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🌱なおはるnote 第517話 私立大学4割削減(2040年までに)

上記の方針が今、示されている。
18歳人口が激減する中、定員割れの
赤字の大学に血税を投入するのは無駄——
という考えだろう。

マクロの視点から見れば、確かに正論だ。
しかし、目先の補助金削減だけを見て、
国家が巨大な損失を被るようなことが
あってはならない。現在の議論には、
その視点が欠落している。

北極の氷がじわじわと溶けるさまを
想像してほしい。
白熊は「まだ立っていられる」と思っている。

今の日本の若者が置かれているのは、
まさにその状態だ。AIはこれから10年で、
ホワイトカラーの仕事を真っ先に、
しかも確実に消していく。

白熊の足元から氷が溶けてなくなるように
若者からホワイトカラーの求人はなくなる。
信じられないほど優秀な人材でなければ、
その椅子はない。

この現実を直視せず、不満を言いながら
授業に出たり出なかったりする学生は、
本当に大変なことになる。

20歳前後の貴重な時間は絶対に戻らない。
そんな大切な時間を浪費させる教育現場は、
若者への犯罪に等しい。


私の家の近所には、まさにそんな
Fラン私立大学がある。
だがそのおかげで、
安いたこ焼き屋がある。
10個で300円だ。
表面はふわふわ、中身とろとろ
いわゆる "ふわとろ" だ。
これが美味い。

学生たちが毎日飛ぶように買っていく。

ところが大学からほんのちょっと離れた
イオンのフードコートでは、
8個で800円だ。
都会と田舎の差ではない。
大学があるかどうかで、
売価がそれだけ変わる。

近所にはネパール人が経営する
カレー屋もある。ナンお代わり自由、
ラッシー付きで750円。
腹が破裂するほど満腹になる。

もしこの大学がなくなれば、
価格は大きく跳ね上がる可能性が高い。
ファミリーレストランで似たランチを
頼めば1500円だからだ。

大学は単なる学校ではない。
地域経済を根底から支える、
最大級のインフラなのだ。

廃校にすれば補助金は節約できる。
だがその周辺から本来得られていた税収を、
行政は自ら手放すことになる。


だから私は、Fラン大学を廃校にしては
いけないと考える。
むしろ「大学」という看板を捨てさせ、
工業高校・専門学校・高専と
本気で競わせるべきだ。

地域を支える保育士、介護士、
建設、農業従事者など ーー
AIが最も苦手とする職種の人材を、
育てるのだ。

それができれば、
地方のFラン大学は地域に
なくてはならない存在に変わる。
逆にそうなってもらわなければ、
明日の日本はない。

では本当に切るべきはどこか。
私は、トップでもFランでもない、
都市部の「中間的な大学」だと思っている。
これらの大学がやっていることは、
ホワイトカラーの量産だ。

しかしその仕事は、この先10年で
AIによって消える。厄介なのは、
誰も手を抜いていないことだ。
大学は必死に学生を集め、
教員は真剣に教え、
学生は真面目に通う。

その誠実さが、出口のない
ベルトコンベアを動かし続けている。
若者もその両親も、血税も注ぎ込まれる。
だが卒業生に活躍の場がない。
関わる全員を不幸にする構造だ。

ボクシングで例えるなら、
リングの外から、タオルを投げて
強制終了してやらなければ
この全員不幸の構造は終わらない。

若者が就くべき仕事は東京にはない。
これまでは確かに仕事は東京にしかなかった。
状況が変わったんだよ。

地方大学の役割は、AIに代替されにくい
現場と人材をつなぐことだ。
そしてその現場は地元にある
と言う事だ。

だから切るべきは東京の
中途半端な大学であって、
地方の大学ではない。
財務省よ、切る大学を間違えるな。

とは言え——私の近所の大学だけは
残してほしいんだけどね。(笑)

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