スイスポ整備に学ぶ、“エアブローの一手間”がブランド価値を守る
高西のつぶやきも、X (Twitter)で気まぐれ更新中。
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今日は朝から快晴だった。空の様子を見て、ふと「梅雨が明けたのかもしれない」と思った。もっとも、晴れていようが雨が降っていようが、どっちもよい。
本日の最初の作業は、スイフトスポーツ。県外からの来店で、ECU書き換えに合わせてスパークプラグ交換、ATFの圧送交換というメニューだった。県外からの来店というだけでもありがたい話だが、こうした「日帰りチューニング」に応えるには、それなりの準備とスピード感、そしてアドリブ力が問われる。
まずはスパークプラグ交換。言わずと知れた整備の基本中の基本だ。とはいえ「基本」=「簡単」というわけではない。最近の車はエンジンレイアウトが複雑で、特にV型エンジンやコンパクトなエンジンルームの車両では、補機類を外さなければプラグへアクセスできないケースが多い。
また、近年の若手メカニックの中には「プラグを外したことがない」という者も実際にいる。これはイリジウムや白金プラグのように長寿命な部品が一般化した結果でもあるし、車検時の点検項目からも外れてしまうことで、現場での「経験」が積みにくくなっているからだろう。
だからこそ、あらためて言っておきたい。プラグ交換は整備士の基礎である。
ひとつだけアドバイスをするなら、「イグニッションコイルを外す前に、必ずエアブローをすること」。些細なように思えるが、これを怠ると、プラグを抜いた瞬間にヘッドカバーに溜まった砂埃や異物が燃焼室に落ちてしまう。最悪の場合、エンジンブローに繋がりかねない。



こうした現場でしか得られない知識や対策を、私は毎週土曜日にnoteで有料記事として公開している。
経験の浅い整備士はもちろん、ある程度キャリアのある者にも役立つ内容を意識している。
もし、「記事代が高い」と感じるのであれば、エンジンブローによる修理費用や、信用を失うリスクと比較してみて欲しい。
自分のためにも、そしてお客さまのためにも、990円で得られる安心は決して高くはないはずだ。
続いて、ATFの圧送交換に移る。弊社ではATF交換用にZC33S専用アダプターを自社で設計・製作しており、圧送交換が可能となっている。
作業は順調に進んでいたが、ここでトラブルを発見した。
オーバーフロープラグが舐めていたのだ。
このプラグを外さなければ油量の調整ができない。しかし、頭が潰れかけており、緩めるのも一苦労。
さらに新品部品の在庫はなく、取り寄せには明日までかかるという。オーナーは日帰りでの予定で来店している。普通ならここで「今日の作業は不可」となるだろうが、高西は違う。
最終的には、臨機応変な対応で無事に作業を完了させ、予定通り納車することができた。詳細な対応内容については、また別の機会にあらためて紹介したい。
「アドリブ力」が大きな鍵を握っている。

弊社には、北海道から沖縄まで全国からお客様が訪れる。多くが日帰りでの作業を希望される。
時間と品質、その両方を成立させるには、整備力だけでなく、柔軟な判断力と想像力、そして瞬発的な決断が求められる。
それができるからこそ、全国から信頼を得られているのだと思っている。
いつも温かいチップ感謝してます。
高西に話しかけたいことがあれば、コメント欄へどうぞ。
