく食べる。
日本の調味料を買う。
日本語対応の病院に行く。
安全で綺麗なコンドミニアムに住む。
Grabを頻繁に使う。
子どもをインターナショナルスクールに入れる。
日本人コミュニティの付き合いがある。
日本に定期的に帰国する。
ビザや滞在関係の手続きがある。
これらが重なると、決して安くありません。
むしろ、人によっては日本よりお金がかかることもあります。
特に家族で住む場合は、単身者とはまったく違います。
夫婦だけなのか。
子どもがいるのか。
学校はどうするのか。
病院はどうするのか。
住むエリアはどこにするのか。
日本との往復はどれくらいあるのか。
これで生活費は大きく変わります。
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観光で楽しい場所が、生活で楽とは限らない
旅行でベトナムに来ると楽しいです。
ご飯は美味しい。
物価は安く感じる。
カフェも多い。
夜も活気がある。
人も明るい。
街にエネルギーがある。
だから、
「ここに住んだら楽しそう」
と思う人も多いです。
でも、観光と生活は違います。
旅行中は、嫌なことがあっても数日で終わります。
暑くても、渋滞しても、言葉が通じなくても、それも旅の思い出になります。
でも、生活になると話は変わります。
毎日の渋滞。
雨季の移動。
騒音。
空気の悪さ。
言葉の壁。
手続きの面倒さ。
約束の感覚の違い。
暑さ。
虫。
停電や設備トラブル。
水回りの問題。
仕事のストレス。
人間関係。
こういうものが日常になります。
旅行なら笑えることも、生活になるとストレスになります。
だから、ベトナム移住を考えるなら、観光で楽しかったという感覚だけで決めない方がいいです。
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ベトナム生活で一番大事なのは、お金より適応力
ベトナムで長く暮らせる人と、すぐに帰る人の違いは、収入だけではありません。
もちろんお金は大事です。
生活費に余裕がある方が楽です。
でも、それ以上に大事なのは適応力です。
日本と違うことを受け入れられるか。
トラブルが起きても怒りすぎないか。
思い通りにいかないことを流せるか。
現地の人との距離感を取れるか。
自分の生活スタイルを調整できるか。
日本の常識だけで判断しないか。
ここがかなり大事です。
ベトナムでは、予定通りにいかないことがあります。
言ったことが伝わっていないこともあります。
昨日と今日で話が変わることもあります。
急に予定が変わることもあります。
そこで毎回イライラしていると、かなり疲れます。
逆に、
「まあ、こういうこともある」
と受け流せる人は強いです。
もちろん、何でも我慢しろという意味ではありません。
言うべきことは言う必要があります。
でも、日本と同じ正確さ、同じスピード、同じサービス、同じ常識を求めすぎると、ベトナム生活はしんどくなります。
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安く暮らせる人と、高くつく人の違い
ベトナムで安く暮らせる人には特徴があります。
ローカル飯が食べられる。
現地の生活に抵抗が少ない。
移動に慣れている。
日本と同じ快適さを求めすぎない。
現地の人と自然に付き合える。
見栄を張らない。
高級エリアにこだわらない。
言葉が少しでも使える。
トラブルを自分で処理できる。
こういう人は、かなり生活費を抑えられます。
逆に高くつく人もいます。
日本食中心。
綺麗なコンドミニアム必須。
移動は全部Grab。
日本語対応のサービスしか使わない。
高級スーパーで買い物する。
トラブル処理を全部人に頼む。
安全や快適さにかなりお金をかける。
日本と同じ生活を求める。
こうなると、生活費はかなり上がります。
つまり、ベトナムで安く暮らせるかどうかは、国の物価だけではなく、自分がどれだけ現地に合わせられるかで決まります。
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ベトナムでお金がかかるのは、生活費より“安心代”
これはかなり大事です。
ベトナムでは、安く済ませようと思えば安くできます。
でも、安心を買おうとすると高くなります。
安全な住居。
信頼できる病院。
ちゃんとした学校。
確実な手続き。
信頼できる通訳。
トラブル時に頼れる人。
品質の良い商品。
正規品。
信用できる業者。
外国人が安心して使える飲食店や接待の場所。
こういうものにはお金がかかります。
つまり、ベトナムで本当に高いのは、単なる生活費ではなく、安心代です。
ローカルの人と同じように暮らせるなら安い。
でも、日本人として安心して暮らそうとすると、そこにはお金がかかります。
ここを理解していないと、
「思ったより高い」
「こんなはずじゃなかった」
となります。
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ベトナムに住むなら、最初から完璧を求めない方がいい
ベトナム生活を始めるなら、最初から完璧を求めない方がいいです。
いきなり理想の家を探す。
いきなり長期契約をする。
いきなり高い家具をそろえる。
いきなり車やバイクを買う。
いきなり大きな事業を始める。
いきなり現地パートナーを信用する。
これは危ないです。
最初は小さく始める方がいいです。
短期で住んでみる。
エリアを変えてみる。
ローカルと外国人向けの生活を比べる。
実際の移動時間を見る。
雨季と乾季を経験する。
病院やスーパーの場所を確認する。
現地の人間関係を少しずつ作る。
ベトナムは、実際に住んでみないと分からないことが多いです。
だから、最初から大きく決めすぎない方がいいです。
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結局、ベトナムは安いのか?
では結局、ベトナムは安いのか。
僕の答えは、
暮らし方による
です。
ローカルに寄せれば安いです。
日本式の快適さを求めれば高くなります。
一人なら安くできます。
家族なら一気に上がります。
若くて身軽なら楽です。
子どもや医療や教育が絡むと現実的な計算が必要です。
短期滞在なら安く感じます。
長期生活なら見えないコストが出てきます。
そして、ビジネスで来るならさらに別です。
生活費だけでなく、接待費、移動費、打ち合わせ、通訳、宿泊、安心して使える店やサービスにお金がかかります。
つまり、
「ベトナム=安い」
ではありません。
正しくは、
ベトナムは、安くも高くも暮らせる国
です。
そして、どちらになるかは、その人の生活スタイルと適応力で大きく変わります。
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最後に
ベトナムは、本当に面白い国です。
街には勢いがあります。
人も温かいです。
若い人たちのエネルギーもあります。
日本では味わえないスピード感があります。
そして、うまく合う人にとっては、とても居心地の良い国です。
でも、
「物価が安いから楽に暮らせる」
「日本より生活費が安いから移住すれば勝ち」
「ベトナムなら何とかなる」
という感覚だけで来ると、思ったより苦労すると思います。
ベトナムで大事なのは、安さよりも現地への適応力です。
日本と同じ快適さを求めるなら、それなりにお金がかかる。
ローカルに寄せられるなら、安く暮らすこともできる。
ただし、安さだけを追いかけると、安心や快適さを失うこともある。
僕自身、最初にベトナムへ来た時、
「物価は安いのに、外国人として安心して動くと意外とお金がかかる」
という現実に驚きました。
でも同時に、ローカルフードや現地の生活をうまく取り入れることで、ベトナムの本当の強さも見えてきました。
高いところは高い。
安いところは安い。
使うところには使う。
抜くところは抜く。
この感覚を身につけることが、ベトナムで長くやっていく上でとても大事です。
ベトナムは、甘く見なければ本当に面白い国です。
そして、自分の暮らし方を柔軟に変えられる人にとっては、
日本では得られない自由やチャンスを感じられる場所だと思います。
